2015年11月2日月曜日

食品添加物・キャリーオーバー②

 こんにちは。11月になりました。11月になると街はイルミネーションで輝き、年賀状が発売開始になり、なんとなく年末気分に押したてられます。
 が、ここで「もう今年も終わり」と思ってしまうか、「まだ60日ある」と思うのかで、この2カ月が違ったものになるでしょう。2か月といえば、長いなが~い大学の夏休みとほぼ同じですから・・・。
 私はもちろん後者です。今年中に勉強しておきたいことが、まだまだあります。


 さて前回は、醤油せんべいを例にキャリーオーバーの説明をしました。もう一例を。
コンビニ等で販売されているサンドウイッチ。その原材料としてトップにくるのが食パンです。キャリーオーバーの制度にのっとると、その食パンにさまざまな添加物を用いても、それに関しては表記しなくてもいいということになります。

 パンの製造に使用が認められている食品添加物は100種類を超えますが、なかでも注意したいのは、パン生地の改良剤として使われる臭素酸カリウムです。臭素酸カリウムは、ソフトで歯切れのよいパンをつくるために使いますが、1980年にラットの動物実験で発がん性が確認されたために各社は使用を自粛していました。

 にもかかわらず、製パン業界のガリバーである山崎製パンが2004年にふたたび使い始めました。同社によると「添加する臭素酸カリウムは微量であり、安全性に問題はない」と言っています。たとえそれが本当だとしても、発がん性が疑われる化学物質をあえて使うという企業姿勢が大問題です。
 私たち消費者は原材料表記をチェックして、危うい添加物が混入した商品を極力避ける努力をする必要があります。

 問題になるのはキャリーオーバー、ここではサンドウイッチです。食パンや菓子パンとして販売されている商品であれば、原材料表記を見れば添加物の有無が確認できます。
 ところが、サンドウイッチに使用される食パンの添加物については表記の義務は生じません。もしもその中に臭素酸カリウムを使用していたとしても、確かめようがないことになります。

 そう考えると、キャリーオーバーは消費者にとって手ごわいルールだといえます。
(次回につづく)

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