2014年10月31日金曜日

お知らせ

祝・ホークス優勝!

福岡を離れて2年あまりになりますが、今でも応援しています。
あの底抜けに明るいチームカラーが元気を与えてくれます。
昨夜は少し夜更かしをして、歓喜にひたりました。
が、これが「お知らせ」ではありません。

琉球温熱療法院のホームページにスマホ版が加わりました
これは、とても喜ばしいことです。予防や食事の見直しといったことは、なにも中高年だけに必要なのではありません。
若い頃からの冷えや栄養状態の悪さ、ライフスタイルの乱れ等が、積もり積もって中高年になって(早い人ではその前に)病気という結果になります。

だから、若い人にも健康への関心を持っていただきたかったのです。今まで琉球温熱とは縁遠かった人にも身近になることを期待しています。
このブログも見れるようです。「情報端末はスマホのみ」という人にもメッセージを発信できるようになります。そのような人が周りにいたら、ぜひ教えてあげてください。
若い女性にありがちな冷え症や便秘の対策といったコンテンツも、今後は取り上げたいと思います。


今日で10月も終わり。今年も残すところ、あと2カ月です。
「もう2カ月しかない」と考えますか?
それとも「まだ2カ月もある」と考えますか?
この考え方の違いによって、61日間の中身にも差がつくようです。
私はもちろん・・・・・・(書かなくても分かりますよね)。

2014年10月30日木曜日

脂質はどこにあるのか②

 おはようございます。今朝、ブログを更新しようとしてインターネットを開いたら、Yahoo!ニュースにこんな記事が。
 「英医学誌ブリティッシュ・イングリッシュ・ジャーナル(世界5大権威雑誌の一つです ※神代注)で29日に発表されたスウェーデン人を対象とした調査では、牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの結果が示されたという」。

 この手の調査研究論文は、すでに幾多もあります。このブログでも取り上げていますので(9 / 26 および 9 / 30付)、ここでは繰り返しません。
 インターネットも広告で支えられている部分が大きいので、Yahoo!ニュースにこれが載っていたのには、少し驚きました。が、広告依存度の高いテレビや新聞、週刊誌では、このような記事はまず取り上げません。
 消費者にとっての真の情報を逃さないためには、情報チャンネルをつねに広げておく必要があります。

 「脂質は量もさることながら質」のつづきです。脂質の中身が重要なのは、それが材料となる細胞膜の役割にあります。細胞膜は、文字通り細胞を覆うもの、細胞と他の細胞を分け隔てる仕切り。そう考えるのが普通でしょう。
 ところが細胞膜の機能は、それにとどまりません。例を挙げると、

ホルモンの受容体、つまり受け皿です。ホルモンが結合すると、そこを中継して細胞の核に作用します。細胞膜の質が悪いと、この受容体も働きが鈍くなります。すると、ホルモンの作用が弱くなります。。

②やや専門的になりますが、エイコサノイドという、ありとあらゆる生理活性に関わるホルモンのような物質があります。細胞膜は、その材料であり、供給源です。本によっては、エイコサノイドのことをプロスタグランジンと表記しているものもあります。

細胞内外の物質輸送に関わります。具体的には、ナトリウムとカリウム、カルシウムとマグネシウム、などの出し入れです。これらは拮抗関係にあり、細胞の内と外で一定のバランスが保たれていないといけません。そのための輸送を担います。

 細胞膜が単なる仕切りでないことが、ご理解いただけたでしょうか。そして、これらが順調に機能するには、「よい」脂質でつくられた細胞膜である必要があります。「悪い」脂質を材料にした細胞膜は、悪いなりの機能しか持ちえません。いずれは身体に異常をきたすでしょう。

 タンパク質でも「推奨するもの、しないもの」があることを、以前書きました。
 脂質も同様です。むしろタンパク質以上に、そのよし悪しをしっかり区別する必要があります。悪い油の摂り過ぎが原因とみられる疾患が、着実に増えているからです。アレルギーや生活習慣病の多くは、脂質のクオリティが少なからず関わっている可能性があります。

 現代の食生活では、よい油の摂取が減る一方で、悪い脂質が氾濫し過ぎてます。だからこそ今、その見極めができる知識を身につけたいものです。

2014年10月28日火曜日

脂質はどこにあるのか①

  おはようございます。各地から紅葉の映像が届きはじめています。今は北海道から東北、北関東あたりが見ごろのようです。
 このエリアの紅葉で印象に残っているのは、奥入瀬渓流でしょうか。学生時に太宰治の『津軽』を読んだのがきっかけで、青森にたびたび出かけたのを憶えています。その旅の一つ、十和田湖から奥入瀬渓流を歩いた時の真っ赤に染まった紅葉が、今でも目に焼き付いています。
 もう一度見てみたいのですが、沖縄から青森へはホントに遠いです。札幌よりは手前ですが、じっさい行くとなると直行便もないので大変です。またいつかの楽しみにしましょうか。

