2017年11月17日金曜日

血液検査表と分子栄養学

おはようございます。
先週の「週刊ポスト」の記事です。

医療、なかでも検査技術が日々進化しているのは紛れもない事実のようです。
記事には、わずか50ccの血液から5種類のがんを約90%の確率で診断することに成功した、と書いてあります。従来の腫瘍マーカーを使った検査の的中率は25~50%にとどまるため大きな進歩です。
将来的には8~10種類のがんを判別できる見通しだとか。

がん検診については、見逃しの多さや放射線被曝、過剰診断(がん患者にされてしまう)などのデメリットから、私は受けようとは思いません。
が、この検査法が確立すれば、一度は試してみる価値ありかもしれません。そうであっても、がんに罹らないように日頃から予防に努めることが大切なのは変わりません。


同じ「血液検査で分かる~」でも、話が少し変わります。
血液検査表の数値からタンパク質主要ビタミンC、E、B6など)の過不足を読み取る方法があります。
これは医療関係者が見る通常の読み方とはまるで異なります。したがって、一般的に認知されたエビデンス(科学的根拠)のあるものではありません。分子栄養学を診療に取り入れている医師たちが、数千、数万の症例に基づいて、経験的に構築してきたものです。

例えば、写真にあるAST、ALT、γ-GTP、アルブミン、LDL、HDLといった検査項目。これらは、元々は肝機能や脂質代謝異常を推定するためのものです。これをまったく別のアプローチから読んで、タンパク質の過不足を推定するのです。
本来の目的とは違うことを読み取ろうとするのですから、一筋縄ではいきません。が、数多く読んでいると、さまざまなことが見えてきて面白くなります。

これを、19~20日に開催する栄養学集中講習・実践編(東京)の2日目で行います。
私にとっても初めてのチャレンジ。3年来やりたかったことです。待ち望んでいた加盟店の方もいると聞いています。
1週間後にブログで報告します。

2017年11月12日日曜日

卵+青のりレシピ

おはようございます。前回と同様、今回も蔵出し記事で卵の話です。下は、かなり前の新聞記事です。
「卵はコレステロールの上昇とは関係ない」ということが浸透しつつあるのか、卵料理のバリエーションが増えてきたのはよいことです。毎日同じものばかりだと飽きてしまいますからね。

こんな本も出版されています。
結構売れているようです。
世界一美味しい煮卵の作り方。もう書きたくて仕方ありませんが、販売を邪魔してしまうので、皆さん書店で手に取ってみてください。

私はというと、違うものを作ってみました。
作ってはみたものの、例によって見栄えが悪すぎたので、別の写真を載せました。
自慢の”お好み焼き”くらいしか使わない青のりを何とかしようということで、[ 青のり レシピ ]で検索したら出てきたものです。
めんつゆを一緒に混ぜて、焼きあげます。

簡単なのはもちろん、栄養価もなかなかです。
卵については、もう説明しなくてもよいでしょう。
しらすは、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、それにEPA・DHAが豊富です。
カルシウム、マグネシウム、ビタミンDの組み合わせは、骨を丈夫にするのに適しています。

では、青のりはというと・・・

同じくカルシウムとマグネシウムが含まれますが、マグネシウムがカルシウムの2倍摂れるのがポイントです。
が多いのも青のりの特長。100gあたり75mgの鉄が含まれます。
変わったところではビタミンB12。ビタミンB12は動物性食品にしかないというイメージが強いのですが、例外的に海苔類にはたっぷり含まれます。

2017年11月7日火曜日

卵でダイエット

おはようございます。
このブログ、なんとかかんとか3年半続いていますが、研修中など多忙につき書いているヒマがないときもあります。じつは、そういうときのために2~3くらいは記事のストックがあります。
が、ストックしていることをを忘れて、そのまま寝かしてしまうこともしばしば。ちょうど今、講習準備追い込みのため書き下ろす時間が取れませんので、そのうちの一つ、4か月前に書いた記事を蔵出しします。

