2017年9月25日月曜日

消化酵素

ある本に、こんな図がありました。食品別の胃内滞留時間です。
やや例が少ないですが、半熟卵(温泉卵)が胃に負担を掛けないことは、この図からも分かります。
図にないものをいくつか追加すると、果物20~30分、野菜1~2時間、卵焼き、牛肉(煮物)2時間45分、豚肉、かまぼこ3時間15分、天ぷら4時間、バターはなんと12時間 !! があります。
果物の消化のよさは一目瞭然です。

関連して、タンパク質の消化酵素について話を続けます。
タンパク質やビタミンくらいは知っていても、酵素と聞けば「洗剤?」と言われるほど、まだまだ知られていません。
エドワード・ハウエル博士が『酵素栄養学(enzyme nutrition)』を記したのが1985年。まだ30年ほど前のことですから、ピンとこないのも無理からぬことです。

わかりやすい例で説明します。
胃がん、または膵臓がんを患っている方がいるとします。栄養指導としては、代謝を上げて体質改善、患部の修復のために、まずは十分なタンパク質とビタミンを推奨します。
が、タンパク質を分解するのは、おもに胃と膵臓(※)です。そこを患っているということは、消化機能も低下していることが考えられます。

その状態で闇雲にタンパク質を入れても、しっかりアミノ酸まで分解されずに腸に届いてしまう可能性が高くなります。
すると、何回も登場している未分化タンパクが発生してしまいます。
この事態を避けるために、外からも消化酵素を入れて分解を助けてあげる必要があります。

具体的な消化酵素としては、医薬部外品の「強力わかもと」「新タカヂア錠」があります。
あるいは、以前は弊社でも扱っていた「パパイア酵素」を通販等で取り寄せるのも一案です。

この話を書いたのは、この1カ月以内に胃がんの方、膵臓がんの方との接点があったためでもあります。当然ですが、それ以外にも、慢性胃炎、萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、膵炎の場合も同様です。
さらに言えば、消化器系疾患がなくても、40歳を過ぎたあたりから体の消化酵素生産機能は下降線を辿りますので、やはり消化酵素の補給は必要だと、私は考えます。

※正確にいえば、タンパク質を分解するのは膵臓ではなく十二指腸です。ただ、十二指腸で使われるタンパク質の消化酵素は膵臓で作られます。

1 件のコメント:

  1. こんにちは 初めてコメントさせていただきます。
    いつも拝読しています!
    日々の暮らしの中で取り入れやすい事と、解かりやすい内容で
    ありがたいです。

    実は友人がクローン病にかかってしまい…
    食事制限がかなりあるようです。
    こらはやはり消化と関係があるのですね?
    少しでも良くなる事はないかと考えています。

    blogの中でお力を貸してください。

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