 今回から脂質の話をスタートします。脂質、脂肪と聞いて何を連想しますか?脂肪=太る=よくない。もちろん、あまりにも摂り過ぎれば肥満の元になりますし、内臓脂肪の蓄積による生活習慣病のリスクも高まります。
 だからといって、摂らなければいいというほどに単純なことではありません。脂質はタンパク質に次ぐ体の成分です(6 / 20付ブログ)。体にとって何のために必要かというと、細胞膜を形成するためです。

 人間の体は、若い人の場合、約60兆個の細胞でつくられていて、その一つ一つが細胞膜で覆われています。その細胞膜が脂質でなければならない理由は、水では状況的にまずいからです。
 水は一定気温以上になると蒸発するので、それが細胞膜の材料では生命を維持できません。体の約3分の2は水で構成されていますが、その水分を守るためにも、細胞は大気中に蒸発しない脂質で囲われる必要があるのです。

 「それは分かった。過剰でない程度に油は摂っているから大丈夫」という声が聞こえてきそうです。その通りです。意図的なダイエットでもしない限りは、今の日本で脂質が不足することは滅多にありません。
 では、この「脂質」シリーズは読む必要がないのかというと、残念ながら、そうは問屋が卸しません。脂質で大切なのは、量もさることながら、質が求められるからです。油だったら何でもいい、というわけにはいきません。
(次回につづく)


2014年10月25日土曜日

御礼

 こんにちは。『日本一わかりやすい栄養と食事の講座』第3回「ビタミン・ミネラル・酵素」は、先ほど終了しました。
 今回もほぼ満席で、気持ちよく話をさせてもらいました。途中で投げかけられる質問も、結果的にセミナーの内容を掘り下げることになりますので、大いに助かっています。今日は、ビタミンC大量摂取に関しての質問をいただき、大切な補足をすることができました。
 ご来場の皆様、ありがとうございました。


 次回は、11月22日(土)です。テーマは「腸内環境こそ健康の決めて~汚れた腸は病気へまっしぐら」。なんか意味深なタイトルですが、病気を遠ざける大きなヒントがここにあります。お聞き逃しのないように。


















 12月以降の予定も決まっています。

12月20日(土) 冷え症・インフルエンザ対策 ~ この冬を乗り切るために

 1月24日(土) アンチエイジングのすべて ~ 40歳の前と後では何が変化するのか

 2月28日(土) コレステロールのすべて ~ まだ卵をダメだと思っているのですか
 
 3月28日(土) 添加物・電磁波 ~ メディアでは伝えない○○をコッソリ教えます

※内容は変更になる場合もあります。

2014年10月24日金曜日

「変わらないね」と言われるためには

 おはようございます。道頓堀の名物「グリコの看板」が6代目にリニューアル。あれって、見ているだけで元気が出てくる不思議な看板ですよね。一時期、携帯の待ち受け画面にしていたこともありました。
 看板も素晴らしいですが、「1粒300メートル」という、あまりにも分かりやすいキャッチコピーも秀逸だと感心しています。「1粒300メートル」をお手本に、私も具体的で分かりやすいメッセージを発信し続けたいと思いあらたにしています。


 4か月にわたったタンパク質の話も、ひとまず今日で終わりにします。最後に書くのは、あらためてタンパク質を十分に摂取してほしいということです。とくに40代以上の人の場合は
 タンパク質は、誰でも1日に体重の千分の一は摂る必要があると書きました(6 / 30付ブログ)。毎日一定量のタンパク質が分解(異化)され、また再合成(同化)される。ただ、分解されたタンパク質、つまりアミノ酸のすべてが再合成に回されるわけではないので、その不足分を食物で補わなければならない。それが、おおむね体重の千分の一でした。

 この分解(異化)と再合成(同化)のバランスは、年代によって変化します。20代までは、身体や機能を高めていく時期であり、異化よりも同化が圧倒的に上回ります。30代は、イーブンといったところでしょうか。それまでの貯金を使うことができるので、そこまでの努力をしなくても身体は維持できます。
 ところが40代になると、異化が同化を上回るようになります。それまでと同じタンパク摂取では、身体や機能を維持するのは困難になります。まして向上させようとしたら、相当な努力が必要になります。















 40を過ぎたら、より積極的にタンパク質を摂らなければいけない理由は、こういうことです。健康増進、老化予防、身体機能維持のためには、同化が異化に負けないように、ことさらタンパク質を摂取する必要があります
 がんや糖尿病、リウマチなど、全身的な炎症を起こしている人、ストレスをため込んでいる人は、異化が亢進(進んでしまうこと)することも、以前書きました。このような人は、なおのこと意識してタンパク質を摂取しなくてはいけません。タンパク質を極力控える玄米菜食などは”もってのほか”です。

