2018年4月27日金曜日

貧血

一昨日のNHK「ガッテン」で貧血を取り上げていました。
貧血は一般に考えられている立ちくらみの症状に限定されたものではなく、なんとなくだるい、疲れがとれない、集中力が出ない、肩こり、肌荒れ、爪の異常など、あらゆる症状を引き起こすことを解説していました。
わかりやすい内容の番組でした。

貧血の原因として意外だと思われているのが、手足が受ける強い衝撃。衝撃によって赤血球が少しずつ壊れて、中の鉄(ヘモグロビン)が流れ出してしまいます。

番組では帝京大学ラグビー部を例にとっていましたが、ラグビーほど激しくなくても体操、走り幅跳び、バレー、バスケットなど、ジャンプ(着地)をともなう競技は衝撃による貧血が日常的に起こり得ます。

中高生の運動部や大学体育会に所属する女性部員には、このケースで貧血に悩んでいる人が多いと聞きます。顧問の先生が勉強さえしていれば解決できる問題なのですが。

貧血をさらに深く、もっと広く学習したい方にお薦めするのが、この本。
帯で出版社が隠れていますが、光文社新書です。

番組で扱った「衝撃」についても、第九章「アスリートと貧血」に詳しく書かれています。帝京大学ラグビー部のことも。
この本を参考に番組をプロデュースしたのかもしれません。

興味のある方はGWに一読してみては。

鉄に関しての基本的な知識は過去ブログで

2018年4月22日日曜日

残留農薬

イチゴが旬の季節です。
もっとも甘く、もっとも安い、夏のマンゴーと並んでフルーツ的には一番いい時期かもしれません。
最近は沖縄でもハウス栽培でイチゴが収穫されているようです。ただ生産量が少ないため、スーパーで購入するのは九州産のものがほとんどです。
九州産といえば、福岡県不動のブランド「あまおう」を真っ先に選んでいましたが、去年からは復興への願いを込めて熊本産のイチゴを意識して選んでいます。


そんなイチゴのシーズンに水を指すような記事を見つけました。
ホントに記事の通りなのかは分かりませんが、相応に農薬が残っているのは間違いないようです。


そうであれば、多少でも除去したいものです。
いくつかあるアイテムのなかで、お手頃なのはコチラ。
ホタテの貝殻を焼成して粉砕、パウダー状にしたものです。どういう原理かは知りませんが、これが農薬を吸着するようなのです。
ボウルに水を溜めてパッとひとふり、数分浸すだけです。果物、野菜以外にも米の農薬除去にも威力を発揮します。

2018年4月17日火曜日

うれしい悲鳴!

東京での分子栄養学講習が約1ヶ月後に迫ってきました。
今回で4回目。内容も、基礎固めの段階から、だんだんと実践的、応用的なレベルに移行しつつあります。
と、そこに・・・

最近アシスタント研修を終えたばかりの、いずれも新しく若い方3名から、「自分も受講したい」との申し出が。

こんなに嬉しいことはありません。未来の琉球温熱を担ってくれるであろう人たちが、積極的に勉強したいと言ってきたのですから。

ただ・・・

この講習は積み上げ式で続けているので、まったく白紙状態の人がいきなり参加するというのは、かなり無理があります。せっかく受講しても、ちんぷんかんぷんのまま終わったのでは申し訳ないし。

それでも、溢れんばかりの意欲と向上心は受け止めたい。また、首都圏エリアにおける昨年からのいい流れに棹さして、さらに盛り上げたい気持ちもあります。

そこで・・・

急きょ予定より1日早く上京して、3人のための予備講習を行うことにしました。
そのあとの講習を何とか7割くらい理解できることを目標とした、応急的な内容です。

こういう講習は、もちろんはじめてです。20日からの本講習よりも難しいような気がしますが、決めたことなのでチャレンジしてみましょう!

ここからの1カ月間は、本講習と予備講習とを並行しての準備です。

2018年4月13日金曜日

10万kmの臓器③

毛細血管の話をもう少し。
2週間ほど前、たまたまNHKでゴースト血管を取り上げた番組を放映していました。
毛細血管の劣化が進むと、まずは外側を取り囲む壁細胞が剥がれ、そして内側の内皮細胞の隙間から血液成分が漏れてしまいます。
こうなってくると毛細血管の役目を果たさなくなり、やがてゴースト化します。
毛細血管のゴースト化が引き起こす疾患は、認知症をはじめ、骨粗しょう症、肝機能、腎機能低下など、さまざまです。
なかでも、認知症は見過ごせません。近年、介護が必要となった原因として、脳卒中を抜いて認知症がトップになっています。
認知症のリスク要因として、大脳の白質病変というものが注目されています。白質病変は脳の虚血性変化、簡単に言えば血の巡りが悪くなることで発生します。
裏を返せば、毛細血管のゴースト化を防ぐことで、認知症も予防できるということです。

