2018年6月15日金曜日

怪しげなロジック

少し前の週刊誌に掲載されていた記事です。

これについての補足は後日のブログで書くとして(忘れなければ)、今回は別の組み合わせについて、個人的な意見を書いてみます。

「あつあつご飯と生卵の組み合わせ」はよくない、ということを2~3か月前にテレビ番組で取り上げていました。
もちろん答えは となるわけです。

数々の著書で有名な医学博士の白澤卓二氏が解説していました。
「納豆には血栓を溶解させるナットウキナーゼという酵素が含まれる。ただ酵素は熱に弱く、おおむね70℃くらいで活性が弱くなる。あつあつご飯は80℃前後なので、混ぜて食べるとナットウキナーゼの恩恵を受けられなくなる」。
(一言一句同じではありません。だいたいこのような内容のことを話していました)

ん?

ということは、80℃のご飯に混ぜると納豆も80℃くらいまで上昇する、ということか?

であれば、42℃の湯船につかっていたら、その人の体温も42℃に!?

そうであれば、がん患者さんは1回お風呂に入ればガン細胞が消える(ガン細胞は42℃以上で死滅すると言われています)ということになってしまいます。

そんなワケないですよね。

ちなみに琉球温熱療法の施療は、温熱器72℃を標準として1時間前後熱入れし、温熱ベッドや温熱ドームとの相乗効果で体を温めますが、施療前と施療後の体温差は平均で1.0℃前後です。
(相当な個人差がありますが、2.0℃上昇することは滅多にありません)
人体の場合は、体温が一定以上に上がると防御反応で発汗して放熱します。同列には論じられませんが、熱の拡散(移動)とはこの程度のものなのです。

そもそも炊飯ジャーから出したご飯は、その瞬間から冷め始めます。一方、冷蔵庫から出したばかりの納豆は10℃以下、もしくは10数度だと考えられます。
その納豆がご飯と混ぜて70℃以上まで一気に上昇する。これはもうナンセンスとしか言いようがありません。

むしろ、

酵素は37℃から45℃の間でもっとも活動すると言われています。あつあつご飯と混ぜることによって納豆の温度が多少上がり、あわよくば37℃まで上昇してナットウキナーゼの酵素活性がアップすれば儲けものです。
けれども、37℃までも上がらないと私は思います。確かめたわけではありませんが。

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