 私は先日50歳を迎えましたが、昔の、たとえば40年以上前の50代はどうだったでしょうか。自分の祖父や祖母を見ると、いかにも”おじいちゃん”と”おばあちゃん”であったと、幼少時に記憶しています。戦中戦後から昭和30年代の食糧事情を考えると致し方ないのですが、やはりタンパク質が十分ではなかったのではないでしょうか。今の50代で同じくらいの容貌だと、相当老けていると感じてしまいます。

 私は、今でも、また今後も、できるならば60歳を過ぎても「変わらないね」と言われたいと願っています。人から「変わらないね」と言われるためには、同化と異化のバランスを保つ努力が不可欠です。
 

 

2014年10月22日水曜日

タンパク質のサプリメント② 

 おはようございます。つい半月前に行った札幌の最高気温が、すでに10℃未満、最低気温は0℃近く。一気に冷え込んでいるのでしょうか。日中と夜の寒暖の差も、各地で大きいようです。紅葉の色づきには期待が持てるかもしれませんが、その前に体調管理には万全を期してください。

 前回のつづきです。タンパク質を体重の千分の一、あるいはプラスアルファ摂取するために、まずは日々の食事を見直すことからはじめます。ただ、どうしても食事のなかでタンパク質が不足している場合には、必要量をサプリメントで補給すると効果的です。
 タンパク質のサプリメントというと、プロテインとアミノ酸が知られています。この2つは一般の人にはほとんど区別がつきませんが、実際には「似て非なるもの」です。
 
 プロテインはタンパク質そのものです。タンパク質のことを英語でプロテインといいます。すでに説明したように、タンパク質はアミノ酸が数百から数千個結合したものです。
 プロテインのサプリメントを飲んだ場合、消化器系でその切断作業を行う必要があります。胃や膵臓、小腸に負担を掛けることになります。

 それでも、全部がアミノ酸まで分解できればまだしも、そうでないときは大変です。分解し切れなかったタンパク質(これを未分化タンパクといいます)が、腸の中で毒素をまき散らし、腸内環境を悪化させるからです。腸は免疫細胞の7~8割が集中している免疫の要です。腸が汚れるということは、すなわち免疫の低下につながります。
 胃酸の出が悪いなど、消化能力が弱い人がプロテインを摂取すると、逆効果になりかねないこともあります。慎重に考えなくてはいけません。

 アミノ酸のサプリメントは、その点で心配ありません。アミノ酸に分解された状態で飲むことができるので、すべてが吸収されます。消化器系にも負担を掛けず、未分化タンパクも発生しません。
 琉球温熱療法院では、消化吸収にこだわってアミノ酸のサプリメントを3種類揃えています。


 先月リニュールしたプロアミノ(写真右)は、従来よりもアミノ酸の量を増やし、お手頃な価格設定にしました。


医療機関での血液検査のなかに、タンパク質の項目(総蛋白やアルブミンなど)があります。プロテインを飲んでも飲んでもこの数値が上がらなかった人が、アミノ酸に変えたら改善した、という話は何回も聞いています。吸収してこそのタンパク質です

 サプリメントでタンパク質を補給する場合には、アミノ酸がお薦めです。

2014年10月20日月曜日

タンパク質のサプリメント①

 おはようございます。今日は、はじめてになりますが、私の弁当を公開します。

左側は、レタス、ブロッコリースプラウト、トマト、キムチです。 右側は、玉子焼き、野菜炒め、ご飯に梅干しです。
 野菜炒めは、醤油麹で味付けしています。この日は本当にめずらしく豚肉が入っていました。
 ご飯は、白米と発芽玄米を1:1の割合でブレンドしたものにアマランサスという雑穀を混ぜています。
 ドレッシングは、ビエトロ社・塩麹オリーブオイルです。

 良質なタンパク質、良質な脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、乳酸菌(キムチ)など一応すべて含んでいます。ブロッコリースプラウトに多いスルフォラファンというファイトケミカルには、強力なガン抑制効果があります。
 昼食は「おいしく、健康にもよい」内容を心掛けています。
 

 6 / 25から約4カ月間続いてきたタンパク質の記事も、今週でひとまず終わります。
 ここまで、タンパク質をさまざまな角度から、あるいは食品別に検討してみました。簡単にまとめると、

① タンパク質の必要量は、健康な人で体重の千分の一
② 消化代謝機能が低下、あるいは慢性炎症がある場合には、
  さらに10~20%が必要
③ アミノ酸のバランス(プロテインスコア)にも気を配るとよい
④ 消化、つまりアミノ酸まで分解しているかどうかは、非常に重要
⑤ 卵は完全なタンパク食品。
  大豆食品も組み合わせ次第でパーフェクト
⑥ 肉も比較的良質なタンパク源。が、どちらかというと、魚をより多く
⑦ 牛乳のカゼインは避けたほうが無難。
  小麦に含まれるグルテンも少なめに

