2015年8月13日木曜日

酵素について①

おはようございます。今日から数回にわたって、腸内環境とも関係のある酵素について説明します。前回のブログで「朝食には消化の負担が軽いものを」と書きましたが、そこに酵素が少なからず関わってきます。

酵素は人間のありとあらゆる生命活動を支えています。そのサイズは、1ナノメートル(1ミリの100万分の1)単位と限りなく小さく、顕微鏡でも見られません。それゆえ、酵素のことを「生命の神秘」と呼ぶ人もいるほどです。

その酵素は、大きく分けると消化酵素代謝酵素の2つに分類できます。
消化酵素は、口から入れたタンパク質、脂質、炭水化物を、腸から吸収できる小さな分子に切り刻む作業をおこないます。
代謝酵素は、吸収された栄養素がさまざまな活動を営むときに、それを媒介します。
たとえば、エネルギーを生み出す、細胞を合成または修復する、有害物質を解毒・排泄する、免疫を引き上げる、といった重要な役割を担当します。

 消化酵素と代謝酵素は、ともに体内で合成できます。ということは・・・。
「外から摂り入れる必要はない」「ならば、栄養学や食事療法の対象にはなりえない」。
おそらくは、このように考えられて、酵素の研究は大きく遅れをとることになります。

 ところが、体でつくられる酵素は、歳を重ねるにしたがい減少することが分かってきました。このことは1985年、エドワード・ハウエル氏が、その著書『酵素栄養学』で、はじめて世に提唱しました。わずか30年前です。
酵素の知名度がまだまだ低いのは、このような事情もあります。

(次回につづく)

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