2014年9月8日月曜日

魚①(消化について)

 こんにちは。本当に驚きました!錦織選手!! あの勢いは神がかり的です。おそらく明日は、テニス界の歴史を塗り変える日になるでしょう。
 さて、若きアスリートの快進撃の前にやや影が薄くなっていますが、古きアスリートの奮闘も見逃せません。中日ドラゴンズの山本昌投手。最年長登板&勝利。49歳。私と同い年です。これはこれでスゴ過ぎます。
 近年、40歳を超えても第一線で活躍を続けるアスリートが増えています。クルム伊達選手やスキージャンプの葛西選手、サッカーの三浦カズ選手もそうですね。

 そういった背景には、科学的なトレーニング方法に加えて、パフォーマンスを上げるための食事の研究が不可欠になっているようです。
 もうただスタミナをつけるために肉をガッツリ食べる、なんていうのは昔の話です。1流になるほど、エネルギー代謝、疲労回復のために必要なビタミン・ミネラル、あるいは脂質にもこだわっているということです。
 アスリートに必要な栄養と、予防のために必要な栄養とでは、まったく同じではないでしょう。が、日々健康でパフォーマンスの高い仕事や生活をするためは、いずれにしても食事内容は大切であることには違いなさそうです

 先週の肉に続いて、今週は魚についての話をします。
 周りを海に囲まれた島国・日本では、昔から豊富な魚介類を捕っていました。伝統的なわが国の家庭では、魚は食卓に欠かせないおかずでした。長寿地域で知られる沖縄県大宜味村の高齢者も、近くの湾内や沖で捕れた魚をたくさん食べてきました。
 肉や卵が入手困難であった時代には、大豆食品と同じく魚は貴重なタンパク源であったに違いありません。

 グラム当たりのタンパク質含有量は、おおむね魚のほうが肉よりも多く、効率的なタンパク摂取といえます。アミノ酸のバランス(プロテインスコア)は80台から90台で、こちらはだいたい肉と同レベルです。

 ここで強調したい肉との相違点は、その消化のしやすさです。前回(9/5)記述したように、魚のタンパク質を形成するアクチンとミオシンの結合が、肉ほどには強固ではありません
 したがって、分解が比較的容易であり、消化の点ですぐれています。未分化タンパクの発生も、それだけ抑えられます
 その点こそが、肉よりは魚をすすめる理由の要諦ですが、もう一つ、次回は脂質について触れてみます。
(次回につづく)

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