2019年1月19日土曜日

『Newton』 ビーガン

事情により間が空きましたが、今日からブログ再開です。
『Newton』特集の記事、今回はビーガンです。

厳格な菜食主義者のことをビーガンといったりします。ビーガンにもいくつかの段階があるようですが、動物性食品は一切食べないことを基本とします。

ビーガンにはビーガンなりの持論があり、そこに口を挟もうとは思いません。
記事では、動物性食品にしか含まれないビタミンB12が欠乏する恐れを指摘しています。

が、分子栄養学の立場から見ると、むしろタンパク不足が必至となることの方が問題です。

一般に、卵、肉、魚、大豆製品、牛乳・乳製品のことを5大タンパク食品といいます。
それ以外の野菜、果物、穀物などにもタンパク質は含まれますが、まとまった量を摂ろうと思えば、やはり5大食品のウエイトは大きくなります。

その5大食品の内、大豆食品を除いた4つは動物性です。ビーガンでも十分なタンパク質を摂ろうと思えば、大豆食品のウエイトが限りなく高くなります。

実際には、豆腐や納豆、煮豆、枝豆、油揚げ、湯葉、きな粉 etc. ばかり毎日食べていたのでは飽きてしまいます。
また、大豆に含まれるポリフェノール類のイソフラボンはさまざまなプラス効果が期待できますが、過剰に摂りすぎるとマイナス効果(乳がんのリスクなど)になる懸念があります。

5大食品をバランスよく食べることによって、十分なタンパク質を無理なく摂取することが可能になります。
分子栄養学のコアであるメガタンパクの基本です。

2019年1月8日火曜日

『Newton』糖質制限

さっそく『Newton』2018年12月号の特集「最新科学にもとづく食と健康の正しい知識」から。

まずはこれ。

糖質制限については、東京での講習や加盟店向けの原稿、このブログでも取り上げました。

『Newton』での結論を見ると 

まさにその通りだと、私も考えます。
ただ、「長期的なリスク」については、糖質制限そのもののに潜むリスクというよりは、糖質制限を見よう見まねでやってしまうリスクだと考えます。

糖質を大幅に減らした場合に、それを補うカロリー(エネルギー)がなければいけません。そうでなければエネルギー代謝が滞り、全般的に代謝、免疫が低下してしまいます。
おそらく、そのワナに陥って体調が悪くなり、失敗する例が多いのではないかと推測しています。

糖質制限をおこなうにしても、カロリーを補うタンパク質と脂質のことを十分に勉強してから実践に移す必要があります。
また、従来の糖質(炭水化物)主体の食事に比べると、多少は予算が掛かることも知っておかなければいけません。


さて、注目すべきは2枚目の写真の右下、糖質の割合と死亡リスクの関連を表したグラフです。
「糖質50~55%のときに最も死亡率が低い」という記述です。

日本人の場合、平均でエネルギー源の約60%を糖質から摂取しています。
これを糖質制限では、ゆるやかなものでも40%以下、厳しいものだと15%以下に糖質をセーブします。

糖質50~55%は、糖質制限と言えるレベルの糖質オフではなく、「糖質ほんの少し控え目」といったところでしょうか。「少し控えた」分は、良質なタンパク質と脂質で補います。
おそらく私も、これに近い食生活を実践しています。

がんや糖尿病の食事療法として糖質制限を導入するのであれば、50~55%ではまったく不十分です。専門的な勉強をして、腹をくくって取り掛かる必要があるでしょう。
が、予防目的であれば、無理なくストレスなく続けられる糖質50~55%は最適かもしれません。

2019年1月4日金曜日

すこやかな一年を


今年も、わかりやすく、実践できる、健康に役立つ話をお伝えします。



年末年始は、犬との外出をのぞいて、ほとんどを自宅で過ごしました。のんびりタイムの合い間合い間に本を読み漁りました。
書籍はこういったもの。

雑誌もまた、ジャンルはバラバラです。

このなかでブログで書けそうなものは、真ん中の『NEWTON』くらいです。
特集「最新科学にもとづく食と健康の正しい知識」には十数項目のトピックが掲載されていました。
次回から、そのうちの約半分について、所見をまじえて簡潔に説明します。