2014年12月1日月曜日

リノール酸③

 おはようございます。12月、師走です。1年の締めくくりの月を、満ち足りた思いで充実させたいものです。できれば、せかせかと慌ただしくするのではなく、じっくり落ち着いて・・・。
 月明けと同時に、強い寒気団が南下してきました。今年はインフルエンザの流行も早いようです。まずは体調管理に気を配ってください。


 週をまたぎましたが、リノール酸の続きです。リノール酸は、適量は必要な脂質であるが、過剰に摂取すると弊害が現れます。その作用は、EPA・DHAのプラス効果とほぼ正反対に働きます。
 EPA・DHAとリノール酸は、拮抗関係にあります。互いに反対の作用が同時に働いて、均衡を保っているということです。だから、これは別々に考えることではありません。そのバランスが重要なのです。

 その理想的なバランスは、EPA・DHA:リノール酸が1:1のようです。ただ、1:1はあまりにもハードルが高く、現実的ではありません。実行可能な比率は1:2から1:4くらい。せめて1:4を目指しましょう、と受け取っていただいても結構です。
 
 ところが今の日本人は、1:4どころか、1:10以上にリノール酸に片寄っている人がほとんどです。魚はまったく食べない、外食・中食や加工食品ばかり、という人の場合は、1対数十というくらいにバランスが崩れているに違いありません。これでは、さまざまな症状が現れてもおかしくありません。

 11月のセミナー「腸内環境」で、アレルギーの大きな原因の一つが腸内環境の悪化、つまり腸内腐敗であるという話をしました。そして、腸内腐敗とともにアレルギーを増加させている一因が、EPA・DHA対リノール酸のバランスの崩れであるといわれています。
 アレルギーは、半世紀前にはほとんど存在しなかったものです。この半世紀間の食の変化を振りかえれば、その原因は突き止められるはずです。

 食生活における脂質の摂取方法は、EPA・DHAを積極的に、リノール酸は控えめにするのがよいでしょう。その意味でも、魚や海藻類が食卓に並ぶ和食がおすすめです。不足するEPA・DHAはサプリメントで補給するのも有効です。
 逆に、外食・中食での揚げ物や中華料理の食べ過ぎは要注意です。
 
 鍋やフライパンで使う油をオリーブオイルにすることは、酸化防止だけではなく、この均衡を維持する効果も期待できます。
 なお、食卓でよく使われる紅花油は、もともとはリノール酸が中心の商品でしたが、近年の品種改良でオリーブオイルに近い成分になりました。心配することなく使用してください。

0 件のコメント:

コメントを投稿