2014年12月8日月曜日

トランス脂肪酸

  おはようございます。6日(土)付日本経済新聞の別刷り(N I KKE I プラス1)に、「サプリメントどう使う?」という記事が掲載されていました。それによると、1番のベースサプリメントはマルチビタミン&ミネラルであり、それから始めるのがよいだろう、と書いてありました。
 サプリメントについてはブログでもいずれ取り上げますが、基本的には同じ見解です。サプリメントはあくまでも栄養補助食品であり、日頃の食事で十分に摂取しづらいものを補給する、というのが基本的な考え方です。

 この記事の隅のほうに「発酵食品などで腸内を良好に」というコラムが添えられていました。腸内細菌の状態がよくないと、せっかく摂取した成分も吸収されにくい、というのが要旨です。
 このことは、先月のセミナーでお話ししました。タンパク質、ビタミン、ミネラルなど、摂るべき栄養素はいろいろありますが、その前にやるべきことは、まず腸内環境を整えることかもしれません。腸内環境に関しても、必ずブログで連載します。

 先々週より、積極的に摂りたい脂質(EPA・DHA+オリーブオイル)、適量でよい脂質(リノール酸+アラキドン酸)の説明をしました。そのあとにくるのは危険な脂質です。展開としては見事にハマっていますが、そんな能天気なことをいっている場合ではありません。
 健康な体づくりのためには、「いいものを入れて、悪いものを入れない」の両方が必要です。EPA・DHAやオリーブオイルのプラス作用を帳消しにしないためにも、ここは押さえておく必要があります。

 危険な脂質とはトランス脂肪酸と呼ばれるものです。トランス脂肪酸を説明するには、その代名詞でもあるマーガリンを例にとれば理解しやすくなります。
 動物油のバターは飽和脂肪酸を多く含み、摂り過ぎると動脈硬化が気になります。そこで、植物油を原料に開発されたのがマーガリンです。しかし融点が低い植物油は、常温では液体です。それではバターの代用品として使えません。

 ところが、そこに水素を添加すると、特有の化学反応で固体化します。マーガリンはこうしてつくられます。材料は植物油であっても、人為的に水素を加えて化学反応させた自然界には存在しない脂質です。これが、トランス型といわれる人工的な脂肪酸です。
 自然界には存在しないマーガリンを窓際に置いても、ハエ1匹アリ1匹たかりません。それを人間は食べる。ちょっと怖いと思いませんか?
(次回につづく)

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