2017年10月17日火曜日

NK細胞

こんにちは。昨日は、南城市の垣花樋川(かきのはなひーじゃー)に立ち寄りました。
車を停めて百メートルあまりの石畳道を下りていくと、うっそうと繁った森の中腹から豊かな湧き水が流れています。
ひーじゃーとは、湧き水から引いた井戸のことです。
垣花樋川は名水百選にも選定されています。
沖縄は日中は、今でも30℃を超える真夏日ですが、ここは一服の清涼感に浸れる場所です。


話かわって、ある雑誌で目に止まった記事。
先般お亡くなりになった日野原重明さんの言葉です。
通じるところがあるかもしれませんが、医聖ヒポクラテスの言葉に「病気は人間が自らの力をもって自然に治すものであり、医者はこれを手助けするにすぎない」というのがあります。

病気を治す自らの力とは、言うまでもなく自然治癒力です。人体は病原菌やウイルスに対して、それと闘う免疫力を保持しています。
ガンに対する免疫力はというと、その中心になるのはリンパ球です。リンパ球の1つにNK(ナチュラルキラー)細胞がありますが、そのNK細胞に関して最近あらたに知ったことがあります。

NK細胞は、ガン細胞に特有な構造を認識し、それを持つ細胞に対してパーフォリンというタンパク酵素を放出します。パーフォリンはガン細胞の細胞膜に穴を空け、さらにグランザイムという酵素で死滅させます。
その見事な映像が、先日のNHKスペシャル「人体」のなかで流れていました。

ここまでは家庭向け書籍にも書いてありますし、多くの人が知っています。

それに加えて、次のような威力も備えています。

ガン細胞表面にはアポトーシス(自然死)につながるスイッチがついています。普段はこのスイッチは封印していますが、NK細胞はこれをオンにします。
ガン細胞内部でアポトーシス遺伝子を活性化させガン細胞を自殺させます

ガン細胞は栄養を大量に必要とするので、血管を自分の元に引っ張ってくる血管新生作用を持ちます。NK細胞はこの仕組みを妨害することによって血管新生を抑制し、ガン細胞を兵糧攻めにします

すごいですね、NK細胞は。そして、このNK細胞をパワーアップさせるのは、温熱療法とビタミンCにほかなりません。

2017年10月13日金曜日

腎臓はスゴイ!(続)

肝心要という言葉があります。今は肝臓と心臓になってますが、元々は肝腎要だったそうです。
そのくらい、腎臓は肝臓と並んで重要だということなのでしょう。

前回、腎臓におけるろ過の過程で、必要なものは再吸収し、過剰なものは排泄する、と書きました。
この必要か過剰かという判断は、腎臓単独で下しているのではなく、あらゆる臓器からのメッセージ物質から情報を受け取り、それによって区別しているそうです。
つまり、腎臓は各臓器とネットワークでつながっている、ということです。

このことは、各臓器が不調になれば、その影響は腎臓にも及ぶことを意味します。
たとえば、心不全など心機能が低下すれば血流量が減少します。すると腎臓のろ過がうまくいかなくなる、といった具合です。

この逆も然りで、腎臓の不調はそのまま各臓器にも影響します

肝硬変、高血圧、糖尿病 etc.  これらの生活習慣病も腎臓とまったく無関係ではありません。

これがもっとも悪い形で進行してしまうと、多臓器不全。近年、腎臓と多臓器不全の因果関係が注目されている、と番組では報告していました。

腎臓、大切にしましょうね。
家庭用温熱器をお持ちの方は、今日から腎臓もしっかり温めてください。腰のあたり、背骨から2~3cm空けた両側です。

2017年10月8日日曜日

腎臓はスゴイ!

NHKスペシャル「人体」・第1集・腎臓の録画を見ました。もう驚くことばかり。
腎臓といえば、普通は「尿をつくる場所」くらいの認識しかありませんが、じつに多様なメッセージ物質を放出して、全身のさまざまな臓器と情報交換を行っているという内容です。
だからこそ、第1集に腎臓を持ってきたのでしょう。

腎臓の内部にはネフロンという特殊な構造が存在します。そこに流入した血液は老廃物などをろ過して、きれいな血液に生まれ変わります。不要なものとして体外に排出されるのが尿です。

ところが、尿をつくると同時に、巧妙なメカニズムによってミネラルなど、血液の成分調整をしているのです。
その巧妙なメカニズムを描いたCGがスゴイ! 感動さえ覚えます。

まずは糸球体という所で、赤血球やタンパク質など大きいものを除いてろ過されていきます。
わかりますか? 網状になっている壁の穴に、吸い込まれるようにろ過されていくのです。
ろ過されたものを原尿といい、尿細管の中に入ります。

原尿の中には、アミノ酸やブドウ糖、ミネラルなど、まだまだ必要なものが残ってます。これを再吸収するのですが、このしくみがビックリ! 各々を吸い込むポンプのようなものが散りばめられています。