 ①の「体重の千分の一」を摂取するのも、たやすいことではないと書きました。それに加えて、アミノ酸のバランスや分解のことも考慮する、牛乳は極力少なくする、といった条件まで付きました。それだけでも、通常の食事だけですべてをクリアにするのは大変です。

 しかも毎日のことです。ときどきはラーメン、うどん、パスタなどの麺類も食べたいでしょう。今日のお昼はパン、ということもあるでしょう。カレーやチャーハン、ピザだって、たまには食べたいですよね。
 しかし、タンパク質が少ない食事が1つ入るだけで、その日の「千分の一」はいよいよ困難になってきます。

 そこで助けを借りたいのが、サプリメントです。サプリメントは栄養補助食品という通り、あくまでも食事が基本であり、どうしても足りない分を補うという考え方が大切です。食事をおろそかにして「サプリメントを飲むから大丈夫」というのは本末転倒です。
(次回につづく)

2014年10月17日金曜日

小麦のタンパク質②

 こんにちは。現在発売されている『Newton11月号』に、400号記念 大特集「人体大図鑑」が組まれていたので購入しました。



Newton のよいところは、わかりやすいグラフィックが豊富なこと。難しい文章で説明されてもサッパリ理解できない私は、このグラフィックにかなり助けられています。

 琉球温熱療法院・加盟店研修の学科講習では、栄養学の前にまず解剖学(生理学ともいいます)を学習します。「ビタミンEは細胞膜の酸化を防ぎ・・・」とかいっても、細胞膜を含めた細胞のつくりや働きが分かっていないと、本当の意味での理解につながらないからです。

 本来このブログも、解剖学から始めるのが正しい順番なのかもしれません。けれども現実の問題として、それでは多くの人が退屈してしまうので省いています。
 ですから、時間のあるときにでも、このNewton のようなやさしい本で勉強されることをお薦めします。


 前回は、小麦タンパクのグルテンが消化吸収に難がある、という話をしました。
 とはいえ小麦は、とくにヨーロッパでは、何千年も前から主食とされてきた穀物です。その中にふさわしくないタンパク質があると言われても、今一つピンときません。

 が、ここで問題にしているのは古代の小麦のことではなく、品種改良が繰り返された現代の小麦です。現代の小麦は、面積当たりの収穫量を上げるために、交配、異種交配、遺伝子移入が重ねられました。そのため、北米の平均的農家の収穫量は、1世紀前と比べると約10倍と増大しました。その代償として、含まれるタンパク質も変性してしまい、これほどに問題のある小麦になり果ててしまったようです。

 とはいえ小麦食品は、今や私たちにとって、あまりにも身近なものになりました。パンをはじめ、うどん、パスタ、ラーメンなどの麺類、ケーキ、クッキー、ドーナツなどの菓子類、揚げ物やピザ、お好み焼きなど、バラエティに富みます。小麦食品がなくては生きてはいけない、という人もいるでしょう。

 だから、まずは食べ過ぎないことです。主食は、米飯である和食にすることから始めましょう。外食のときも、出来るかぎり和食中心がよいでしょう。
 自宅で小麦粉を使うときには、グルテンを多く含む強力粉を避けて、薄力粉を選んでください。あるいは、最近増えてきた米粉を使うという手もあります。

 もちろん、口に入れないのがベストであることは間違いないでしょう。食べなければ欠乏する栄養素というのも見当たりませんので・・・

2014年10月16日木曜日

小麦のタンパク質①

 おはようございます。沖縄はちょうど心地よい陽気ですが、本土では急に冷え込んでいるようです。体調を崩さないようにご注意ください。
 
 又聞きの話ですが、一昨日の健康関連バラエティ番組で、次のような場面があったそうです。
 血管研究が専門という医師が、「血管の柔軟性を維持するためには、EPAやDHAが豊富な秋魚を食べるのがよい」という発言をしました。ここまではいいでしょう。問題は、その次です。
「秋魚を食べるなら、天然よりも養殖がよい。養殖のほうが栄養が多いから」と。
 その場で見ていたらひっくり返ったかもしれません。ちょっと大げさですが。

 9 / 10付けブログで書きましたが、海に生息している海藻やプランクトンを小魚が食べ、それをもう少し大きい魚が食べ・・・という食物連鎖があるからこそ、天然魚にはEPA・DHAが豊富なのです。
養殖では、そうはいきません。現在、養殖業者で多く使用されているエサにMP(モイストペレット)というものがあります。原材料は、脱脂粉乳、鶏卵、米糠、小麦、ビール酵母、大豆油粕、大豆レシチンなどです。EPAやDHAはないですね。
 もっとも、件の医師が言うように、栄養はそれなりにありそうです。ですが、防カビ剤、酸化防止剤などの添加物も加わっていることを忘れてはいけません。

