2015年9月14日月曜日

コレステロール③

おはようございます。数日前の日本経済新聞の記事です。














もう最近では、吐いて捨てるほど頻繁に登場するトランス脂肪酸です。口に入れる危険な食品はトランス脂肪酸だけではありませんが、人工的につくりだしたものが人体では代謝できない、という一番わかりやすい例です。
コレステロールの解説のあとに始める添加物シリーズでは、怪しげな人工化学物質がいろいろ出てきますので、しっかりと学習してください。


前回は、LDLコレステロールとHDLコレステロールの役割について説明しました。
ではいったい、コレステロールの何が問題なのでしょうか。問題になるのは、LDLコレステロール(血管壁の材料)があまりにも多すぎて、HDLコレステロール(余剰分を回収)があまりにも少なすぎる場合です。
この場合には、余ったコレステロールが回収しきれずに、血管壁周辺に残ってしまいます。

この残ったコレステロールが活性酸素に攻撃されて酸化してしまうと、そこから“わるさ”を始めます。酸化コレステロールはドロドロとした粥状になり、それが血管壁の中にもぐって血管壁を押し上げます。血管壁は弾力性がなくなり、また血管の内腔は狭くなります。
このように、動脈が弾力性を失ったり狭くなった状態が動脈硬化です。














健康な血管壁の表面はツルツルですが、酸化コレステロールによって押し上げられた血管壁の表面はザラザラです。すると、ここに血小板やフィブリンという線組織が集まりやすくなります。それが血栓です。
血管の内腔は狭くなっていますので、ここにできた血栓で血管が詰まってしまうことがあります。これが心臓に起きると心筋梗塞、脳内で起きると脳梗塞となるのです。
LDLコレステロールが悪玉と呼ばれてしまうのは、こうなった場合のことを指しています。

(次回につづく)

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