こうやって必要なものを再吸収しますが、すでに過剰なものに対しては、ポンプの口を塞いで入らないようにします。そして、尿と一緒に排出されます。

腎臓の本当の役割は、血液の成分を適正に調整する血液の管理者だったのです。「尿をつくるだけ」などと言っては、腎臓に怒られそうです。

2017年10月3日火曜日

人体のネットワーク

NHKスペシャル「人体」シリーズ、ご覧になりましたか。
土曜日のプロローグ編は、「人体の巨大ネットワーク」がテーマでした。

従来の常識では、「脳が全体の司令塔となり、他の臓器はそれに従う」となってました。
しかし、最新科学はその常識を覆しました。体じゅうの臓器が、脳とは関係なく互いに直接メッセージをやりとりし、あたかも会話するように情報交換することで私たちの体は成り立っている、というものでした。
たとえば、心臓と腎臓の会話で血圧の上げ下げ、腎臓と骨の会話で造血の調整、といった具合です。

その会話の手段は、ホルモンやサイトカイン、マイクロRNAといったもの。番組では、それらを総称してメッセージ物質と呼んでいました。
このメッセージ物質はがんの予防や転移にも関わっている、という事例も紹介されていました。
もちろんメッセージ物質は血管を通って移動します。つまり、メッセージ物質の効果を上げるのも血流次第ということかもしれません。

いずれにしても、私が研修等で使用している生理学のテキストも、再度見直さなければいけないかもしれません。
この番組の再放送は、今日の深夜0:10からです。

翌日放送された、第1集「腎臓が寿命を決める」は、録画したものを明日か明後日に見る予定です。
その再放送は、明日の深夜1:00からです。

2017年9月30日土曜日

酵素ドリンク

おはようございます。
今晩から、こんな番組がはじまります。


今晩はプロローグで、明日10月1日に、第1集「腎臓が寿命を決める」というタイトルで放送予定です。
おもしろそうですねぇ。この2人の掛け合いですから、かなりマニアックな部分までの探求があるのでしょう。
楽しみながら勉強してみます。



ブログでは、何回か酵素を取り上げました。前回は、商品名まで挙げて消化酵素を紹介しました。
ここで混乱しがちなのが、酵素ドリンク酵素ジュース、あるいはスムージーのような商品です。○○酵素といったネーミングの商品もあるので、消化酵素剤と同じものだと勘違いしがちです。
しかしこれは、生の酵素がたっぷり入ってはいるものの、消化酵素とは別物です

もちろん、体に悪いものではありません。そこに含まれる酵素で、使っている野菜や果物をおおむね自己消化します。その分だけ消化器でつくる酵素を節約できます。
もちろん、ビタミンミネラルもしっかり取れます。
ただ、一緒に食べた他の食品までを消化するだけの作用はありません。
ややこしいところですが、皆さんはぜひとも区別してください。

参考までに、消化酵素のサプリメント(医薬部外品を除く)は意外なくらい流通していません。
酵素の認知度がまだまだなので一定の販売が見込めない、というのも理由の一つでしょう。
もう一つ、サプリメントの場合、「消化酵素」を商品名にすることは法に抵触するそうです。このあたりもサプリメントとして広がらない一因のようです。

2017年9月25日月曜日

消化酵素

ある本に、こんな図がありました。食品別の胃内滞留時間です。
やや例が少ないですが、半熟卵(温泉卵)が胃に負担を掛けないことは、この図からも分かります。
図にないものをいくつか追加すると、果物20~30分、野菜1~2時間、卵焼き、牛肉(煮物)2時間45分、豚肉、かまぼこ3時間15分、天ぷら4時間、バターはなんと12時間 !! があります。
果物の消化のよさは一目瞭然です。

関連して、タンパク質の消化酵素について話を続けます。
タンパク質やビタミンくらいは知っていても、酵素と聞けば「洗剤?」と言われるほど、まだまだ知られていません。
エドワード・ハウエル博士が『酵素栄養学(enzyme nutrition)』を記したのが1985年。まだ30年ほど前のことですから、ピンとこないのも無理からぬことです。

わかりやすい例で説明します。
胃がん、または膵臓がんを患っている方がいるとします。栄養指導としては、代謝を上げて体質改善、患部の修復のために、まずは十分なタンパク質とビタミンを推奨します。
が、タンパク質を分解するのは、おもに胃と膵臓(※)です。そこを患っているということは、消化機能も低下していることが考えられます。

その状態で闇雲にタンパク質を入れても、しっかりアミノ酸まで分解されずに腸に届いてしまう可能性が高くなります。
すると、何回も登場している未分化タンパクが発生してしまいます。
この事態を避けるために、外からも消化酵素を入れて分解を助けてあげる必要があります。

具体的な消化酵素としては、医薬部外品の「強力わかもと」「新タカヂア錠」があります。
あるいは、以前は弊社でも扱っていた「パパイア酵素」を通販等で取り寄せるのも一案です。

