2015年11月28日土曜日

御礼

 こんにちは。『日本一わかりやすい栄養と食事の講座』
第15回「アンチエイジングのための栄養学~40歳の前と後とで何が変化するのか」は、先ほど終了しました。
 加齢に伴う体の変化を知り、それに見合った栄養補給をすれば、相応のアンチエイジングが可能になることを理解していただいたと思います。
 いつまでも若々しく元気に過ごしましょう!


次回は 月23日(土) 14:00 から

テーマは「サプリメントについて~何を摂るか、どれを選ぶか」です。

セミナーの後半では、特別に屋比久院長に入っていただいて、個別の質疑応答を受け付けます。ご自身に必要なサプリメントについて聞いてみる、またとないチャンスです。

来月はお休みです。くれぐれもお間違いのないようお願いします。

2015年11月26日木曜日

2回目の上海②

 おはようございます。上海出張のつづきです。

 通訳なしの実技トレーニングが始まりました。頼るのは、身振り手振りに加えて、まだ日が浅い中国語のみです。
















 日本人が中国語を学習するにあたっては、2つのハードルがあるといわれています。
 一つは声調といい、1文字ごとに与えられた独特のトーン、イントネーションです。高から低に下がったり、低から高に上がったり、など4種類あります。これを無視して日本語のように平板に言ってしまうと、意味が通じなくなってしまいます。
 もう一つは発音。日本語には存在しない発音が相当数あります。なかには「そり舌音」といって、日本人には到底まねのできない発音もあります。
 
 私の学習歴は4カ月足らず。声調も発音もまだまだ。とくに発音は、いい加減そのものです。
 では、通じたのでしょうか。

 それが通じたのです。8割くらいは。
 じつは、発音はそこまで厳格ではなくても通じる、ということは事前にある人から聞いてはいました。私が勉強しているのは、北京標準語といわれるもの。しかし、それをそのまま話すのは、中国のなかでも北京を中心とする一部の地域だそうです。
 それ以外の地域では訛(なま)りがあって、発音もかなり違うものになっています。中国人のなかには、「そり舌音」ができない人も少なくないようです。
 したがって、声調がある程度まともであれば、だいたいは聞き取ってくれるのです。

 ただし、その訛りが聞き取りになると仇(あだ)なってしまいます。正直なところ、スタッフやお客様から雨あられのように話しかけられましたが、ほぼまったく聞き取れませんでした。
 学習CDで聞くようなクリアな発音をする人はほとんどいません。あとでオーナーの章さんから聞いた話なのですが、北京の人が上海に来ると話が半分もわからないそうです。
 これでは、私が聞き取れるはずがありません。

 それでも、大切なメッセージをダイレクトに伝えることは、大いに威力があります。今回もっとも力を込めて発した言葉は、お客様への施療になると萎縮してしまうスタッフに
「アチチを気にするな。恐れるな。自身を持って!」でした。
 また、「素晴らしい!」「よく努力したね」「だんだん上手になってきた」といった褒め言葉は、通訳を介してしまうと効果半減になってしまいます。
 思いを伝えるためには、やはり言葉です。

 今回は、私からの一方的な話しかけが中心になりました。それでもホワイトボードを使って筆談で挑んでくるスタッフもいて、思った以上のコミュニケーションがとれたため、ある程度は満足しています。
 ヒアリングは、今後の長期的な課題です。

 

 












 肝心の店舗ですが、客数は着実に増え続け、その顧客も意識の高い(また所得も高い)人に移りつつあります。
 課題は多数ありますが、今後の飛躍に大いに期待したいところです。

2015年11月24日火曜日

2回目の上海

 おはようございます。昨日まで上海加盟店に行っていました。



前回の7月にはなかった看板が…      高級家具を配置した休憩室まで…


 今回の出張は、屋比久院長と同行です。店舗では、事実上3日間の仕事をしてきました。
 院長は、ほぼひっきりなしに毎日10人強のカウンセリングです。
















 現場で感じるかぎりで言えば、中国も日本同様に、ややもすると日本以上に生活習慣病だらけです。
 栄養に関する意識も、けっして高いとはいえません。
 高炭水化物、低タンパクの傾向は、日本と同じです。油の質が悪い分だけ、動脈硬化を引き金とした心臓病や脳卒中が多くなるのかもしれません。

