2016年1月29日金曜日

防カビ剤②

おはようございます。突然ですが、誕生石ならぬ誕生色というのをご存知ですか? 
誕生色は古来からあったわけではありません。新潟県の十日町織物工業共同組合が、日本の伝統食をもとに、美しい名をつけて12カ月の色を選んだものです。 

1月の誕生色はというと、想紅(おもいくれない)という何とも奥ゆかしい名前が与えられています。想紅とは、雪の中で凛と咲く寒椿の深い紅のことです。
もうすぐ2月。2月の誕生色は恋待蕾(こいまちつぼみ)。大和言葉の響きに酔いしれそうです。


誕生色のイメージからは程遠い、防カビ剤の危険性についての話です。
過去に東京都立衛生研究所(現東京都健康安全研究センター)がラットを使った動物実験では、OPPは83%の確率で膀胱がんを発症させています
同じくマウスを使ったTBZの実験では、お腹の子どもに手足や尾の奇形や骨格異常などが認められました。動物実験の結果ではありますが、妊娠している女性が催奇形性のある化学合成物質を摂取した場合、胎児に先天性障害が起こる危険性が絶対ないとは言い切れません。
にもかかわらず、どうしてそれが認可されているのでしょうか。

理由は、こうです。
1975年のこと、アメリカから輸入された柑橘類からOPPが検出されました。が、日本ではまだ使用が認められていませんでした。当時の厚生省は、食品衛生法に違反しているとして柑橘類の廃棄を命令しました。
それに対してアメリカ政府が猛反発し、日本政府に圧力をかけてきたのです。柑橘類を船で輸送する際に発生する白カビを防ぐために、OPPはどうしても必要であり、これを使えなければ柑橘類を日本に輸出できなかったからです。

このころ日米間では貿易摩擦が起こっていました。日本から自動車や電化製品が大量に輸出され、貿易のアンバランスが生じていました。アメリカ政府は、そのアンバランスを是正するために牛肉と柑橘類の輸入を求めてきました。
OPPを認可するか否かは「高度な政治判断」に委ねられることになりました。つまり、安全性など二の次で、政治的な事情によって、危険と知りつつもOPPが承認されたということです。その際、OPP-Naも一緒に認可されました。TBZの認可の過程も似たり寄ったりです。

消費者はたまったものではありません。もちろん私は、絶対に手をだしません。

(次回につづく)

0 件のコメント:

コメントを投稿