この話を書いたのは、この1カ月以内に胃がんの方、膵臓がんの方との接点があったためでもあります。当然ですが、それ以外にも、慢性胃炎、萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、膵炎の場合も同様です。
さらに言えば、消化器系疾患がなくても、40歳を過ぎたあたりから体の消化酵素生産機能は下降線を辿りますので、やはり消化酵素の補給は必要だと、私は考えます。

※正確にいえば、タンパク質を分解するのは膵臓ではなく十二指腸です。ただ、十二指腸で使われるタンパク質の消化酵素は膵臓で作られます。

2017年9月20日水曜日

酵素栄養学

前回は酵素抑制物質の話をしました。酵素抑制物質は、タンパク質消化の大きな妨げになります。
私は今、わけあって「食物の消化」について勉強し直しています。良質な栄養素をいくら口から入れても、消化しなければ、腸から吸収されなければ栄養摂取したことにはならないからです。

消化レベルを左右させる要因はさまざまありますが、そのうちの1つに消化酵素があります。胃や膵臓などの消化器で生産、分泌される消化酵素、および食物そのものに含まれ、外部から摂取可能な食物酵素を指します。

消化酵素を栄養学の視点で解明し、「タンパク質やビタミンと同様に外からも取り入れなければいけない」と初めて主張したのは、エドワード・ハウエル博士です。1985年、その著書酵素栄養学enzyme nutritionにおいて、その理論が展開されています。

そこで、私も今一度『酵素栄養学』を読み返すことから始めています。
翻訳されたものが、この本です。
まったく別物のような邦題が与えられていますが、原題は紛れもなく『enzyme nutrition』です。

ハウエル博士がこの本でもっとも言いたいことは、消化のことに限定すれば、以下に集約されます。

消化酵素は、食べたものの種類(タンパク質、炭水化物、脂質)や量によって、その消化のために必要な種類、または量の消化酵素をつくる。
裏を返せば、必要以上の消化酵素はつくらない。たとえば、タンパク質がまったく含まれないものを食べたときにはタンパク質の消化酵素はつくらない。
これを「消化酵素の適応分泌の法則」という。

このことは、消化酵素は消耗品であり温存しながら使っていくものであると言いかえることもできる。
外部から食物酵素を含む生の食物やサプリメントで補強すれば、消化作業に費やされるエネルギーは少なくて済み、消化酵素も温存でき長持ちする。その温存された量だけ代謝酵素の活性を促す。
逆に、加熱料理や加工食品など、酵素が死んでしまった食物ばかりを食べていると、消化酵素を早く使い果たしてしまい、その影響は代謝にも及ぶ。

この本は、現在中古でしか手に入りませんが、ほとんど同じ内容が書いてある下の本であれば容易に入手できます。


このブログで紹介した酵素に関する記事は、以下をご覧ください。

2017年9月15日金曜日

酵素抑制物質

おはようございます。東京出張から戻りました。
今回の目的は2つ。1つは、「毛細血管を学ぼう」と題する講習の聴講および取材。講師は、白金台加盟店のオーナーでもあり石原内科クリニックの石原潤一医師でした。
未病医学、つまり予防のキーワードは毛細血管。自律神経を整え、温熱療法で深部体温をあげることによって、毛細血管の血流を促進することが重要である、というものでした。

2つ目は、白金台加盟店の施療師2名を対象とした栄養学の研修。
本来は3~4日掛けて行う内容でしたが、与えられた時間は2日間。十分な予習をお願いし、当日は朝9時から夕方6時まで、集中度マックスで勉強していただきました。
その研修のなかで一瞬 ”ヒヤッ”とする場面がありました。受講生の1人が、「この夏、毎日のように半茹での枝豆を一袋ずつ食べている」と言ったからです。

半茹で枝豆の何がいけないのか。酵素抑制物質です。
酵素抑制物質は生の種子類に含まれます。自然界では、種子類は一定の温度や湿度などの条件が揃って、はじめて中にある酵素の働きで発芽します。このときに酵素抑制物質も解除されるのです。
つまり、酵素抑制物質が存在する理由は、勝手に発芽しないためです。

人を含めた動物が、酵素抑制物質を含む生の種子を食べたらどうなるでしょうか。
ある種の酵素の働きが阻害されます。代表的なものは膵臓から分泌されるタンパク質消化酵素のトリプシンです。トリプシンの働きを邪魔する酵素抑制物質をトリプシンインヒビターといいます。インヒビターとは、文字通り抑制物質という意味です。

トリプシンの働きが阻害されると、膵臓は「なにくそっ!(というかどうかは分かりませんが)」と必要以上に頑張ってトリプシンをつくり続けます。
やがて膵臓は疲弊し、膵炎、最悪の場合は膵臓がんを引き起こします。ここが恐いところです。

酵素栄養学の始祖、エドワード・ハウエルの著書『キラーフード』の中にニワトリの例がありました。ニワトリには喉の下に「そのう」という袋があります。
ニワトリは大豆を食べても、すぐには飲み込まずに、ここに一時的に蓄えます。そこで温度や湿度を与えて、酵素抑制物質を解除して胃の中に運ぶのです。
リスも木の実をすぐには食べず、いったん土の中に埋めて、発芽してから掘り出して食べます。

