2018年5月1日火曜日

汗でデトックス?

先日見掛けた記事です。

汗は、果たして毒出しの効果があるのか。
この記事に関する、私の見解は

当らずとも遠からず といった所でしょうか。

体から排出する老廃物の手段とおおよその割合は以下の通りです。

便     75%
尿     20%
汗      3%
髪・爪     2%

汗が3%とは、かなり少ないような印象です。
ただし、75%を占める便に含まれる老廃物は、食事から発生した未消化物や大腸内の悪玉菌など。つまり、腸から吸収されて一度も血液中に入っていないものがほとんどです。
これを同列に扱って尿や汗のパーセンテージを出す、ということ自体が少し無理があるかもしれません。仮に、便を除いた3つで百分率に直すと、汗は12%ということになります。

いずれにしても、相対的には少ないようです。なぜこのレベルに留まるのかというと、
汗の成分の99%は水分だからです。
残りの1%の7割前後は、塩分(塩化ナトリウム)やカルシウム、マグネシウム、亜鉛、重炭酸イオンなどのミネラルや電解質です。


残りの残り。おそらく全体の0.3%以下が老廃物ということになります。が、これも添加物や薬物、水銀などの有害ミネラルといった外部から侵入してきたものではありません。乳酸や尿酸など、エネルギー代謝の際に体内で発生した老廃物がほとんどです。
写真の記事に、「普段の食生活で体内に取り込む汚染物質のうち、汗で出る量は0,02%に過ぎません」と書いてあるのは、そういうことでしょう。

では、そもそも汗の役割は何でしょうか?

汗のもっとも重要な役割は体温調整です。
体温が一定以上に上昇しようとしたときに、発汗によって36,5℃付近まで戻すことです。恒常性(ホメオスタシス)の一環といえます。
この機能を備えていなければ、熱が籠って生命の危機に陥ります。

温熱療法で大量に汗が出ているということは、しっかり体が温まって深部体温が上がろうとしている証左です。
体の芯まで冷えている人の場合、1~2回目ではほとんど汗が出ないことがあります。それは、体温調整が必要なほど体が温かくないことを意味します。

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