2018年12月21日金曜日

一杯の珈琲

沖縄もだんだん寒くなってきました。
こんなときは一杯のコーヒーが一段と体を温めます。
そのコーヒーですが、「体によい」「いや、よくない」と、とかく意見が2分する嗜好品の一つです。果たして、どちらなのでしょうか。

これまでの欧米やアジアの研究では、コーヒーの摂取量と死亡率の間に逆相関関係があることが分かっていました。ただ、1日に飲む量が多い人にも有益なのかどうかは明らかではありませんでした。
そこで、米国立衛生研究所が、英国在住で40歳以上の成人約50万人の健康情報を入手し、コーヒーの摂取量と死亡率の関係をあらためて検討しました。

その結果、レギュラーコーヒーを1日6~7杯飲む人では総死亡率が24%低下、8杯以上では26%低下していることが判明しました。

コーヒーの摂取量が、がん死亡、心血管(心疾患)死亡のリスクと逆相関することが示されたことになります。
インスタントやデカフェの場合は、やや効果は限定的のようです。

そのような効果を生んでいるのは、コーヒーに含まれるポリフェノール類の一つ、クロロゲン酸です。クロロゲン酸は強い抗酸化作用を持ち、血中LDLコレステロールが活性酸素の攻撃にさらされるのを防ぎます。
このことから、クロロゲン酸が動脈硬化の予防につながる、と考えられます。

ポリフェノール類には、アントシアニン(赤ワイン)、カテキン(緑茶)、イソフラボン(大豆)、ケルセチン(玉ねぎ)、クルクミン(ウコン)などがありますが、日本人が1日に摂取する総ポリフェノールの約半分はコーヒー(クロロゲン酸)から摂っているという調査結果もあります。

コーヒーの予防効果も意外と侮れませんが、もちろんカフェインの摂りすぎも考えものです。
1日5~6杯、あるいはそれ以上飲み続けていると、頭痛、集中力低下、疲労感、軽いうつ症状が現れることがあります。
1日2~3杯くらいがよいかもしれません。

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