自然界に生きる動物は、生まれながらに賢い知恵を持っているのですね。では人間の場合はどうすればよいのでしょうか。
酵素抑制物質は、種子を加熱または発酵させれば解除されます。したがって、日常的には心配はいらないはずです。
ただし、十分に茹でていない枝豆には注意が必要です。

件の受講生は、その日の晩から「10分間、じゅうぶんに茹ででから食べた」と言ってました。

2017年9月8日金曜日

古都に癒され新都へ

職場の旧盆休みと自身の休暇が連なって、久方ぶりの4連休を過ごしました。

最近、脳をたくさん使ったあとは、無性に優美な文章に接したくなります。
そこで連休は、高校生以来35年ぶりに川端康成を読み返しました。
ただでさえ奥ゆかしく艶やかな文体で綴られているのに加え、四季折々の京の風情、なまめかしい京言葉が相まって、染み入るような美しさに浸ることができました。

この中に、有名な大文字焼きの場面が出てきます。盆の送り火でも、沖縄の場合は慎ましく ”うちかび”。つい3日前のことでしたので、あらためて文化、風習の違いを実感しました。

京の食文化で思い浮かぶのは、湯豆腐と漬け物。湯豆腐はお土産には向きませんが、京野菜の漬け物は持ち帰ると多くの人に喜ばれます。
そのなかの一つ、京野菜「すぐき」には、整腸作用、免疫賦活作用を持つラブレ菌が含まれることが分かっています。

ラブレ菌については、カゴメ㈱が2014年、2カ月かけて栃木県の小学生2,946人を対象に調査を行いました。すると、毎日ラブレ菌を摂取した児童のインフルエンザ感染率は、摂取しなかった児童の感染率23,9%に対して、15,7%と明らかに低いことが分かりました。
商品としては、カゴメから「ラブレ」としてカプセル状のサプリメントやドリンクが発売されています。

やや強引に栄養関連ブログに持って行きました。

明日からは、古都ではなく新都・東京で仕事です。ゆっくり休めた脳を再びフル回転させます。

2017年9月3日日曜日

名曲とコーヒー

加盟店研修が修了し、ほんの束の間の休日。
今回はとくに脳をフル回転させたこともあり、クールダウンの時間が必要でした。
ということで、お気に入りのカフェ、浦添市にある「ぶどうの木」で思い切りブレイクです。
店内にはアンティークな家具や置物、雑貨が並べられ、クラシック音楽が静かに流れています。
となると、オーダーするのはウインナコーヒーです。
飽和脂肪酸が気にはなりますが、モーツァルトやベートーヴェンはウイーン気分で聴くのが一番です。

私が学生の頃は、レンガづくりで蔦(つた)が生い茂った、風情のある名曲喫茶というものが都内のそこかしこにありました。「ぶどうの木」はそれに近い雰囲気を醸し出しています。
名曲喫茶は、珈琲を飲みながら専らクラシック音楽に浸る場で、おしゃべりをすると注意されるほどでした。

その名曲喫茶もバブル、そして地上げの波を受けて、あえなく絶滅してしまいました。珈琲1杯で何時間もクラシックでは、どう考えても現金が残らなかったでしょうね。
そこで、リタイアしたら儲けなしの道楽で名曲喫茶をやろうかな、なんてことを一時期考えたこともありました。
が、やはり会話のほとんどない仕事よりも、お客様とたくさん話せる温熱を息長くやるほうがいいかな、と最近は考えています。


そんな取り留めのない話はともかく、コーヒーの効用に関して書いてみます。
コーヒーは、賛否両論に分かれる食品の1つです。ただ近年は、適度にコーヒーを飲むと体によい、という見解が大勢を占めているようです。
なかでも、コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールが肝臓強化に働く、ということが知られています。

フランス国際がん研究機関が実施した、コーヒー摂取量と死亡率の相関関係についての調査があります。欧州10カ国45万人あまりを16年間にわたり追跡調査したものです。
コーヒーをまったく飲まないグループから摂取量が最も多いグループまで、全体を5つのグループ分けしました。

分析したところ、コーヒーをまったく飲まないグループ(A群)に比べて、最も多いグループ(B群)の死亡リスクが、男性で12%、女性で7%低下しました。細かくいうと、1日の摂取量が1杯(237ml)増加するごとに、男性が3%、女性が1%低下しました。
これらの差は統計学的に「意味のある」レベルだということです。

なかでも、肝臓病(肝硬変など)、肝臓がんにおける死亡リスクの低減はきわだっています。
B群の肝臓病による死亡リスクは、A群と比べて80%も低いことが明らかになっています。肝臓がんによる死亡リスクは、A群と比べてB群は男女共に40%前後低いことが分かりました。
肝臓(消化器)以外にも、女性の場合は、循環器系疾患や脳血管疾患による死亡率も有意に低下していました。

