2014年11月27日木曜日

冬の日光浴(ビタミンD)

 おはようございます。まずは、今日の朝刊(琉球新報)に掲載されていた記事を、抜粋して紹介します。

「国立環境研究所などの研究チームは、食事で足りないビタミンDを補うために必要な日光浴の時間を、札幌市、つくば市(茨城県)、那覇市で算出し発表した。
 12月の晴れた正午ごろに顔と両手を露出した場合、札幌市では2時間19分と長い日光浴が必要。つくば市では41分、那覇市では14分で足りるとの結果になった。」

「ビタミンDは骨の形成や免疫の働きを助ける。近年、紫外線は有害との考えから日光を避ける傾向が強まり、ビタミンD不足の一因になっていると考えられている。」


 ビタミンDは、一般的には「カルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にする」ことで知られています。ビタミンDは魚介類や干しシイタケ、キクラゲなどに含まれますが、魚をあまり食べない場合には食事だけでは充足できません。
 そこで、その分を補給するのが日光浴です。人の体はビタミンDを自ら合成することが可能です。紫外線が皮膚にあるコレステロールに当たることによって、ビタミンDを生成します。

 紫外線は緯度が低くなり(つまり南にいくほど)、標高が高くなるほど強くなります。したがって沖縄の人、とくに女性は、記事にあるように日光を極端に避ける傾向があるようです。
 ただ、紫外線はいつも同じ強さではなく、日中に比べて朝夕は弱く、夏に比べて冬は弱くなります。ですから、そういう時間帯を中心に「15分でいいから太陽の光を浴びましょう」と、私は沖縄に来てからも言い続けています。
 今朝の記事は、はからずもその援軍のような内容でした。

 本土の場合は、真夏の日中等を除けば、積極的に日光浴をしてもよいのではないでしょうか。紫外線によるシミが気になるかもしれませんが、その分ビタミンCをはじめとする抗酸化栄養素を摂取していれば防ぐことができます。
 なかには皮膚がんを警戒する人もいるかもしれません。しかし、日本人のような黄色人種の場合、皮膚がんはガン全体のなかの1%未満です。その1%未満に神経質になるよりは、次に述べるビタミンDによる免疫強化を獲得するほうが現実的ではないかと、私は思います。

 そのビタミンDによる免疫強化が、近年大きく注目を浴びています。骨粗しょう症の予防のみならず、がん予防アレルギー予防にも効果があるという研究結果が世界で相次いで出ています。
 もう一つ、これからの季節に気になるインフルエンザ対策にもビタミンDが有効という調査が、国内の研究者から発表されています。
 したがって、来月のセミナー「冷え症・インフルエンザ対策」(12月20日)でも、ビタミンDについて詳しく説明します。

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