2015年2月20日金曜日

セレン

こんばんは。今日から、諸々の用事で東京に来ています。
当然ながら「寒い!」です。 かつては自分も住んでいたはずなのに、もう一気に北国に来たような感覚です。少なくとも体だけは「郷に入っては郷にしたがえ」になりつつあるようです。


ミネラルの最終回はセレンです。セレンというミネラル、これはミネラルのなかでも注目株です。セレンは強い抗酸化作用があり、その力はビタミンCやEを凌ぐといわれています。
この強力な抗酸化作用の結果なのか、別のメカニズムが働くのかは分かりませんが、近年セレンが脚光を浴びているのは、ガンや心臓病を予防する作用です。

地球上には、土壌の中にセレンが豊富な地域があり、アメリカのネブラスカ州やサウスダコタ州などがそれに当たります。そういった地域では、当然のことながら食物からのセレン摂取量が多くなります。
それらの州ではセレン濃度が低い州と比べて、乳がん、卵巣がん、前立腺がん、肺がん、直腸がんの発症率が低いことで知られています。セレンのがん予防効果については、まだまだ研究途上ですので、今後の解明が楽しみです。

逆に、中国黒竜江省克山県というところは、他の地域と比べて土壌中のセレン濃度がはるかに低いことで知られています。ここでは、克山病といわれる特異的な心筋症の患者が大量に発生しています。とくに、食物をその地域での作物に頼っている人は、9割以上もの確率で克山病に罹っています。
その後、この地域に対して大規模なセレンの予防投与が行われると、克山病も著しく減少しました。セレンとの因果関係が、ほぼ明らかになりました。

セレンは、魚介類やネギ、卵などに含まれます。
セレンについても、以前の「メタビオン2」では、1日当たりの摂取目安量(15粒)に含まれる量は47μgでしたが、新しいマルチビタミン&ミネラルでは、多少増える予定です。


もう一つ、このセレンと前回紹介した亜鉛は、水銀やカドミウム、アルミニウム、鉛、ヒ素、スズなどの有害ミネラルの毒性を抑える、あるいは排出作用を持つことで知られています。これらは、有益ミネラルの働きを邪魔しますので、セレンと亜鉛のこの働きは重要です。

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