2015年1月17日土曜日

ビタミン・ミネラルの欠乏症②

おはようございます。1週間後の24日(土)には、今年最初のセミナーを開催します。


  今回のテーマは、世界無形遺産にも登録された「和食」です。我が国の伝統的な一汁一菜(+主食)が、いかに栄養学的にも優れているのかを解説します。
 ここまでにお話しした、タンパク質、脂質、ビタミン・ミネラル、ファイトケミカル、食物繊維、善玉菌、酵素、すべての復習にもなります。
 ぜひ足をお運びください。






ビタミン・ミネラルの欠乏症の話を続けます。
脚気の時代から、さらにさかのぼって、16~18世紀の大航海時代には、壊血病という病気が船員にとっては海賊以上に恐れられました。壊血病とは、体のさまざまな部位から出血して、症状が進むと衰弱して、やはり命を落としてしまう病気です。

この原因はビタミンCの欠乏でした。ビタミンCは体内でコラーゲンを合成するときに不可欠な栄養素です。コラーゲンの材料はタンパク質ですが、ビタミンCの助けが必要です。
コラーゲンというと「お肌」というイメージが強いですが、コラーゲンは細胞と細胞をつなぐ接着剤のようなもの。お肌にかぎらず全身に存在します。血管もコラーゲンです。

懐血病は、コラーゲンがつくれないために、体じゅうの血管がボロボロになって出血する病気です
冷蔵設備もない長期にわたる航海では、食糧は保存食中心になり、柑橘類や野菜は持ち込めなかったでしょう。スペインやポルトガルなど、ヨーロッパ諸国から大海に乗り出した船員の多くが、壊血病によって死亡したといわれています。

これ以外にも、ビタミンAの不足による夜盲症、ビタミンB群の一つであるナイアシン不足によるペラグラ皮膚炎ビタミンB12不足による悪性貧血ビタミンDの不足によるくる病などがあります。
ミネラルもあなどれません。鉄不足による貧血はご存知でしょう。亜鉛不足による味覚障害、あるいはマグネシウムが不足すると、手足のしびれ、けいれん、不整脈が起きます。

このように、ビタミン・ミネラルの歴史は欠乏症の歴史とともに歩んできました。ここでビタミン・ミネラルの欠乏症を紹介しているのは、後日もう1回登場するからです。 

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