2015年5月26日火曜日

タンパク質=肉類?

こんにちは。1週間ほど前の日本経済新聞に以下のような記事が掲載されていました。


















 高齢になるほど肉類をしっかり食べたほうがよい、というコメントを最近よく見聞します。『がんになったら肉を食べなさい』(溝口徹著)という本もあるくらいです。 
 こういう見解は、高齢になるほど、あるいはガンになったらタンパク質をたっぷり摂らなければいけない、という根拠に基づいています。それは、まったくその通りです。私も異論はありません。

 が、どうして「タンパク質 ⇒ まずは肉」という論理になるのかが理解できません。肉類はたしかにタンパク質を含みますが、意外と脂質が多い、というより脂質のほうが多いといってもよいのです。

















 多くの人が常食する牛や豚のロースやバラ肉、または鶏のもも肉は、タンパク質よりも脂質が上回っています。ヒレ肉かササミであれば脂質が少なめになりますが、いつもいつもヒレ肉かササミというわけにもいかないでしょう。

 そして肉の脂質には、体内で固まりやすい飽和脂肪酸や、炎症・アレルギーなどを促進するアラキドン酸が豊富です。
 また、アミノ酸への分解の困難さや農薬等の問題もあります。とくにアミノ酸への分解が順調にいかずに未分化タンパクが大量に発生しては、腸内環境にも悪影響がでます。それを考えても、肉類を食べ過ぎることはおすすめできません。

 
 肉食を全否定してはいませんし、私も普通に肉を食べます。が、タンパク質摂取を考えた場合、まず第一に来るのが肉類とは思いません。
 卵や大豆食品、魚介類を毎日しっかり食べつつ、ときどきの楽しみとして肉類を加えていけばよいのではないでしょうか。

 先週末のセミナーでは、このようなことを詳しくお伝えしました。来月は、飽和脂肪酸やアラキドン酸などを取り上げる「よい油と悪い油」がテーマです。
 本島にお住まいの方、ぜひご来場ください。

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