2015年5月12日火曜日

機能性乳酸菌①

こんにちは。台風一過の昼下がりです。
本院は午後からの仕事スタートです。午前中ダッシュ型の私はエンジンがうまく掛かりませんが、まずはブログから始めます。

現在、ブログでは腸内環境を連載していますが、1か月前くらいに紹介した雑誌『Tarzan』の「日本人の腸内環境が危ない」に役立つ記事がいっぱいです。














「腸もみ」「うんち学」「東の乳酸菌、西の食物繊維。食材番付」、婚活ならぬ「ヨー(グルト)活」など、楽しみながら読むことができます。
もう書店の店頭には並んでいないと思いますが、Amazon等でバックナンバーを購入できます。税込500円とお得感あります。


今週は、機能性が高いとして注目されている乳酸菌をいくつか紹介します。

LG21菌
ヨーグルトの棚で見かけるので、ご存知の方も多いでしょう。明治乳業が東海大学医学部との共同研究で開発した乳酸菌です。

経口投与によるヒト実験で、LG21菌が胃のピロリ菌を減少させることが分かっています。抗生物質でピロリ菌を除去しようとすると、ピロリ菌だけではなく善玉菌も一緒に死滅してしまいますが、LG21菌はピロリ菌を特異的に減らすことができるところがすぐれています。
商品としては、明治乳業より「プロピオヨーグルトLG21」として販売されています。

ところで、抗生物質によるピロリ菌除去治療ですが、日本ヘリコバクター学会では成功率90%と公表しています。
しかし、現場の臨床医で90%と実感している人は少ないようです。私が昨年受講した講座(分子栄養学実践講座)のなかでは、ある医師が「せいぜい70%」と話していました。

この差異は、抗生物質に耐性ができていることが原因と考えられています。耐性とは、薬などを繰り返し投与するうちに、体が抵抗性を獲得して次第に効き目が低下していくことです。
子供のときから今にいたるまで何かにつけて抗生物質を使っていると、肝心のピロリ菌除去のときに効力が発揮されないことも考えられます。

そのときに援軍となってくれるのがLG21菌です。ピロリ菌除去治療中にLG21菌を摂取し続けると成功率が10%ほど上がる、と講座では教わりました。
ピロリ菌に由来する胃炎は、慢性胃炎→萎縮性胃炎→上皮化成(前がん状態)→胃がん、と進行していく可能性があります。

将来にわたる胃がんのリスクを考えると、成功率10%upは大きいといえるでしょう。
(次回につづく)

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