2015年3月19日木曜日

海藻類②

 おはようございます。
 2~3日前の毎日新聞ニュースに「20代~30代女性の摂取カロリーが減少。終戦直後以下に!」という記事がありました。
仕事が忙しい20代~30代の女性が最低限の食事しか摂らず、なかには1000キロカロリーにも満たない人がいるとか。全体的に摂取カロリーが減少傾向にあり、逆に「やせ」傾向が増えているというものでした。

カロリーの摂り過ぎは、肥満をはじめ、さまざまな生活習慣病につながります。これがよくないことは説明の必要がないと思いますが、カロリー不足も同じくらい体にダメージを与えます。
糖質や脂質によるカロリー(エネルギー)不足が起こると、その不足分をカバーするために体にあるタンパク質が使われます。タンパク質もエネルギーに変換できるからです。
 体のタンパク質がどんどんエネルギーとして使われると、どうなるのかは・・・・・わかりますよね。わからない人は、このブログの「タンパク質」を読み返してください。


 海藻の続きです。
 海藻は、酵素をサポートするミネラルを大量に海水から取り込んでいます。海藻を食べると酵素が活性化するのは容易に推測できます。
もちろん、海藻には酵素そのものも豊富です。野菜とは違って、海藻はほとんどの場合は生で食べます。生の食品にこそ多く含まれる酵素が、海藻を食べることで摂取できるのはいうまでもありません。

 酵素の話になったので、タンパク質にも触れておきましょう。海藻には、タンパク質は平均して10%前後含まれていますが、それが海苔になると40%近くにもなります。
それだけでなく、海苔にはイカやタコに多いタウリン、動物性食品以外にはほぼ含まれないビタミンB12もあります。
 少量ずつではあるものの、海藻にはビタミンも含まれます。おもなものは、ビタミンA、ビタミンB1、B2、葉酸、ビタミンKなどです。

 海藻に含まれる脂質は、青魚に豊富なEPA(エイコサペンタエン酸)です。EPAは青魚に豊富とはいっても、その多くは頭部に集まっています。現代の食スタイルを考えると、EPAは海藻から摂るのが容易かもしれません。
昆布、わかめ、ひじき、モズクなどに共通して含まれるヌルヌルとした成分は、フコイダンというファイトケミカルです。フコイダンには強い抗がん作用があり、モズク由来のフコイダンサプリメントは、がんの代替療法としても知られています。

 海藻には水溶性の食物繊維も豊富です。水溶性食物繊維には、善玉菌のエサになり腸内細菌バランスを整える、ブドウ糖の吸収を緩やかにする、コレステロール値を抑える、などの作用があります。
 その水溶性食物繊維を手軽に口に入れる食品に、寒天を粉にした寒天粉があります。寒天は、我が国が世界に誇る優秀な保存食品です。テングサを煮出して冷やし、ゼリー状にしたものがトコロテンで、これを凍結・乾燥させると寒天になります。カロリーも低く食物繊維がたっぷり摂れるトコロテンと寒天は、格好の健康食といえるでしょう。


また、海藻は陽性食品でもあるので、寒い季節に食べても体を冷やすことはありません。トマトやレタスなど夏野菜中心のサラダには、そこにワカメを加えるのもよいでしょう。

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