じっさいに血液検査における肝臓の指標を見ると、GOT(AST)、GPT(ALT)、γGTP,、ALPの数値が軒並み低く、肝機能が良好であることが示されました。
さらに女性では、炎症の指標であるCRP(C反応性タンパク)や血糖値を反映するHbA1c(ヘモグロビンA1c)も低い、つまり良好であることが明らかになっています。

肝臓に対する作用だけではなく、「コーヒーの摂取は大腸がんのリスクを低下させる」という、南カリフォルニア大学の研究報告もあります。別の調査報告では、コーヒーが認知症予防にもよいという結果が出ています。
が、飲み過ぎると、胃痛や貧血、睡眠の質が低下、カフェイン中毒による諸症状など、マイナス面が懸念されますので、やはり「過ぎたるは及ばざるがごとし」で、1日2~3杯程度にしておくのがよいでしょう。

2017年8月31日木曜日

濃く、熱かった8日間

延べ8日間にわたる研修が先ほど修了しました。
今回の研修は特殊な事情が重なり、実技研修の大部分を近くの加盟店オーナーに委託し、学科講習(生理学、栄養学)と実技の仕上げを本院で行いました。
受講生は5名で、うち3名が通常の加盟店研修、2名がアシスタント施療師研修という混成グル―プです。
こちらは、一足先に修了したアシスタント施療師のお2人。

こちらは、最終日まで参加した3名。

研修期間は延べ8日間と短いものでしたが、じつに密度が濃く活発な内容であったため、じっさいには1カ月くらい共に過ごしたような感覚が残っています。

それぞれに抱えている事情もあり、講義では真剣そのもの、というよりも必死になって聞き漏らすまいと吸収していました。
質問の数も今までになく多く、私は連日、ある種の緊張感の中で脳をフル活動するはめになりました。
それはそのまま、かけがえのない充実した時間に昇華したような気がします。

この5名とは、東京で秋に再会できる予定です。今から、その時が楽しみで仕方ありません。

2017年8月23日水曜日

ほんの一瞬

おはようございます。ちょっと前、こういう本を読んでいました。






















その中に、こんな図がありました。
地球の歴史46億年を1年間に換算したら、という図です。

いったいアミノ酸と何の関係があるのか、と思いたくもなりますが、「アミノ酸の起源としては、彗星上に有機物が存在しており、それが宇宙塵として地球に至った可能性も示唆されている」こと、「最初の生物が地球上に誕生したのは35億年以上といわれている」が、その生命の基本物質はタンパク質でありアミノ酸である、ことを説明するための補完のようです。

人類誕生が、大晦日の午後2時。
農耕開始、だいたい1万年前でしょうか、そこからが最後の1分間。
明治維新からはラスト1秒に過ぎない、という驚愕の事実です。

この事実を前にして、もう言葉もでません。

ふと、スティーブ・ジョブズの言葉を思い出しました。
「人は、生まれ、ほんの一瞬生き、そして死ぬんだ。ずっとそうだ」

先日、BSで『スティーブ・ジョブズ』という映画を放映していました。(そんな映画があったんですね)
あらためて驚かされる、その先見性、発想のスケールの大きさ、決断力、スピード、不可能をものともしない行動力、一切の妥協を許さない完璧主義、そして非情さ。

刹那の人生を予感していたかの如く、猪突猛進で駆け抜けたのでしょう。
しかし、本当にそうなってしまうとは。

スティーブも多少なりとも予防のことを勉強していれば、今年で10周年の i Phone は想像もつかない名器になっていたかもしれません。
もっとも、そんな時間はなかったに違いありませんが。


今日から末日まで、学科講習(生理学、栄養学)を中心とした加盟店研修です。
5名の方との新たな出会いがあります。
10日足らずの研修の”一瞬、一瞬を大切にして”充実した時間にする予定です。

2017年8月18日金曜日

再びビタミンD

おはようございます。来週水曜日からの加盟店研修に向けて、準備を着々と進めている所です。
奥に見える(不気味かもしれませんが)人体模型と骨格模型があるお陰で”生きた”生理学と栄養学の講義ができます。
残暑の強い”熱い研修”になりそうです。


夏の時期は、日光浴とビタミンDという、とくに沖縄では悩ましい問題が浮上します。
このブログでも先日取り上げましたが、それに関して詳細な生成時間や露出面積の数値がある記事を見かけました。
ビタミンDが、骨粗しょう症の予防だけではなく、がん予防アレルギー予防などで注目されていることは既に書きました。先日のテレビ番組では、子供の近視増加もビタミンD不足(外で遊ぶ時間が短い)が原因だと言ってました。

この記事は、どうやって、どのくらい浴びればようのか、という部分に具体的な言及をしています。
「どうして波照間?」と思うかもしれません。波照間島は、日本の有人島の中でもっとも南に位置しているからです。(何にもなく、の~んびりしてる所ですよ)
日光の紫外線は、緯度が低いほど(南に行くほど)、標高が高いほど強くなります。波照間島は紫外線が一番強い、つまりビタミンDの生成時間が短くて済みます。