 
 かなり日数が空きましたが、牛乳シリーズのなかでカゼインタンパクというものを取り上げました。胃の中で凝固し、べとついて腸壁にへばりつき、栄養分の吸収を妨げる悪玉タンパクでした。
 ここではもう一つ、避けるのが望ましいタンパク質を紹介します。が、それは現代の食生活の隅々にまで入り込んでいるので、牛乳のように一筋縄ではいきません。

 その正体は、小麦や大麦、ライ麦などに含まれる植物性タンパク質のグルテンです。グルテンは生地に粘り気を出す働きもあるため、使い勝手がいいようです。
 ところが、グルテンを消化する酵素を人間は持ち合わせていないようです。そのため、アミノ酸がまだつながった状態(ペプチドといいます)で小腸に到達します。
 このペプチドが小腸に炎症を起こして栄養素が吸収できなくなり、それが原因で栄養失調、貧血、神経障害を起こします。これをセリアック病をいいます。

 あるいは、ペプチドが腸壁のバリアを破壊して、ペプチド状態のまま、つまりアミノ酸に分解されていない状態で吸収されることがあります。すると、本来それは血液中にあってはならないものなので、免疫システムがそれを異物と判断して攻撃を仕掛けます。
 このプロセスを経て、アレルギー疾患、リウマチなどの膠原病、橋本病(甲状腺機能低下)、潰瘍性大腸炎、1型糖尿病の原因になることがあります。
(次回につづく)

2014年10月14日火曜日

有害ミネラルのチェック

 おはようございます。沖縄は、やっと台風一過ともいえる穏やかな秋晴れです。連休中は生活のペースがかなり崩れましたが、今日から巻き返していきたいところです。

 さて、少し時間がさかのぼりますが、9月12日のブログで、魚介類などに含まれる水銀をはじめとした有害ミネラルの話題を取り上げました。続く9月18日には、有害ミネラルの体内蓄積を簡便的に検査するオリゴスキャンの話をしました。
 ところが・・・・・。この有害ミネラルを含む毒素系のチェックを、ここ琉球温熱療法院・本院で行っていたのです!そこで勤務していながら、私も先月末にはじめて知りました。
 こういうのを「灯台もと暗し」というのでしょうね。


 写真の文字が小さくて分かりづらいとは思いますが、データは細かく出ます。
 有害ミネラルは、水銀、アルミニウム、カドミウム、鉛、ヒ素、など10数項目。水銀については「水銀アマルガム(歯の詰め物)」という別項目もあります。
 それ以外では、放射線、X線、紫外線。なかには、モルヒネ、コカイン、アヘンも!

 これは、本院で行っているエネルギー・ポイント・チェックという測定メニューです。ありとあらゆるメニューを用意していますが、有害ミネラルや栄養バランス、腰痛、肩こり、関節痛、便秘、下痢、肥満などのなかから3つだけチョイスして測定する場合には、3000円(税別)で受けることができます。
 オリゴスキャンの最安値が一万円前後ですので、きわめて手頃な価格です。
 全身細部にわたる測定に屋比久先生のカウンセリングが加わると5000円(税別)です。

 さて、私の有害ミネラル測定の結果です。子どものときに歯に入れた詰め物が、いったい何だったのかが気なっていたのですが・・・。水銀は問題なし。が、その代わりに銀アマルガムの項目がやや高めに出ました。どうやら詰め物は銀だったようです。銀には有害性はありません。ひとまずは安心です。

2014年10月11日土曜日

お知らせ

おはようございます。本日予定していた屋比久先生のセミナーは、台風のため延期になりました。

  10月18日(土) 午後2時からあらためて開催します。



沖縄の皆様、週末はくれぐれも気をつけてお過ごしください。

私のセミナーは、その次の週です。まだ数名の申し込みが可能です。
  

2014年10月10日金曜日

ワーク・ライフ・バランス

 おはようございます。昨日はお休みをいただき、那覇市でセミナーを聞きました。講師は、㈱ワーク・ライフバランス・代表取締役の小室淑恵さんという方です。自らの会社の経営やコンサルティングだけではなく、著書も多数あります。
 公務も多くこなし、内閣府・男女共同参画会議「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)に関する専門委員会」委員などを歴任。現在は、産業競争力会議の有識者メンバーに加わっています。


写真撮影にやや難がありますが、とてもキレイな女性です。
それは、数多くの経験を積み、さまざまな局面を乗り越えてきた、その人の内側から湧き出てくる美しさです。




 
 
 このワークライフバランスとは、単にワークとライフのバランスをとることではありません。個人の働き方や会社の制度を見直すことで、両方が相乗効果を生み出し、ワークもライフも充実したものにするという考え方です。
 会社は当初、出産・育児と仕事の両立をサポートするサービス提供が中心でしたが、近年は介護と仕事の両立をサポートするサービスの提供に注力しています。
 社長も全社員も残業ナシで、創業以来8年間、増収増益を続けているそうです。スゴイ!

