2014年11月4日火曜日

EPA・DHA①

 おはようございます。昨晩10時から、ヴァイオリニスト・五嶋みどりさんのドキュメンタリーを見ました。五嶋さんは、少女時代にアメリカ等で鮮烈デビューし、35年あまり経った今も、世界で指折りの奏者です。
 1音1音けっして妥協を許さない厳しい姿勢には驚きました。1つ1つのコメントにしても、言葉自体は平凡でシンプルなものですが、その持つ意味は重く、ズシリと響きます。
 まるで別の世界に生きる人という感想を抱きました。
 
 そこまで傑出した人でも、毎日1時間大切にしているのは、「ド~レ~ミ~ファ~♪」の基礎練習。耳をはじめ、肩、腕などのウォーミングアップをして本練習に入るそうです。意外でしたが、その継続によって日々の演奏が支えられていたのですね。
 何事も基本が大切。何年たっても何十年たっても基本が大切。そんなことをあらためて教えられた番組でした。

 今週は、「積極的に摂りたい脂質」として、EPA・DHAを取り上げます。
 昨今、テレビ通販や折り込みチラシ等で、EPA・DHAの宣伝を見る機会がやたらと増えています。これだけ目に触れるということは、よほどすぐれた成分が含まれているのか、と推測したくなります。
 じっさいに、その通りです。魚介類に豊富なEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は、積極的に摂りたい脂質の筆頭格です。

 EPAやDHAがすぐれているのは、体内で固まりにくいため動脈硬化を予防するからです。魚は10~20℃前後の水の中をスイスイ泳ぎ、この水温で固まらない脂質が蓄積していると考えられます。
 融点(固体が溶けて液体化する温度)は、EPAがマイナス54℃、DHAがマイナス44℃です。37℃前後である人体で固まることはありえません。

 それに対して、牛や豚の体温が39℃前後です。お肉の中には、この温度でも液体にならない脂質が含まれます。その融点は、70℃(ステアリン酸)や63℃(パルチミン酸)と、魚とは比較にもなりません。
 肉を焼いたときに出てくる肉汁は、この脂質(一部、他の栄養素も含む)です。焼いて「やっと」溶ける温度だという動かぬ証拠です。

 それを食べると、人間の体内でも固まりやすいのは、言うまでもありません。固まって血管に付着している、それらの脂質を溶かして洗い流すのが、EPAでありDHAです。
(次回につづく)

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