あらためて、写真の右下の小さな文字を見てください。
日本の成人に必要なビタミンD摂取量15μg紫外線から取り込む10μgが生成される時間(残り5μgは食事から摂取
と書いてあります。
つまり、ビタミンDの必要量を取り込むためには、食事からよりも紫外線からの方がウエイトが高いのです。実際に、厚生労働省が定めている1日当り食事からの目安量は5,5μgです。

上の写真で言いたいことは、適量のビタミンDを日光から生成するのに、それほど多くの時間を要しないということです。30分、ましてや1時間も日なたぼっこする必要などありません。
もちろん、季節によっても浴びる時間は変わります。
那覇の場合、12月の正午で7,5分、7月の正午で2,9分です。
これくらいは太陽に当ったほうがいいんじゃない? ということを私は言っています。

もう少し別の角度からビタミンDを見てみます。
近年ビタミンDは、その働きから、ビタミンというよりはホルモンである、という学説や論文が多数を占めています。

8月4日のブログで、ビタミンAとビタミンDは細胞核にある受容体を共有しています、と書きました。
さらに言うと、細胞核にある受容体は、甲状腺ホルモン副腎皮質ホルモン、あるいは性ホルモン(エストロゲン、アンドロゲンン)とも共有されています。
だとすると、やはりビタミンAとビタミンDはホルモンとしての特性が強いのでしょう。

ビタミンDをホルモンと考えるのであれば、それが不足した場合に体のあらゆるバランス(ホメオスタシス)が保てない、と言っても過言ではないかもしれません。

2017年8月13日日曜日

ルチンとルテイン

おはようございます。本土のほとんどの地域では、お盆の真っただ中です。のんびり過ごしている人も多いかと思います。
中には、こういうタイミングでないと本院に来れない、という方もいらっしゃいます。昨日もそういうお2人連れのエネルギー測定を行いました。

元々は、私が福岡で開業していた店舗に10年も前にお見えになっていた方です。島根県から片道3時間掛けて来ていたことを、今でもハッキリと憶えています。
この仕事を始めてまだ12年ですが、続けていると長い年月にわたって関わるお客様も増えていきます。そういう方から「今、健康だ」あるいは「健康になった」という声を聞けるのは、何とも嬉しい一瞬です。


さて、今日の本題。ある本を読んでいたら、こんな一文に出くわしました。
先般の記事でのβカロチンは、正確にはβカロテンでなければいけません。

あらためて、街中でも観察したら、βカロテンになっていました。
上の商品を推奨しているわけではありません。高熱殺菌などを施されて、ビタミンがどのくらい残存しているのか見当がつきませんので。


このことと、似ているようで似ていない話題を1つ。

抗酸化作用などを持つファイトケミカルの中に、ルチンルテインというのがあります。この2つを、発音の仕方の違いであり、同一のものと思っている人も少なくないようです。(私も5年前まで同じ勘違いをしていました)
しかし、ルチンとルテインは全く別物です。

ルチンは、そば粉などに含まれ、毛細血管強化に働きます。
ルチンは水溶性のフラボノイド系で、英語ではRutinと書き、頭文字はRです。
一方でルテインは、ほうれんそうやケールなどに含まれ、視力低下を防ぐ役割があります。
ルテインは脂溶性のカロノイド系で、英語ではLuteinと書き、頭文字はLです。

まったく別物だということがご理解いただけたでしょうか。

ところで、日本そばを「食べれば」ルチンを摂れると思い込んでいるかもしれませんが、そうは問屋が卸しません。
ルチンは水溶性だと書きました。ということは、麺を茹でているさなかに湯の中に流れ出てしまいます。
ルチンは、あのそば湯の中にあります。そば湯を「飲めば」ルチンをしっかり摂取できるはずです。

「立ち食いそばでは、そば湯まで出てこない」と言うかもしれません。が、これも杞憂です。
そもそも立ち食いそばの麺には、そば粉はほとんど入っていません。そうでなければ、うどんと同じ値段で提供できるはずがないですから。

2017年8月8日火曜日

役に立つ研修を

先週は、埼玉県からお越しになった方に温熱実技の研修を行いました。
研修が終わった後は、きまって息抜き、気分転換をします。
一昨日と昨日は・・・

国際通りでエイサーを見て、元気をもらい

一流演奏家の室内楽をすぐそばで聴いて、感動し

浜比嘉の海を目の当たりにリラックスしました。

気分転換し過ぎかもしれません。


今日からは、今月下旬に予定している研修の準備に着手します。この研修は、先週とは打って変わって学科講習(生理学、栄養学)が中心です。

今年は、生理学、栄養学ともに、研修テキストをすべて見直し、何をどう伝えればよいのか、再度考えています。
その際に重視しているのが、現場で「役に立つ」内容かどうかです。
発想の起点は、この本に書いてある内容です。
書名くらいは聞いたことがあるでしょう。