 院長は、一人ひとりに納得するまで丁寧に伝えていらっしゃいました。


私はというと、温熱実技のトレーニングです。今回は、比較的最近入った4名が相手です。皆、気のやさしい、親切なスタッフでした。
 前回と違うのは、ほぼ通訳なしでやらなければいけないこと。唯一人の通訳であるオーナーの章さん(写真・院長横の男性)は、カウンセリングに付きっきりだからです。
 そこで、7月から勉強し始めたばっかりの中国語が登場することになります。
(次回につづく)


2015年11月19日木曜日

セミナーお知らせ

 おはようございます。下の写真は、地元紙「琉球新報」の先週の記事です。
 

 どういうわけか、肝心の発がん性物質の正体に触れていません。もちろん、このブログでは書いてみます。必ず読んでください。
 

 来週の土曜日は、今年最後のセミナーです。テーマは「アンチエイジングのための栄養学~40歳の前と後で何が変わるのか」をお送りします。


















40歳を過ぎたあたりから病気しやすくなったり、体のあちこちで不調を訴えたり、あるいは快復に時間が掛かるようになったり・・・。これらは誰にでも思い当たることでしょう。が、あらためて「どうして?」と考えたことがありますか?
 その点を栄養学な立場から説明を加えて、不足していく栄養素を補充することで老化を遅らせる方法をお伝えします。
 こちらも、お聞き逃しなく。 


 私はこのあと、7月以来の上海に向かいます。今回もどんな出会いがあるのか。どんな出来事が待ち受けているのか、とても楽しみです。

2015年11月17日火曜日

食品添加物・合成甘味料②

おはようございます。
前々回、『食品添加物キャラクター図鑑』という本を紹介しましたが、同じシリーズで『栄養素キャラクター図鑑』と『人体キャラクター図鑑』の2冊も発売されています。

子供には、まずは『食品添加物~』よりも、この2冊のほうがおすすめです。とくに体のつくりの神秘、その驚異的な働きを少しでも知れば、今以上に命を大切にするに違いないと私は確信しています。
興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。


  前回は、砂糖のマイナス面について説明をしました。美食傾向が高まるなか、ますます砂糖の需要は増えているかと思いきや、ここにきて砂糖(あるいは糖質)がゼロのコーラやノンアルコール系飲料、はては砂糖ゼロのチョコレートまで登場しました。さすがに消費者の健康志向に気づいて、メーカーが体にやさしい製品を開発した、と誰もが思うでしょう。

 が、砂糖ゼロを謳っていても、甘いのには変わりありません。砂糖の代わりに何かを使っているということです。では、その代用品は大丈夫なのか、というところまでチェックしなくてはいけません。 

 その正体は合成甘味料です。この合成甘味料の安全性をめぐっては、アメリカや日本でずっと論争が続いています。なかでも注意を要するのは、アスパルテームアセスルファムK(カリウム)という甘味料です。

 あくまでも大量に摂取し続けた場合という前提ですが、アスパルテームには、脳腫瘍、白血球の減少、血清カルシウム濃度の低下、などの疑いがもたれています。「疑いが~」というのは、動物実験でそのような結果が報告されたという意味です。人体実験は倫理的に行うことはできませんので、人間への影響は明らかではありません。
同じく動物実験でアセスルファムKにはリンパ球減少や肝臓障害が、スクラロースには脾臓と胸腺のリンパ組織の委縮が見られています。

 アスパルテームはグラム当たり砂糖の180~220倍の甘みがあり、アセスルファムKも同じく約200倍、スクラロースは600倍の甘みを持っています。そのため使用される量はきわめて少なく、今のところ、これらの合成甘味料による目立った健康被害は聞きません。
が、日本でこの3つが認可されて十数年しか経っていません。症状が出るまでの潜伏期間を考えると、安心するにはまだ早いような気がします。
まずは、「ゼロ」「オフ」「~%カット」「フリー」「微~」等の表示をまに受けずに、ことさら注意して成分表を確認してください。
(次回につづく)


