2015年3月21日土曜日

ビタミン・ミネラルの必要量①

 おはようございます。昨晩は、オペラ「フィガロの結婚」(モーツァルト)を観に行きました。
「フィガロの結婚」は20代の頃から一番好きなオペラで、10年に1回は鑑賞しています。LD(レーザーディスク)が普及していた時代には、「フィガロの結婚」だけで2~3種類のディスクを聴きくらべるほどの凝りよう。
 そのオペラが沖縄で、しかも一流キャストで演じられるというのですから、私は半年前から楽しみにしていました。
 















 
 心揺さぶる歌声とオーケストラを含めた音楽を、時間たっぷり堪能できました。
とくに今回は、リハーサルでキャスト(オペラ歌手)を間近で見ていたこともあって、一人ひとりがとても身近に感じられました。“やはり”というか、リハーサルではセーブしていたキャストがほとんどでした。
また、音楽以外に大切なのは、演出や衣装、舞台セット。どれも、かつて観た超一流のLDのものに負けていません。ぜひ、こういう公演を年に1度は観たいものです。



 前振りが長くなってしまいました。
 年初からはじまった「ビタミン・ミネラル」も、そろそろ〈まとめ〉の段階にはいってきました。
私たちは毎日どのくらいのビタミン・ミネラルを摂ればよいのでしょうか。かなり前にビタミンCを例に解説しましたが、あらためて必要摂取量の話をします。

 厚生労働省発表「日本人の食事摂取基準」の推奨量によると、たとえばビタミンAであれば1日に650~850マイクログラム、ビタミンB1は1日に1・1~1・4ミリグラム、ビタミンCは1日に100ミリグラムでした。
これらの摂取量の根拠は、それぞれが欠乏したときに発症のリスクが高まる欠乏症を防ぐためのレベルです。ビタミンAが欠乏すると夜盲症、ビタミンB1が欠乏すると脚気、ビタミンCが欠乏すると懐血病を発症する可能性があります。
しかし、この摂取量はあまりにも消極的で、これでは栄養素が持つ能力のごく一部しか発揮できません。

 分子栄養学という学問分野にメガビタミンという言葉があります。数十、あるいは百以上もの作用がある各種ビタミンの持つ力を最大限に引き出すには、それだけ大量に摂取しなくてはいけない、という考え方です。

 日本における分子栄養学の先駆者の一人である三石巌氏は、メガビタミンを説明するのにカスケード(段々滝)というモデルを考案しました。段々滝にたくさんの水車が上から下に向かって階段状に並んでいる、というイメージです。その水車の一つ一つがビタミンの何らかの作用です。
 上から流れ落ちる水の量が少ないと、上のほうの水車は回るものの、下のほうは勢いがなくなっているので回らない。下の水車まで勢いよく回転させるためには、大量の水を上から流さなければいけません。

こう考えると、ビタミンの大量摂取が分かりやすくなります。一つでも多くの働きをするためには少しでも多くのビタミンを、というわけです。
ビタミンCには、分かっているだけでも100以上、他のビタミンも数十種類におよぶ作用を持っています。大量に摂取すると、その量に見合っただけの働きが期待できます。逆に、少量の場合はそれなりの効果、つまり数少ない作用をするにとどまります。

(次回につづく)

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