この本は、学問を志す者だけではなく、生きとし生ける者すべてに多くの示唆を与えてくれる名著だと、私は思っています。7年前にこの本を買って、事あるごとに読みなおしています。
その中に、こんな一節があります。

学問というのは、ただ難しい字を知って、わかりにくい昔の文章を読み、また和歌を楽しみ、詩を作る、といったような世の中での実用性のない学問をいっているのではない。
(中略)一生懸命にやるべきは、普通の生活に役に立つ実学である。(現代語訳)

まったく理論のない薄っぺらい内容では、温熱の現場で人に伝えるには限界があります。とはいえ、理論に終始して、お客様が自宅で実践できない内容では意味がありません。
これを絶妙なバランスで伝えていくが研修の難しさであり、醍醐味だと考えています。

2017年8月4日金曜日

βカロチンとビタミンA

おはようございます。あまりの暑さに休日も出不精になっていたので、気分転換に海を眺めながらのランチ。
手前のメニューは、あまり栄養価のすぐれたものではないので、わざと分かりにくくしてあります。ただの逆光ですが。


前回のβカロチンとビタミンAについて補足します。
βカロチンは、体内でビタミンAに変換するためプロビタミンAとも呼ばれます。その分子構造は、ビタミンAが2個くっついたような形をしています。
ビタミンAに変換する、と書きましたが、実態は切り離されて別々のビタミンAになるわけです。

βカロチンからビタミンAへの利用効率は12から1だと書きました。正確にいうと以下の通りです。
変換以前の吸収率ですが、厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」では、βカロチンの吸収率はビタミンAの1/6としています。
吸収されたあと、βカロチンからビタミンAへの体内での変換率は50%(1/2)と考えられています。

つまり、1/6×1/2=1/12ということになります。
ただし、1/6という吸収率は、実際にはβカロチンを含む食材の種類や量、一緒に調理される食材、調理法、食べる人の消化器機能のレベルなどによって、3%から96%まで大きく異なると言われています。
βカロチンは脂溶性カロテノイドですので、まずは油と一緒に摂取してください。

妊婦さんがビタミンAの摂り過ぎを心配するケースがあります。
ビタミンAは脂溶性のため体内に蓄積されるため、その量が多過ぎる場合には過剰症が懸念されます。妊婦さんの場合には、耳の形態異常などの催奇形の可能性があるという報告もあります。
その点でβカロチンは、体内で必要なときに必要な分だけビタミンAに変換されるので、心配はありません。

ビタミンAの摂り過ぎは、もう一つの問題があります。
ビタミンAとビタミンDは、細胞核にある受容体を共有しています。そのため、どちらか片方ばかりを摂取すると、もう片方の効き目を妨げてしまうからです。
とはいえ、毎日のように鰻やレバーをたくさん食べる、所要量をはるかに超えたサプリメントを飲む、でもしなければ過剰摂取は考えにくいので神経質になる必要はありません。

2017年7月30日日曜日

鰻&穴子

こうも暑い日が続くと、食べたくなるのが鰻。
ですが、予算の都合で上等のうな重とはいかず、「おひつ御膳」なるもので気分だけ思い切り鰻に浸りました。
思いだすのは、名古屋・蓬莱軒のひつまぶし。もう一度食べてみたいですね。

鰻は、古くから夏のスタミナ源として食べられてきた魚です。意外と知られていませんが、海水と淡水を行き来できる珍しい魚です。
関東と関西では調理法が違い、関東は「背開きの蒲焼き」、関西は「腹開きの間蒸し」が一般的だと言われています。
当然ですが、血清毒を持っているので、生食には適しません。

鰻は脂質が多く、αリノレン酸EPAなどオメガ3系脂肪酸が豊富です。もちろん、タンパク質もたっぷり。
それ以外では、比較的摂りにくいビタミンAが多いことで知られています。ビタミンAは、皮膚や粘膜の細胞をつくり出すために必要不可欠です。
ビタミンAが不足すると、粘膜細胞が弱くなるために感染症に罹りやすくなったり、腸管の免疫力が低下してアレルギーの原因になります。

ビタミンAは鰻、レバー、銀だら、ほたるいか、あんこうなど、動物性の食品にしか含まれません。
ビタミンAが足りないときには、にんじん、かぼちゃ、ほうれんそう、春菊などに多いβカロチンビタミンAに変換します。

ただし、βカロチンからビタミンAへの変換は、βカロチン12に対してビタミンA1と効率がいいとはいえません。また、すぐれた抗酸化作用を持つβカロチンは、少しでも体内に残しておきたいものです。
ビタミンAの摂取は、ビタミンAとして摂ることも意識した方がよいでしょう。
鰻と似ている魚に穴子がありますが、鰻のビタミンAは穴子の約5倍含まれています。

その穴子ですが、鰻と違って脂質は多くありません。
鉄やマンガンなどのミネラルを含み、鰻に負けない栄養価でありながらカロリー控えめなのが特徴です。
蛇足ですが、美味しい穴子を食べるなら・・・・・広島・宮島口駅前の「うえの」のあなごめし。広島に行ったときには、ぜひ一度お試しを。