2015年11月13日金曜日

食品添加物・合成甘味料①

おはようございます。沖縄は今が秋真っ盛りのようです。
窓を開けて車を走らせると、暑くもなく寒くもなく心地よい風が入ってきます。通勤途中の中城城沿いの道にはススキが生い茂っています。眼下には朝日に照らされた秋の海。
今朝FMから流れていたのは、グリーグ作曲「ペールギュント第一組曲」の「朝」。グリーグ自身が編曲した、めずらしいピアノ独奏版でした。
今日も清々(すがすが)しくスタートです。


 今日からは合成甘味料を取り上げます。人工甘味料はいうまでもなく砂糖の代用品です。カロリーオーバーを理由に砂糖の摂り過ぎを気にする人はいますが、砂糖のマイナスは思っている以上に大きいのです。
少し復習してみましょう。

白砂糖のほぼ100%(99.6%)、黒砂糖の約90%は蔗(ショ)糖という成分です。では蔗糖の構造はというと、1つのブドウ糖と1つの果糖が結合している2糖類です。ブドウ糖も果糖も大切なエネルギーの材料ですが、利用するためには1つ1つバラバラにして腸から吸収される必要があります。
 ところが、ブドウ糖と果糖の結合は非常に強固で、おいそれとは分解できません。そこで蔗糖の分解のために大量の消化酵素を動員することになります。
 砂糖のマイナス面の1つは、消化酵素の浪費です。

 「砂糖をたくさん摂ると体が冷える」というのは、ご存知の方が多いことでしょう。そのメカニズムはよく分からないのですが、1つの推測として、この消化酵素の浪費があるかもしれません。
 消化酵素の浪費 ⇒ 代謝酵素の分泌低下 ⇒ 代謝の1つ、エネルギー産生の低下  という図式です。
これがよく理解できない人は、下のブログで復習してください。
 
 消化酵素を浪費しても、それでも蔗糖のすべてが分解されれば、まだ大事にはいたりません。しかし、「甘いもの大好き」「スイーツは別腹っ!」なんていう人は、大量の砂糖を口に入れています。となると、すべての蔗糖を分解するのは困難になり、一定量が分解されない蔗糖のまま腸に流れ込みます。
 これが大問題です。蔗糖は悪玉菌(クロストリジウム)のエサになって大増殖を引き起こします。
 大量の砂糖摂取は、腸内環境の悪化をもたらします。

 砂糖の健康面での悪影響がはかり知れないことがわかります。

(次回につづく)

2015年11月10日火曜日

食品添加物・キャリーオーバー③

 こんにちは。週末に立ち寄った書店でこんな本を見つけました。
















 陳列されていたのは児童書のコーナー、つまり子供向け食育関連本ということです。なかなか取っつきにくい添加物の話をキャラクターを介して伝えるのは、子どもに関心を持ってもらうためには、すぐれたアイデアに違いありません。

 そこでパラパラっとめくって中を見てみたのですが・・・。添加物に対する見解がやや甘いのが残念でした。のちに登場する着色料や人工甘味料なども、その危険性についてはほとんど触れずじまいです。
 その点については問題が残りますが、それでも「食品添加物というものがあるんだ」ということを知らせる、食育の第一歩としては意義があるかもしれません。

 

 前回、前々回に分けて、醤油せんべいとサンドウイッチを例にとりキャリーオーバーの説明をしました。
まとめると、こうなります。醤油や食パンを、「醤油」または「食パン」という完成品として販売する場合には、添加物を表記する義務が生じます。が、同じものを別の完成品の原材料の一つとして使用する場合には、その義務は生じません
消費者にとっては、納得の「な」の字もいかない制度だと思いませんか?

