2017年3月25日土曜日

サンゴも必要なのは栄養

こんにちは。昨日は、所用で八重瀬町の屋宜原加盟店におじゃましました。
閑静な住宅地の中にあるお洒落な住宅で営業しています。駐車場完備です。
ここのオーナーである知念富士子さんは、開業して13年目のベテランです。その経験値もさることながら、温かい人柄と温熱への人一倍強い想いをもって、日々施療に当っています。
本島南部の方は、ぜひ一度お出かけください。



前回は、霞んだ海の話になりましたので、今回は澄み切った青い海の写真です。
これでは、どこだか分かりませんね。
読谷村・残波岬です。

沖縄の海が本土のものと比べて青いのは、海岸に接するように広がっている裾礁(きょしょう)と呼ばれるサンゴ礁に由来していると言われています。
7色の太陽光線のうち唯一海面を突き抜ける青色光線が、裾礁に反射して青く見える、という説が有力です。異説もありますが、キレイであればどちらでもいいです。私は。

科学雑誌「NEWTON」2017年4月号(今号)にサンゴ礁に関する記事があります。
サンゴは、光合成によって生産される栄養を使って成長します。光合成を担うのは共生藻という藻です。
ところが、近年の海水温上昇でサンゴの白化が懸念されています。白化とは、サンゴの体内から共生藻が抜けて、文字通りサンゴ礁が白くなってしまう現象です。
これではサンゴに栄養が供給できません。生きていくのに栄養が必要なのは、人間もサンゴも同じです。(ちなみに、サンゴは植物ではなく動物です。)

いつまでもサンゴ礁が生育できる環境が保たれ、青い海を見続けたいと願うばかりです。

2017年3月21日火曜日

春の健康③

おはようございます。本院2階の研修室からの眺めです。ここで研修を受講した方には懐かしい光景かもしれません。

遠くには北谷の海(東シナ海)が見えます。

春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな  与謝蕪村

と言いたいところですが、雲一つない青空にもかかわらず、なんだか海が霞んでいます。
これは黄砂? ということで、今回は黄砂とそれが運んでくる物質の話を。

春になると、本土の多くの人を悩ますのがスギ花粉です。
これについても記述したいのですが、アレルギーのことを書き始めると、それだけで数回シリーズになってしまいますので、今回はもう一つの飛散物 PM2.5 を取り上げます。

春は、黄砂に乗ってPM2.5という汚染物質が観測されることが多くなります。黄砂は、中国の黄土地方の細かい砂を低気圧が空高く巻き上げ、それが偏西風に乗って日本までやってきます。
上空に巻き上げられた黄砂のうち、粒の大きいものは中国国内に落下し、日本に飛来するものは直径4μm(0.004mm)前後の非常に小さいものです。

一方でPM2.5は、大気中に浮遊している更に小さな2.5μm(0.0025mm)以下の粒子の総称です。髪の毛の太さの1 / 30 くらいの大きさです。


その発生源は、工場や自動車からの排気ガス、暖房などで使用する石炭の燃焼物、建材で使われるホルムアルデヒドアスベストなどがあります。
PM2.5には、そういった排出物単独のものと、それらに含まれる硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)等のガス状大気汚染物質が、大気中で化学反応して粒子化したものとがあります。

肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器だけではなく循環器への影響も懸念されます。
PM2.5に対する有効な対策は、正直なところありません。これだけの小さな粒子なので、マスクをしても防ぐことはできないでしょう。
予報値が大きいときには出来るかぎり外に出ない、くらいしか思い当たりません。
気をつけましょうね。

2017年3月17日金曜日

春野菜②

おはようございます。那覇空港の近く、瀬長島のウミカジテラス(オープンテラスモール)に行きました。
飲食店を中心に、30前後の個性的な店舗が集まっています。

入ったのはタコス屋。食べたのは、豪快に卵をかぶせたオムタコ
こういう所に来てもタンパク質のことを意識してしまうのは職業病、いや骨の髄まで染みついてしまったのかもしれません。


春野菜のつづきです。
菜の花。あまり野菜というイメージはないかもしれませんが、春野菜のなかでも栄養価が高く、葉も茎も食べることができます。
ビタミンはビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2など、ミネラルはカルシウム、鉄などを含み、食物繊維も豊富です。
菜の花はアブラナ科の仲間に入ります。アブラナ科というと、前回のブログに登場したキャベツもそうです。
キャベツと同じように、菜の花にもイソチオシアネートがあります。イソチオシアネートは、近年がん予防に効果があるのでは、ということでも注目されています。

たまねぎ。ビタミン・ミネラルに関しては、ビタミンC、B1、B2以外に特筆すべきものはありません。が、たまねぎといえば硫化アリルやアリシンといったイオウ化合物のファイトケミカルです。
硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を助ける、発汗を促進する他、さまざまな作用を持っています。アリシンは、リンパ球の一つ、NK細胞を活性化させて免疫を引き上げます。
不思議なのは、生ではあんなに辛いのに、煮込むと柔らかい甘みが出ること。上手に生かせば、調理用の砂糖を減らせます。

最後はニラです。ニラは体を温め、胃腸の働きを促進し、滋養強壮によいことで知られています。栄養素はβカロチン、葉酸、ビタミンK、カリウムなど。たまねぎと同じくアリシンが含まれます。
ニラ特有の働きとして、駆瘀血作用があります。これは、汚れたドロドロの血液を浄化して循環をよくする働きです。

このブログを見ている人は、日々卵をしっかり食べていることと思います。ニラは卵との相性が抜群です。卵焼きに刻んだニラを混ぜると、なかなかの一品になります。
オムタコにニラは勘弁してほしいですが。