 このセミナーは午後3時半に終わり、私は次の予定があったので、小室さんが舞台袖に引っ込むやいなや席を立ち、会場をあとにしました。すると、建物(県立博物館美術館)の玄関で小室さんとバッタリ。彼女はタクシーに乗り込み、サーっと消えて行きました。
 じつはこれ、そのまま飛行機に飛び乗って東京に戻り、保育園にお迎えにいくために急いでいたのです。スゴすぎる!! 

 とても同じことは真似できませんが、この考え方にはたいへん共感できます。ワークもライフも私にとっては大切です。どちらか一方を犠牲にするのでは、人生が消化不良です。
 もっとも、若いときの一定期間はがむしゃらに働いて力をつけるのも否定はしません。じっさいに私も、20代終盤から40歳までは仕事漬けの毎日でした(一定期間というには長すぎましたが)。代償もそれなりにはありましたが、得たものはそれをはるかに凌ぎ、後悔はまったくありません。

 そういうこともあり、40歳を節目に、働き方を含めた生き方全般の見直しに入ったのです。それまでとは違った世界での充実感、心の豊かさに気づきはじめることになります。しかも、そこに健康という2文字まで加わるのですから、これ以上のことはありません。
 会社の制度はともかくとして、ライフを素晴らしいものにすることで、ワークのクオリティも上げていく。今後もそれを楽しみながら目指したいですね。

 というわけではありませんが、ワークとはほとんど関係ないライフ中心の「もう一つのプロフィール」を書いてみました。おヒマな方は、ご覧になってください。
 ブログアーカイブの「2013」というところをクリックすると見ることができます。

 今日は、ブログ本題の話がありませんでした。また、来週から。

 

2014年10月8日水曜日

牛乳⑤(補足)

 おはようございます。今日からまた、沖縄からの投稿です。戻ってきたら心なしか涼しくなっています。天高く馬肥ゆる秋・・・に沖縄もなったのでしょうか。
北海道からのブログ、事情により写真をアップできなかったので、後付けですが掲載しました。

遅れましたが、『健康だより』最新号No.11が発行されています。
『健康だより』は、琉球温熱療法院をご愛用いただいているお客様に、温熱療法や栄養・食事に関して綴っているシートです。
 偶数月の発行。表面が屋比久先生の原稿、裏面が神代の原稿です。
 本院、もしくは各加盟店で入手してください。有料か無料かは、まちまちです。本院では1部30円で販売しています。


 



 補足というわけでもないのですが・・・。先週、先々週に書いた牛乳シリーズを読むと、「健康のために牛乳を飲み続けていた」という人にとっては、やはり青天の霹靂(へきれき)でしょう。
 「牛乳を飲むほど、骨が強くなるどころか弱くなる」「牛乳を飲み続けると、ある種のがんのリスクが高まる」は、にわかには信じがたい、と思うのも当然かもしれません。しかも、私のブログですから。

 そこで、牛乳のデメリット、危険性が記述されている著書を挙げてみました。私の本棚からザッとピックアップしただけでも、これだけの著書がありました。

山田豊文著 『病気になりたくない人はこうしなさい!』
   〃     『「食」を変えれば人生が変わる』
   〃    『細胞から元気になる食事』
鶴見隆史著 『代謝を上げると健康になる』
   〃    『酵素が体の疲れをとる!』
南 清貴著  『じつは体に悪い19の食習慣』
森下敬一著 『ガンは食事で治す』
幕内秀夫著 『体によい食事ダメな食事』
澤登雅一著 『細胞から「毒」が逃げ出す生き方』
真弓定夫著 『自然流食育のすすめ』
松田麻美子著『女性のためのナチュラル・ハイジーン』
ハーヴィー・ダイアモンド&マリリン・ダイアモンド著、松田麻美子訳
『フィット・フォー・ライフ』
T・コリン・キャンベル・&トーマス・M・キャンベル著、松田麻美子訳
『葬られた「第二のマクガバン報告」』上および中
ジェイン・プラント著、佐藤章夫訳 『乳がんと牛乳』

お時間がありましたら、1冊からでもお読みになってください。

なお、最後の『乳がんと牛乳』に関しては300ページ超あるので読むのが大変です。そこで、拙著『40代からのガン予防法』のなかで、その要点を3ページほどにまとめました。よろしければ、そちらの方も・・・
 

