2017年12月22日金曜日

トマトと卵

こんにちは。前回の「香港に学べ」のつづきです。
香港では医食同源の好例としてスープが健康の知恵だという考えが根付いています。昼夜の食事で、気候や体調に合わせた温かいスープを多くの人が飲みます。
なかでもトマトと卵のチキンスープは、香港家庭料理の定番です。中医学では鶏が胃腸を温め、疲労回復にも有効とされていて、スープの素材にはチキンがよく使われます。

ところで、なぜトマトと卵なのでしょうか。
この組み合わせは香港、というよりは中国の食文化では日常的なようです。
中国家庭料理の定番中の定番でトマトと卵の炒め物があります。
中国語では西紅柿炒鶏蛋と書きます。西紅柿がトマト、鶏蛋が卵です。
そういえば上海出張のとき、ホテルのモーニングでは必ず大皿に盛られていました。

このトマトと卵の炒め物、調理が簡単で栄養価が高いということで人気があります。
卵のことはブログで何回も書いているので、ここでは省略します。
トマトといえばビタミンCやカリウムを豊富に含むことで知られていますが、注目度が高いのはカロテノイドの仲間であるリコピンです。リコピンは、抗酸化作用や抗がん作用があるファイトケミカルの1種です。

リコピンは、もっとも抗酸化力の強いカロテノイドといわれ、トマト以外ではスイカ、赤ピーマン、紅芋などに含まれます。リコピンはまた、前立腺がんや膀胱がん、卵巣がん、肺がんの予防に有効であることが分かっています。
リコピンは脂溶性であるため、油と一緒に取ると吸収率が高まります。また、加熱によっても吸収率が上がります。
こうなってくると、トマトと卵の炒め物が如何に理にかなった料理なのかが理解できます。

蛇足になりますが、我が家の定番料理にはトマトとエビの玉子丼があります。

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