『日経ヘルス』7月号の表紙です。
中ほど右側に注目してください。
「朝2個のたまごでやせる」と気になる一言が。

その根拠は、以下に記しています。
注目したのは、上の記事中の「生物価」「DIAAS」。聞きなれない言葉です。
生物価とは、吸収されたタンパク質量に対して、体に保持された量の比を百分率であらわしたもの。上の表中にある「利用率」ということです。

DIAASは、「消化必須アミノ酸スコア」の略。
プロテインスコアのことは、かなり以前に書きました。

プロテインスコアはあくまでもアミノ酸量だけを評価したスコアですが、DIAASは消化吸収率も考慮したスコアです。
DIAASでは、100(1.0)を越えた場合には100とせず、そのままの値を用います。上の 1.3 がそれに当ります。
卵のプロテインスコアでも、じっさいにはメチオニンなどは100を大きく超えています。0.3分は、多分そのあたりではないでしょうか。

生物価とDIAAS、今後勉強してみる価値がありそうです。

いずれにしても、卵は吸収したあとを考慮しても秀逸ということになります。
ただし、朝、卵を食べるのであれば、半熟卵かスクランブルエッグがお薦めです。理由は次の通りです。

卵は優秀なタンパク源ではありますが、炭水化物と比べて消化に難がある、という一面も持ち合わせています。
朝は胃腸など消化器系が十分に動き出していない可能性があります。起きてから胃腸がしっかり働くには1~2時間掛かると言われています。
早起きの人は問題ありませんが、そうでない人が朝食で卵をたべると消化不良になるかもしれません。タンパク質が消化不良になると・・・・・ そうです。未分化タンパクが発生します。

未分化タンパクの発生を最小限にするには、消化率が高く、胃腸への負担が少ない調理法が適しています。
それが半熟卵であり、スクランブルエッグです。何かの本には、半熟卵の消化率は96%と書いていました。だとすると、驚異的です。
というわけで、私の朝食は卵2つをスクランブルにして、食パンの上にのせて食べます。
コショウやバジルをパラパラっとかけると乙な味ですが、今はある理由でシナモンをふりかけています。その理由は、また後日お伝えするとしましょう。
スクランブルエッグ。まずは試してみてください。

2017年11月4日土曜日

時間の重さ

おはようございます。昨日の地元紙の記事です。
のんびりムードと思われがちな沖縄にも「働き方改革」の流れが押し寄せているのでしょうか。

書店に立ち寄れば、あるある・・・
日本人の労働生産性が欧米人のそれと比べて低い、というのはよく知られた話です。
書いてあることの要諦は、生産性の高い仕事をしろ、ということのようです。

・仕事の優先順位をつけていない。
・仕事に期限を設けない。だからダラダラやる。
・中長期のプランがないから場あたり的。無駄が発生する。
・1つの仕事ばかりずーっと続ける。次第に集中力と効率が落ちる。
・仕事を組み合わせによる時間短縮をしない
・事務処理の方法や作業工程、動線の改善に関心がない。
・人に任せない。権限委譲できない。人を育てない。
・何も生み出さない会議や議論が多い。仕事をしたつもりになっているだけ。
・そもそも生産性という発想がない。自分の時間当り売上(利益)を計算していない。

おそらく、そんなことが書いてあったような気がします(サッと斜め読みしかしていません)。

かく言う私も、40歳までは超ロングタイムワークでした。
が、それを続けていると、職場以外の人と接する時間、学識や見識を深める時間が足りない、それでは人としての幅が広がらないと考え、すべてを変えてみました。

仕事のやり方については常々考えていますが、それは早く終わらせるというよりは時間を生み出すためのものです。
今月後半は、東京での栄養学講習・実践編。準備の時間を少しでも多く捻出するべく、悪戦苦闘しています。