 

2014年10月6日月曜日

北海道の食材④(メロン)

おはようございます。札幌での仕事を終えて、屋比久先生と私は今日の飛行機で沖縄に戻る予定でしたが、欠航のため帰れるのかどうか分かりません。近畿から東日本の皆様も、くれぐれも身の安全第一でお過ごしください

(追記)新千歳空港に着いたら、一転して「運航」の表示が。無事、沖縄に戻ることができました。

 北海道の食材、最後はメロンといきましょうか。メロンといえば夕張。夕張メロンといえば高級フルーツの代名詞です。ただ、植物学上では、メロンはウリ科で野菜に属します。スイカもそうですね。

 メロンの栄養価といえば、ビタミンC,カリウム、βカロチン、水溶性食物繊維などが知られています。
 が、ここでは、タンパク質分解酵素のククミシンにスポットを当ててみます。
 イタリア地方のメニューで、生ハムにメロンという食べ合わせがあります。生ハムに含まれるタンパク質の分解を、ククミシンが助けるのです。「これだと胃腸に負担が掛からない」といった、経験的に編み出された食べ合わせなのでしょう。
 同じ例として、酢豚とパイナップルの食べ合わせもあります。

 このブログでも強調しているように、タンパク質は分解が重要です(7 / 22,25,28 付参照)。このように、酵素を含む食材を上手に組み合わせることは大切です。
 その食材が食卓にない場合には、酵素サプリメントで補給するのが有効です。

2014年10月5日日曜日

北海道の食材③(じゃがいも)

 こんにちは。今日は、札幌コンベンションセンターでの『北海道元気まつり』に参加させていただいています。ブース出展している札幌琴似加盟店様のお手伝いです。


   来場者に15分程度の温熱を体験していただき、店舗での施療を促そうという企画です。短い時間で温熱のよさを伝えるのはなかなか難しいですが、終わって爽快な顔をしていた方は、きっと来店してくれるでしょう。


 北海道の食材、今回はじゃがいもです。じゃがいもはビタミンCを多く含み、「畑のりんご」とも呼ばれています。そのビタミンCは、熱に弱いことで知られています。が、じゃがいもは豊富なデンプンが熱から保護してくれます。したがって加熱料理にも強いのが特長です。

 そのデンプンがより多いのは、メークインではなく男爵いもです。わが国ではじめて男爵いもの栽培に成功したのは明治時代、北海道のようです。じゃがいも=北海道のイメージが強いのは、そういう歴史もあるのですね。

 また、畑のりんごといえば、りんごに多い水溶性食物繊維のペクチンが、じゃがいもにも豊富です。ペクチンには、コレステロール値を下げる、ブドウ糖の吸収を緩める(糖尿病対策の有効)などの働きがあります。

 ともあれ、ホクホクじゃがいもにバターをつけて・・・なんていうのは最高です。バターについては先日触れましたが、その程度の量を気にすることはないでしょう。

2014年10月4日土曜日

北海道の食材②(ホッケ)

 こんにちは。今日は札幌琴似加盟店の別室で、屋比久先生は個別相談会、私はセミナー『日本一わかりやすい栄養と食事の講座 in 札幌』を開催させていただきました。


セミナーは、20名くらいの方にお越しいただきました。北海道の皆様、お忙しいなか本当にありがとうございました。皆様とても集中して聞いて下さっていたので、私も話しやすかったですよ。
ぜひ、1つでも2つでも実行に移して、予防に努めてください。

 北海道の食材、今日はホッケです。ホッケで忘れられないのが、22歳の夏。青函連絡船最後の年となるその夏、周遊券と数万円の現金を手に、北海道をぐるぐる10日間くらい回りました。その道中、稚内駅近くの飲み屋で食べたホッケ、その身の柔らかさが今でも舌が忘れていません。



 
←昨日食べたホッケです








 

 そんな話はともかく、ホッケにはビタミンA、B1、Dなどのビタミン、カルシウムなどのミネラルが含まれています。
 なかでもビタミンAの含有量は抜きん出ています。ビタミンAは、その抗酸化作用によって生活習慣病の予防に効果を発揮します。さらに、昨日のアスタキサンチンと同様に目の栄養素でもあり、眼精疲労の解消や視力保持にも働きます。
 またビタミンAは、皮膚や粘膜の保護作用もあり、皮膚病や感染症の予防効果が期待できます。

 もう一つ、カルシウムの含有量も、魚のなかではトップクラスです。その量は、今が旬であるサンマの2倍以上。アジの4倍以上にもなります。それにくわえて、カルシウムの吸収を助けるビタミンDもしっかり含みます。
 先週、「牛乳は骨を強くするどころか弱くする」ことを書きましたが、骨粗しょう症予防には、明らかにホッケのほうが優っているようです。
 