丈夫でしなやかな血管を維持するために、たんぱく質を十分に摂り、ビタミンCもたっぷり入れます(血管壁の材料であるⅠ型コラーゲンの生成に必要です)。
そこに血液をしっかり流さなければいけません。日頃から体を温めるのが一番です。
ビタミンEイチョウ葉エキスが、その助っ人として働きます。

2018年4月8日日曜日

10万kmの臓器②

各地で寒の戻りになっているようです。こんなときこそ温熱療法でしっかり温めて、毛細血管をしっかり拡げたいものです。

毛細血管は総延長10万kmとは言いますが、その人の血流の良し悪しで増えたり減ったりします。
筋肉や脳も鍛えなければ衰えるのと同様に、毛細血管もそこにしっかり血液を流してあげなければ、「オラ、あまり使われていないようだから、サボろ~」となって劣化していくわけです。

医療機関等で、爪の生え際の毛細血管を観察出来るスコープがあります。 

血流がよい毛細血管の場合は、1本1本がピンと立って形状がハッキリしています。
血流が悪い毛細血管の場合は、次第に原形をとどめなくなり、
この状態が続くと やがて脱落し、消えてなくなります。


このことを毛細血管のゴースト化というそうです。ゴースト化が進むと細胞への酸素、栄養の供給が滞ります。そういった細胞は生き続けることができなくなります。
毛細血管の減少とともに、細胞もまた数が減少します。
すると、時間を掛けて健康レベルが低下していきます。

それだけ血流は重要です。温熱療法で血管を広げて血流を促進する大切さは、まさにここにあります。
栄養学的には、血管の材料であるタンパク質、血管壁に存在するコラーゲンの生成に欠かせないビタミンCを十分に摂取しなければいけません。
血管を広げるビタミンE脳の場合はイチョウ葉エキスも有効です。

生活習慣でいえば、ストレスは大敵です。交感神経優位の状態では、毛細血管は収縮して血流は悪くなります。
忙しいさなかにも、合い間合い間に緊張を緩める時間を持ちたいものです。とくに夜は、心身ともにリラックスして眠りにつくことが大切です。もちろん運動や入浴も必要です。

毛細血管のゴースト化が起きても、そこから血流と栄養状態が好転すれば毛細血管は復活します。これを読んだ今から、地球2周半分の毛細血管を大事にしましょう。

2018年4月3日火曜日

10万kmの臓器

上の写真は、マイカーの走行メーター。新車3台目にして初めての10万km到達です。
10万kmというと、だいたい地球2周半分です。じっさいには地球の裏側にさえ行ったことはありませんが、前半は九州、後半は沖縄本島という限られたエリア内の運転で、それだけ走行したことになります。
そういえば昔のメーターだとゼロに戻ったので、還暦を迎えたような気分が味わえたのですが、今は普通に6桁に突入してしまいます(残念!)。

メーターの話はそこまで。
生理学の世界で10万kmと聞いてピンと頭に浮かぶ人は、かなり勉強されている方です。
人体で総延長10万kmもの長さを持つ、ある物とは・・・

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毛細血管です。血管には大動脈(静脈)、中動脈(静脈)、小動脈(静脈)、細動脈(静脈)とさまざまな血管が存在しますが、総延長の99%を占めるのは、ごく微細な毛細血管です。
毛細血管は、その外径が10ミクロン(0.01mm)、内径はわずか5ミクロン(0.005mm)。その中を赤血球などが流れて、体の隅々の細胞まで酸素や栄養を届けます。

全身のどの細胞も、毛細血管から30ミクロン(0.03mm)以内に存在しています。近くの毛細血管から流れてきた血液から酸素や栄養を受け取り、逆に二酸化炭素や老廃物を渡します。
細胞は、その生存自体を毛細血管に依存しているといっても過言ではありません。

毛細血管は全身に張り巡らされているので、脳や肝臓、腎臓といった主要な臓器でも大切な役割を果たします。

臓器のなかで、もっとも血流の多いのが脳です。脳は酸素消費量が多く、血液の約15%を必要とします。日中活動している間はもちろんのこと、寝ている間にも記憶を司る海馬に記憶を定着させるなど、脳は24時間フル回転です。
それが潤滑にいくかどうかは毛細血管の血流次第です。

肝臓も、解毒作用など肝機能を促進するために血液を送ると同時に、その機能を担当する細胞に栄養を送って肝臓の働きを支えています。
腎臓には糸球体という毛細血管のかたまりがあり、ここで血液はろ過されて尿がつくられます。ここで毛細血管が丈夫でないと、老廃物はろ過されず体内に残ってしまいます。

毛細血管は、各臓器の機能を果たすところと、それを支えるところで働いています。
(つづく)