2018年8月23日木曜日

サプリメントにはこだわりを持って

下は、少し前の雑誌記事です。

健康意識の高まりのなか、週刊誌でも「危ない国産食品はこれだ!」といったテーマと並んで、サプリメントもしばしば取り上げられます。
けれども、サプリの良し悪しを自分で判断するのは非常に難しいのではないでしょうか。先週行った研修の受講生も、同じようなことを言っていました。



さて、次の話は、5月に実施した分子栄養学講習(於東京)でのこと。
「鉄」のサプリに関する講義でのひとコマです。

鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があり、吸収率が高いのはヘム鉄の方。したがって、サプリメントで補給する場合も、ヘム鉄のものを選ぶのがベター。
ところがヘム鉄のサプリメントは、品数豊富なはずの外国製は無いに等しく、国産もきわめて少ない。

その国産ヘム鉄も、『ヘム鉄』という商品名こそ与えられているが、含まれているヘム鉄はほんの少し。残りほとんどが非ヘム鉄という『なんちゃってヘム鉄』のサプリメントが横行している」という話をしました。

具体的には、こういうことです。
「ヘム鉄含有」「鉄10mg(1日あたり)」の2つの表記を見ると、多くの人は「ヘム鉄10mg含有」だと思ってしまいますが、必ずしもそうとは限りません。ヘム鉄1mg、非ヘム鉄9mgかもしれません。
これを板書して説明していたら、まさにそのようなサプリメントを見せてくれた方がいました。
その商品がコレです。

ほとんど話した内容通りのものです。


「まさか」とは思いましたが、念のため問い合わせてみました。

それに対する回答がこちら。
「ヘム鉄として500mg、そのうち鉄として10mg」の箇所がわかりずらかったので、さらに電話で尋ねてみました。
すると、ヘム鉄として500mgと書いてある「ヘム鉄」には、鉄を結合するヘムという分子、つまりタンパク質を含むということでした。

電話したついでに原材料も聞いてみました。ヘム鉄サプリには多く場合、豚の赤血球を用います
DHCのヘム鉄も、やはりそうでした。
どうしてこんなに安く(税込486円)販売できるのか不思議でなりませんが、一応これで解決です。

大手サプリメントメーカーや製薬会社のほとんどは、どんな質問にも丁寧に答えてくれます。

例えば、それぞれのサプリメントには吸収率が高まるタイミングがあります。しかしサプリメントの場合、薬品とは違って「食後に」「食前に」といった表記が法的にできません。
それでも個別に問い合わせれば、しっかりと回答をもらうことができます。

何より大事な健康のため、摂取するものは疑問点を残さず徹底的に調べることをお薦めします。
とはいえ、何を質問するのかも難しいかもしれません。
そこで、数回にわたってサプリメントの選び方、摂取するときのポイントなどについて書いてみます。

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