2014年10月3日金曜日

北海道の食材①(かに)

 こんばんは。本日から屋比久先生と札幌に来ています。
 札幌琴似加盟店のオーナー・和島ご夫妻からのご招待によるものです。和島ご夫妻は、琉球温熱の開業前、はるばる私がやっている福岡の店舗へ視察(?)に来ていただきました。遠からぬ縁を感じている方です。
 今日は、アシスタント施療師としてお店を支えている村谷さんの温熱実習をいたしました。とても丁寧に丁寧に熱を入れる施療師さんです。


  お店も、キレイでおしゃれ、落ち着いた雰囲気です。(右写真。ベッドは2台あります。)
 これから、ますます寒くなります。札幌近郊の方、ぜひ店舗に足をお運びください。

 さて、せっかく札幌に来ていますので、ブログの方は「北海道の食材」シリーズをお届けします。

 まずはカニ。カニはエビと同様に、高タンパクで低脂肪のヘルシー食材です。ビタミンB1、B2、ナイアシンなどのビタミンや、カルシウム、亜鉛、鉄、銅などのミネラルも含まれています。
 魚介類に多いタウリンも豊富です。タウリンは肝機能強化や血圧の調整、コレステロールの抑制などに働きます。

 カニの赤い色素は、アスタキサンチンと呼ばれるファイトケミカル(天然の化学物質)です。アスタキサンチンは、カニやエビの外殻、サケやマスの身、タイやコイの体表などに存在する赤色色素です。
 アスタキサンチンは強い抗酸化作用を持ち、紫外線や脂質の酸化から生体を防御します。そのため、LDLコレステロールの酸化を防いで、動脈硬化の予防に働きます。動脈硬化が予防できれば、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを減らせます。

 さらにアスタキサンチンは、目を光障害から保護する作用があります。たとえばパソコンやスマホなどを長時間使用することによる眼精疲労の改善、加齢性の眼病である白内障や加齢黄斑変性症などの予防に効果があると考えられます。
 現代の多くの人が摂りたい成分ではあります。毎日のように、カニ、エビ、タイとはいきませんが・・・。

 明日は、札幌コンベンションセンターで『元気まつり』です。札幌近郊の方、ぜひ起こしください。

2014年10月2日木曜日

牛乳④(乳製品)

 おはようございます。10月になりました。10月は神無月。全国の神様が出雲大社に集まり、各地では神様がいなくなるために、そう呼ばれるようです。
 出雲地方以外では今月は神様が傍らにいないので、自力で頑張るしかありません。ま、普段から神頼みでは、何事も成就しないと思いますが・・・。

 牛乳の話、最終回。牛乳以外の乳製品についても触れておきましょう。
 
 バターは、胃の滞留時間が12時間と、すべての食品のなかで一番長く、それだけ胃に負担が掛かるという難点があります。が、パンに塗る程度の量であれば問題はないでしょう。そのうち記述しますが、マーガリンで代用するのだけは避けてください。

 チーズはどうでしょうか。店頭に並ぶチーズのほとんどは、保存性の高いプロセスチーズです。が、ナチュラルチーズを高熱殺菌したプロセスチーズは、乳酸菌も酵素も生きていません。「毒にも薬にもならず」といったところでしょうか。健康のために食べる食品とはいえません。

 ヨーグルトは意見が分かれます。牛乳が原料であるというデメリットもあるが、乳酸菌やビフィズス菌を含み、腸内環境を整えるというメリットもあるからです。
 私は朝食にヨーグルトを付けます。そのときは、ブルーベリージャムときな粉を混ぜて。付属の砂糖はやめましょう。

 生クリームについては、もう多くを説明する必要はないでしょう。量を加減して召し上がってください。私もときどきは口にいれます。コース料理で出てきたデザートを。残すのは失礼ですからね。
 注意すべきは、生クリームよりは、その代用品といわれるホイップクリームです。植物油からつくったホイップクリームは、それ自体がトランス脂肪酸という危険な脂質です。それに添加物まみれです。生クリームの半値以下で手に入るため、外食・中食でよく使用されますので気をつけてください。

 牛乳シリーズで伝えたかったのは、牛乳を毎日のように飲む習慣を長年続けていると、がんや骨粗しょう症のリスクが高まる、ということです。乳製品をときどき、あるいは少々食べることに神経質になる必要はありません。それでは、あまりにも楽しみがないですからね。
 その点を誤解しないでください。

 明日から4日間、札幌に行ってきます。4日(土)は、屋比久先生の個別相談会と神代のセミナー。5日(日)は、札幌コンベンションセンターで『元気まつり』が開催されます。
 詳しくは、9 / 27のブログをご覧ください。北海道の方、お待ちしています。