2014年12月10日水曜日

トランス脂肪酸②

  おはようございます。「Yahoo!検索大賞2014」なるものが発表されて、その飲料部門で『グリコ アーモンド効果』という商品が受賞していました。私はまったく知りませんでした。
 この商品は、文字通りアーモンドをドリンクにしたものです。 アーモンドに多いビタミンEと食物繊維が摂れることを宣伝文句にしています。ビタミンEは、成人女性の1日分といわれる8mg入っていますが、食物繊維は、3,2mg(同20~30mg)にとどまっています。ただ、それ以外にもアーモンドは、カルシウム、マグネシウム、鉄など栄養が豊富です。


 












 さっそく買って、飲んでみました。アーモンドの味がふわっと口の中に広がります。
 「アーモンド効果」を素直に喜びたいところですが・・・・。
 成分表を見ると、首をかしげる表記が2、3箇所。性分ですねぇ。
 これについては、3月に予定しているセミナー『添加物について』で詳しくお話しします。


 前回は、マーガリンを例にしてトランス脂肪酸の説明をしました。マーガリンがつくられた当初は、これが体にとって有害だとは思われていませんでした。が、その後に高倍率、高精度な顕微鏡が開発されると、これは自然な脂肪酸とはまったく構造が異なることが分かってきました。
 マーガリンの分子構造を顕微鏡で覗いてみると、なんとプラスチックとそっくりだそうです。ということは、石油のようなものを食べているといっても過言ではありません。

 トランス脂肪酸が体の細胞膜に入り込むと、細胞膜は本来の役割を果たせなくなります。細胞膜は単に細胞を覆っているもの、細胞内と細胞外を隔てる仕切りではないことは、10月30日のブログで説明しました。
 つまり、細胞の構造保持、栄養素や老廃物のやり取り、情報の伝達、局所ホルモンの合成などが正しく機能しなくなるということです。

 それ以外にも、トランス脂肪酸が体内に蓄積すると、LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減らします。これが動脈硬化の引き金になって、心臓病や脳卒中の原因になるといわれています。
 ハーバード大学医科大学院グループの研究では、トランス脂肪酸の摂取によって、糖尿病のリスクが高まることも分かっています。
 バターと比べて安いから、という理由で使ってしまうと、その代償はかえって高くつきます。

 トランス脂肪酸が含まれている商品は、マーガリンだけではありません。コーヒークリーム、アイスクリーム、即席めん、カレールー、マヨネーズなどにも含まれています。
 あるいは、ショートニングとか加工油脂などと名前を変えて、トランス脂肪酸はあらゆる商品の中に紛れ込んでいます。ショートニングとは、マーガリンから水分と添加物を除いて純度を高めたものです。単体で販売される商品ではありませんが、ショートニングの使用例はきわめて広範囲です。

 多くの食パンや菓子パン、ケーキ、クッキー、ドーナツ、スナック菓子(とくにポップコーン)に使われています。あのサクサク感やフワフワ感はショートニングの賜物です。食パンはなかなか他社製品との差別化がむずかしいので、食感をよくするために使用するのです。
 けれども、今後は添加物と同様に、成分表をチェックする習慣をつけてください。美食にばかり走っていると、知らず知らずのうちに毒物を体の中にため込むことになります。

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