2017年7月25日火曜日

日光浴と余命

数日前、地元紙を読もうとしたら、衝撃的な見出しが目に飛び込んできました。
46位ということはビリから2番目。かつての健康長寿県はどこへやら、真っ逆さまに転げ落ちたという印象です。言葉はよくありませんが。

この調査は東京大学の研究チームが算定した結果で、厚生労働省が5年ごとに発表している平均寿命とは異なります。厚労省が2013年に実施した調査では、女性が3位、男性が30位です。
どちらのほうが実態を反映しているのかは、ハッキリとは分かりません。ただ、記事を読むと以下のようなことが書かれています。

両者とも生存率や死亡率、人口動態統計を基礎データに算出している点は同じ。が、厚労省は基本的に1年間の値を計算式に当てはめているのに対して、東大研究チームは1990年から2015年まで25年間の基礎データを使っています。
研究チームは、病気ごとの死亡率に加え、たばこやアルコールの摂取、高血圧など健康状態も加味しており、「精度が高い」と説明しています。

この調査結果では、各々の原因についての究明はありません。
ということで、ここからは推測に移りますが、沖縄に特徴的な食生活や生活習慣は何だろう、と考えたときに私は3つ浮かびます。

1.油の摂り過ぎ
2.運動の少な過ぎ
3.日光を避け過ぎ

異論もあるかもしれませんが、「3」の日光浴に関して触れてみます。
皮膚の下にあるコレステロールが日光に当たることで、ビタミンD(正確にはD3)が合成されることが分かっています。ビタミンDといえばカルシウムの吸収を助けることで知られていますが、近年それ以外にも、D3がアレルギー抑制ガン予防に働くことなどで注目を浴びています。

スウェーデンにあるカロリンスカ大学の論文で「日光浴と余命」というのがあります。

ガンに罹患したことのない25~64歳のスウェーデン女性29,518人を対象とした、20年間にわたる追跡調査です。
上記の対象を以下の3群に分けて、循環器疾患による死亡率、非ガンや非循環器疾患による死亡率、その他の死亡率との関係を調べました。

①日光を避けるグループ
②適度に日光に当るグループ
③積極的に日光に当るグループ

その結果は、
・①の女性は、②の1,5倍、③の2,3倍も循環器疾患による死亡率が高かった。
・③の女性は、非ガンや非循環器疾患による死亡率が減少したが、相対的にガンによる死亡率が増加した。
・喫煙しない①の女性は、喫煙する③の女性と同程度の平均余命だった。

沖縄とはまったく緯度が違うスウェーデンの調査ですので、そのまま当てはまるかどうかは分かりません。また、この猛暑続きのなか、積極的な日光浴を薦めているのでもありません。
それでも、あまりにも日光を避け過ぎるのも考えもの。朝夕を中心に「適度な」日光浴はやはり必要なのではないかと考えます。

2017年7月21日金曜日

体感気温の男女差

おはようございます。昨日は、猛暑の中ピアノコンサートに出掛けました。。
県内在住の3名のピアニストによる3者3様の演奏で、ドビュッシー、ブラームス、バルトーク、リスト、メンデルスゾーン等をたっぷり堪能。
ほんのひととき、沖縄にいることを忘れてヨーロッパ気分に。

が、外に出ると、もう暑い、暑い! こういうときは夏野菜をということで、ナスの素焼き
岩塩をパラパラっと振りかけただけの超シンプルレシピです。
生姜を少しのせて食べるのもなかなかです。

ナスの栄養素はというと、ビタミン・ミネラルはあまり期待できないようですが、ナスニンというポリフェノールの1種が含まれます。その強い抗酸化作用でさまざまな生活習慣病の予防に働きます。


前回は冷房の話をしましたが、同じ設定温度でも男性は「暑い」、女性は「寒い」と、男女の体感温度の違いから不満がぶつかり合うこともあります。体感温度は人それぞれですが、とくに男女差は大きく、2℃以上もの差があるといわれています

これは基礎代謝の違いが影響していて、男性は女性と比べて脂肪が少なく筋肉が多いため熱生産量が高くなります。女性は男性より筋肉が少ないので熱を産生しにくいのです。

女性の体は女性ホルモンの影響で脂肪がつきやすく、中でも皮下脂肪が多い傾向があります。女性の本能として子宮を衝撃から守ることや、子宮や内臓、骨盤を冷えから守る断熱材としての役割があるためです。
皮下脂肪は熱を通しにくく、一度冷えると温まりにくいので、女性はもともと冷えやすいといえます。

閉経前の女性の場合は、生理中に体内の血液量が一時的に減少するため、全身に血液が流れにくくなり、冷えを生じることになります。とくに子宮や卵巣など女性特有の臓器が影響を受けやすいので、うっ血して冷えやすいといえます。

これらのことも勘案して設定温度を決めるのがいいですね。
おのずと結論は「弱冷房」に行きつくのではないでしょうか。