2015年2月13日金曜日

鉄(その1)

おはようございます。『健康だより2月号』が出来上がっています。



屋比久先生の原稿は「病気は冷えと血液の汚れから」、私の原稿は「病気は食の悪さから」です。どちらも、予防ための基本の基本が書いてあります。
本院、もしくは各加盟店で入手できます。

今日は鉄の話です。鉄は赤血球にあるヘモグロビンの構成要素です。ヘモグロビンは体の隅々まで酸素を運搬して、エネルギーを生み出すときに大切な働きをします。
ただし、ヘモグロビンの材料は鉄だけではありません。ヘモグロビンは、ヘム鉄+グロビンです。このグロビンとは、タンパク質のことです。したがって、エネルギー不足にならないためには、鉄にくわえてタンパク質も必要です。

鉄には2種類あります。レバーや赤身の肉、マグロ、カツオなどに多いヘム鉄と、ひじきや小松菜、ほうれん草などに豊富な非ヘム鉄です。
このうち吸収率の高いのがヘム鉄です。高いとはいっても吸収率は3割に満たず、おおよそ23~28%です。では非ヘム鉄はどうかというと、その吸収率は1割にもなりません(2~5%)。
ならばヘム鉄を中心に摂取したいところですが、ヘム鉄が圧倒的に多いのがレバー、それに次いで多いのが赤身の肉と大型の魚です。

レバーは鉄以外にも、ビタミンA、ビタミンB2、パントテン酸(ビタミンB群の1つ)、葉酸(同)などで、含有量が他を引き離して断トツです。その一方で、レバーは肝臓であり解毒器官であるので有害物質が溜まっているから注意が必要だ、という見解もあります。
赤身肉の過剰摂取は活性酸素を大量発生させる、マグロやカツオの過剰摂取は水銀蓄積が心配など、どれも帯に短しタスキに長しです。 

ここで救世主となるのがビタミンCとタンパク質です。ビタミンCとタンパク質はヘム鉄非ヘム鉄にかかわらず、鉄の吸収率を高める働きを持っています。食事から鉄を摂取するときには、ビタミンCとタンパク質を含む食品も組み合わせてください。 

(次回につづく)

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