2017年3月12日日曜日

春野菜①

おはようございます。昨日までは、沖縄にしては3月中旬とは思えないくらいの寒さでした。が、ようやく今日から暖かくなってきました。
沖縄の短~い春到来・・・なのでしょうか。というわけで、春野菜をいくつか取り上げます。

まずは春キャベツ。キャベツにはビタミンCやビタミンKが含まれています。キャベジンの別名でも知られるビタミンUは胃の粘膜を丈夫にし、炎症を予防する働きがあります。
ファイトケミカルのイソチオシアネートは、肝臓における発ガン物質の解毒を促進します。
春キャベツは、ふんわりと軽く、みずみずしいものを選んでください。私は春キャベツが店頭に並ぶと、お好み焼きを作りたくなります。

つぎに明日葉。キャベツ同様、ビタミンCおよびビタミンKを含みます。しかし、なんといっても明日葉に多いのはβカロチン。βカロチンには抗酸化作用、免疫賦活作用があり、がん予防にも働くと言われています。ビタミンAが不足しているときには、その不足分をβカロチンから変換します。

アスパラガスも春野菜です。アミノ酸の1種アスパラギン酸が多く、新陳代謝を活発にしてスタミナを強化します。
先端部には、フラボノイド色素の1種であるルチンが含まれています。ルチンは、抗酸化作用に加えて毛細血管を丈夫にする働きがあります。

ルチンの話を少々。ルチンの含有量が多い食品としてそば粉が知られています。では、日本そばを食べるとルチンを摂取できるかというと、そうは問屋が卸しません。
ルチンは、水溶性のファイトケミカルです。したがって、そば麺を茹でてしまうと流れ出てしまい、そこにはほとんど残りません。

そこでそば湯、つまり茹で汁が出てくるのです。麺よりも栄養価は高いでしょう。
「これは何? 飲まなければいけないのか!」と長らく思っていた人もいるかと思います。飲まなければいけないわけではありませんが、このブログを読んでいる人は、ぜひ飲みましょう。

2017年3月7日火曜日

春の健康②

おはようございます。先日、ある和食店で懐石料理を注文すると、前々回のブログに書いたインカのめざめ(栗じゃがいも)が天ぷらで出てきました。(写真手前)

たぶん今が旬なのでしょう。てんぷらにしてもホクホク感は天下一品でした。


春の天気のつづき。どうして春の天気は変わりやすいのか。気象の話になってしまいますが、少し触れてみます。

春の気候の特徴は、日本列島を西から東へ通り抜けていく移動性の高気圧と温帯低気圧です。
この時期の高気圧は移動性のため、晴れの日は続かず、次の日には温帯低気圧が西から近づいてきます。すると雲が多くなり、雨が降り始めます。

温帯低気圧の周りでは、風が反時計回りに渦を巻いて吹きます。東側では温かい南風が吹き、西側では冷たい北風が吹きます。つまり、低気圧が近づいてくると、南よりの風が吹いて気温が上がり、逆に低気圧が過ぎ去ったあとは、北よりの風が吹いて気温がぐっと下がります。

このときには、春の嵐と呼ばれる強い雨が降ったり、強い風が吹くこともあります。そして、また西から「晴れ → くもり → 雨 → 晴れ」と天気が変わりやすくなるのです。


春は、寒暖の差も激しくなります。「三寒四温」といい、寒い日と暖かい日が繰り返されて、だんだんと春らしい気候に移ろいでいきます。日中は暖かくても、夜になると急に気温が下がるというように、1日の寒暖差も大きくなる時期です。

冬から春への季節の変わり目には、日々の気温や昼と夜の気温の変動が激しくなるため、自律神経がその変化に対応できずにバランスが崩れてしまいます。
自律神経のバランスが乱れることによって、だるさや眠気などの不快な症状が起こりやすくなります。
(つづく)

2017年3月3日金曜日

春の健康①

おはようございます。3月になりました。

我が家の3月のカレンダーは、昨年のルノアール展で買った「ピアノを弾く少女」。

実物には遠く及びませんが、春を奏でる旋律が聞こえてきそうです。

先日、川崎・田園都市加盟店の佐藤様からメールをいただきました。見ると、
「家の周りは桃の花の産地です。いつもの年は蕾も堅いのですが、今年は露地で咲いています」とのこと!

20年ほど前、私は山梨県の甲府に住んでいて、その時に桜からバトンリレーするようなタイミングで白い桃の花が満開だったのをよく覚えています。
ということは、この時期の桃の花は狂い咲き? それとも温暖化の影響でしょうか?

いずれにしても、春の訪れは近いようです。春は、生命が活発に動き出します。
草花が芽生え、気温もだんだんと温かくなり、体も心も軽くなるような爽やかな季節です。
春の気配を感じるようになると、自然と気持ちも晴れやかになるのは、私だけではないでしょう。

しかし、冬から春への季節の変化に対応できず、体調を崩す人が多いのも事実です。
「春に3日の晴れなし」という諺(ことわざ)があるように、春の天気は変わりやすく、ポカポカ陽気が続くかと思えば、一転して肌寒くなる、そんな季節です。
加えて、春は入社、異動、転勤といった環境の変化も多い時期です。

このような天候・環境の変化をストレスと感じるようになると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
ストレスが多くなると、交感神経が優位になり過ぎて、心身の緊張状態が続きます。すると、副交感神経が慢性的に働かなくなり、回復力が低下した状態になってしまいます。
進行すると、内臓機能も弱まったり、不眠などのメンタル症状が出てきます。
(つづく)