2017年9月3日日曜日

名曲とコーヒー

加盟店研修が修了し、ほんの束の間の休日。
今回はとくに脳をフル回転させたこともあり、クールダウンの時間が必要でした。
ということで、お気に入りのカフェ、浦添市にある「ぶどうの木」で思い切りブレイクです。
店内にはアンティークな家具や置物、雑貨が並べられ、クラシック音楽が静かに流れています。
となると、オーダーするのはウインナコーヒーです。
飽和脂肪酸が気にはなりますが、モーツァルトやベートーヴェンはウイーン気分で聴くのが一番です。

私が学生の頃は、レンガづくりで蔦(つた)が生い茂った、風情のある名曲喫茶というものが都内のそこかしこにありました。「ぶどうの木」はそれに近い雰囲気を醸し出しています。
名曲喫茶は、珈琲を飲みながら専らクラシック音楽に浸る場で、おしゃべりをすると注意されるほどでした。

その名曲喫茶もバブル、そして地上げの波を受けて、あえなく絶滅してしまいました。珈琲1杯で何時間もクラシックでは、どう考えても現金が残らなかったでしょうね。
そこで、リタイアしたら儲けなしの道楽で名曲喫茶をやろうかな、なんてことを一時期考えたこともありました。
が、やはり会話のほとんどない仕事よりも、お客様とたくさん話せる温熱を息長くやるほうがいいかな、と最近は考えています。


そんな取り留めのない話はともかく、コーヒーの効用に関して書いてみます。
コーヒーは、賛否両論に分かれる食品の1つです。ただ近年は、適度にコーヒーを飲むと体によい、という見解が大勢を占めているようです。
なかでも、コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールが肝臓強化に働く、ということが知られています。

フランス国際がん研究機関が実施した、コーヒー摂取量と死亡率の相関関係についての調査があります。欧州10カ国45万人あまりを16年間にわたり追跡調査したものです。
コーヒーをまったく飲まないグループから摂取量が最も多いグループまで、全体を5つのグループ分けしました。

分析したところ、コーヒーをまったく飲まないグループ(A群)に比べて、最も多いグループ(B群)の死亡リスクが、男性で12%、女性で7%低下しました。細かくいうと、1日の摂取量が1杯(237ml)増加するごとに、男性が3%、女性が1%低下しました。
これらの差は統計学的に「意味のある」レベルだということです。

なかでも、肝臓病(肝硬変など)、肝臓がんにおける死亡リスクの低減はきわだっています。
B群の肝臓病による死亡リスクは、A群と比べて80%も低いことが明らかになっています。肝臓がんによる死亡リスクは、A群と比べてB群は男女共に40%前後低いことが分かりました。
肝臓(消化器)以外にも、女性の場合は、循環器系疾患や脳血管疾患による死亡率も有意に低下していました。

じっさいに血液検査における肝臓の指標を見ると、GOT(AST)、GPT(ALT)、γGTP,、ALPの数値が軒並み低く、肝機能が良好であることが示されました。
さらに女性では、炎症の指標であるCRP(C反応性タンパク)や血糖値を反映するHbA1c(ヘモグロビンA1c)も低い、つまり良好であることが明らかになっています。

肝臓に対する作用だけではなく、「コーヒーの摂取は大腸がんのリスクを低下させる」という、南カリフォルニア大学の研究報告もあります。別の調査報告では、コーヒーが認知症予防にもよいという結果が出ています。
が、飲み過ぎると、胃痛や貧血、睡眠の質が低下、カフェイン中毒による諸症状など、マイナス面が懸念されますので、やはり「過ぎたるは及ばざるがごとし」で、1日2~3杯程度にしておくのがよいでしょう。

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