2015年8月20日木曜日

酵素について④

  おはようございます。現在説明している酵素に関しては、明後日のセミナー(テーマは「ビタミン・ミネラルは浴びるほどに」)でも取り上げます。
 旧盆前の忙しい時期とは思いますが、ぜひ足をお運びください。タンパク質と同じくらい大切な話をする予定です。

 腸内環境の話からは少し離れますが、せっかく酵素を取り上げましたので、もう少し酵素の話を補足します。
 『酵素栄養学』で栄養素としての酵素の大切さを提唱したエドワード・ハウエル氏は、その著書のなかで、次のようなことを述べています。

「1日に体内でつくられる消化酵素と代謝酵素の総量は同じである」

消化酵素と代謝酵素の総量は同じということは、消化酵素を大量に使ってしまえば代謝酵素はその分だけ少なくなる、逆に、消化酵素を節約・温存したら代謝酵素はその分だけ多く使えることになります。これはシーソーのような関係です。


















 代謝酵素の働きをもう一度記述します。エネルギーを生み出す、細胞を合成または修復する、有害物質を解毒・排泄する、免疫を引き上げる、といった重要な役割を担当します。 
代謝酵素をより多くつくりだせれば、代謝機能は間違いなくアップします。
 前回までの「外からも消化酵素を入れる」ことと「限りある体内酵素を浪費しない」ことを実践すると、じつはこの代謝アップにつながるのです。

ここで一つ触れておかなければいけません。近年の断食・少食ブームです。断食や少食を扱った本が増えているのは、書店に行けば一目瞭然です。読むと、断食・少食の効果が数多く書かれています。その中の一つに、消化酵素の温存による代謝酵素の増産があるようです。

ただ、少し考えてください。食べなければ消化酵素をまったく使わないのは当たり前です。それで代謝が上がる。そんな単純なことでしょうか。
 一時的には、そういうことになるのかもしれません。しかし、長い目で見るとリスクといえます。体の材料であるタンパク質脂質はどうするのでしょうか。代謝や免疫の維持・向上のために必要なビタミンミネラルは、どうやって補給するのでしょうか。

 断食・少食の是非そのものは、簡単に論じることはできません。ただ、このブログの目的は、短期的な体質改善を目指したものではありません。

半永久的な予防と健康増進のために、必要な栄養は何でどのくらいか、を書き続けています。その立場から、断食や少食に対しては一定の距離を持ちたいと考えます。

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