2017年7月25日火曜日

日光浴と余命

数日前、地元紙を読もうとしたら、衝撃的な見出しが目に飛び込んできました。
46位ということはビリから2番目。かつての健康長寿県はどこへやら、真っ逆さまに転げ落ちたという印象です。言葉はよくありませんが。

この調査は東京大学の研究チームが算定した結果で、厚生労働省が5年ごとに発表している平均寿命とは異なります。厚労省が2013年に実施した調査では、女性が3位、男性が30位です。
どちらのほうが実態を反映しているのかは、ハッキリとは分かりません。ただ、記事を読むと以下のようなことが書かれています。

両者とも生存率や死亡率、人口動態統計を基礎データに算出している点は同じ。が、厚労省は基本的に1年間の値を計算式に当てはめているのに対して、東大研究チームは1990年から2015年まで25年間の基礎データを使っています。
研究チームは、病気ごとの死亡率に加え、たばこやアルコールの摂取、高血圧など健康状態も加味しており、「精度が高い」と説明しています。

この調査結果では、各々の原因についての究明はありません。
ということで、ここからは推測に移りますが、沖縄に特徴的な食生活や生活習慣は何だろう、と考えたときに私は3つ浮かびます。

1.油の摂り過ぎ
2.運動の少な過ぎ
3.日光を避け過ぎ

異論もあるかもしれませんが、「3」の日光浴に関して触れてみます。
皮膚の下にあるコレステロールが日光に当たることで、ビタミンD(正確にはD3)が合成されることが分かっています。ビタミンDといえばカルシウムの吸収を助けることで知られていますが、近年それ以外にも、D3がアレルギー抑制ガン予防に働くことなどで注目を浴びています。

スウェーデンにあるカロリンスカ大学の論文で「日光浴と余命」というのがあります。

ガンに罹患したことのない25~64歳のスウェーデン女性29,518人を対象とした、20年間にわたる追跡調査です。
上記の対象を以下の3群に分けて、循環器疾患による死亡率、非ガンや非循環器疾患による死亡率、その他の死亡率との関係を調べました。

①日光を避けるグループ
②適度に日光に当るグループ
③積極的に日光に当るグループ

その結果は、
・①の女性は、②の1,5倍、③の2,3倍も循環器疾患による死亡率が高かった。
・③の女性は、非ガンや非循環器疾患による死亡率が減少したが、相対的にガンによる死亡率が増加した。
・喫煙しない①の女性は、喫煙する③の女性と同程度の平均余命だった。

沖縄とはまったく緯度が違うスウェーデンの調査ですので、そのまま当てはまるかどうかは分かりません。また、この猛暑続きのなか、積極的な日光浴を薦めているのでもありません。
それでも、あまりにも日光を避け過ぎるのも考えもの。朝夕を中心に「適度な」日光浴はやはり必要なのではないかと考えます。

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