 このキャリーオーバーを悪用、いや上手に活用すると、いかにも添加物が少ない商品かのように見せることが可能です。本来ならば完成品に使うべき添加物を、原材料に回すという手法です。
 醤油せんべいやサンドウイッチの場合、その原材料である醤油や食パンは、製品全体に行きわたるものです。pH調整剤やアミノ酸等、香料などを完成品に使わなくても、全体を覆うような原材料にたっぷり添加すれば、それに近い効果を生み出すことができます。

 こうなると、もうトリックでしかありません。メーカー側にのみ都合のよい仕組みで、健康を考える消費者のことは眼中にもないのでしょう。同じ食品であれば、それが完成品であろうとなかろうと添加物を明記しなければいけないのは当り前のことです。
 これに対する有効な策は、今のところ思い当たりません。表記してある原材料だけでは本来ありえない日持ち、うまみ、香り、食感など、不自然さを感じるときには、キャリーオーバーを疑ってみてもよいかもしれません。

 それにしても・・・。一般によく聞くキャリーオーバーは、懸賞やクジなどで当選が出なかった場合に、懸賞金を次回の抽選に持ち越す。そういうものだと思っていましたが、この場合のキャリーオーバーは、いささか無理のある解釈のような気がします。
懸賞金と違って、添加物を完成品に持ち越されて、いったい誰が喜ぶのでしょうか?
(次回につづく)

2015年11月6日金曜日

ゆるりとバカンス

 おはようございます。今週(火)~(水)は、本島北部のリゾートホテルで羽を伸ばしてきました。
















 オリオンビールが運営する「ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ」。
まず驚いたのが、このメインエントランス!
















 この横では、ウェルカムドリンクならぬウェルカムビールのサービスが !! さすがはオリオンビール。
 全室オーシャンビューのため、部屋からの眺めは抜群。

 右端に見えるのは、備瀬のフクギ並木。
 正面沖合は伊江島。とんがった山が、ハワイのダイヤモンドヘッドみたいです。
 手前のビーチは、プライベートビーチかと思いきや、海洋博記念公園。究極の借景!


















 ここは、通常ではとても手の届かないグレードのホテルです。が「ちゅらとく」という大変お得なサイトがあって、オフシーズンはかなりの割安で予約できます。今回は、そのサイトの中での「48時間限定」という企画を逃さずにゲットした格安プランでした。
ひとときのバカンスを楽しみたい方は、ぜひ狙ってみてください。


 せっかく、キレイな景色をたくさん紹介したので、ブログ本題の添加物は、また次回にします。
 

2015年11月2日月曜日

食品添加物・キャリーオーバー②

 こんにちは。11月になりました。11月になると街はイルミネーションで輝き、年賀状が発売開始になり、なんとなく年末気分に押したてられます。
 が、ここで「もう今年も終わり」と思ってしまうか、「まだ60日ある」と思うのかで、この2カ月が違ったものになるでしょう。2か月といえば、長いなが~い大学の夏休みとほぼ同じですから・・・。
 私はもちろん後者です。今年中に勉強しておきたいことが、まだまだあります。


 さて前回は、醤油せんべいを例にキャリーオーバーの説明をしました。もう一例を。
コンビニ等で販売されているサンドウイッチ。その原材料としてトップにくるのが食パンです。キャリーオーバーの制度にのっとると、その食パンにさまざまな添加物を用いても、それに関しては表記しなくてもいいということになります。

 パンの製造に使用が認められている食品添加物は100種類を超えますが、なかでも注意したいのは、パン生地の改良剤として使われる臭素酸カリウムです。臭素酸カリウムは、ソフトで歯切れのよいパンをつくるために使いますが、1980年にラットの動物実験で発がん性が確認されたために各社は使用を自粛していました。

 にもかかわらず、製パン業界のガリバーである山崎製パンが2004年にふたたび使い始めました。同社によると「添加する臭素酸カリウムは微量であり、安全性に問題はない」と言っています。たとえそれが本当だとしても、発がん性が疑われる化学物質をあえて使うという企業姿勢が大問題です。
 私たち消費者は原材料表記をチェックして、危うい添加物が混入した商品を極力避ける努力をする必要があります。

 問題になるのはキャリーオーバー、ここではサンドウイッチです。食パンや菓子パンとして販売されている商品であれば、原材料表記を見れば添加物の有無が確認できます。
 ところが、サンドウイッチに使用される食パンの添加物については表記の義務は生じません。もしもその中に臭素酸カリウムを使用していたとしても、確かめようがないことになります。

 そう考えると、キャリーオーバーは消費者にとって手ごわいルールだといえます。
(次回につづく)