2014年9月26日金曜日

牛乳の話②(カルシウム)

 おはようございます。2~3日前、BSジャパンのニュース内で、102歳の現役医師・日野原重明さんのインタビューを流していました。偶然にも誕生日が同じであるため妙な親近感があり、本を数冊読むなど関心のある人物です。
 2年前、宜野湾市での講演会に出かけました。すると、1時間立ったまま(演台もなし)話し続け、そのあとコーラス指揮をするなど、その元気すぎる姿には驚かされました。

 日野原医師が大切にしているモットーは、「何歳になっても新しいことにチャレンジする」ことです。100歳のときに何と facebook を始め、101歳になったら俳句を、102歳では絵画を始めたそうです。もうすぐ103歳。次は何にトライするのでしょうか。
 私などは、これから50歳を迎えるに過ぎません。まだまだ新たな世界を切り開けそうです。その気持ちさえ失わなければ・・・。

 今回は、牛乳に含まれるカルシウムの解説です。骨粗しょう症予防のために、牛乳を毎日飲んでいる中高年の方もいるでしょう。その方々に「牛乳は骨を強くするどころか弱くする」といえば、驚くに違いありません。しかしながら、これは真実です。

 カルシウムはたしかに骨の主成分ですが、カルシウムだけで丈夫な骨ができるのではありません。カルシウムと兄弟のような関係にあるマグネシウムや、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも必要です。
 牛乳に含まれるマグネシウムは、カルシウムの10%弱とあまりにも少なく、ビタミンDもほとんどありません。牛乳が必ずしも骨を形成しない、という根拠です。

「骨を弱くする」のは、以下の理由です。牛乳は強い酸性食品です。搾乳の段階で酸性なのかは分かりませんが、運搬や保管、あるいは製造過程の攪拌や高熱殺菌処理などで、最終的には強酸性になります。
 牛乳は、昔は牛乳配達があったように、習慣性のある食品です。酸性食品の牛乳を毎日欠かさず飲むと、体内の血液も酸性に傾こうとします。ところが、血液は弱アルカリ性(pH7,35~7,45)から外れないように、厳重にコントロールされています。
 そのコントロール方法は、骨に沈着しているカルシウムの溶解です。アルカリ性ミネラルであるカルシウムを溶かすことによって、酸性に傾こうとしている血液を中和するのです。

 酸性食品の牛乳を飲めば飲むほど、骨から多量のカルシウムが奪われる。牛乳が骨を弱くするのは、こういうことです。実際に、1人当たりの乳製品摂取量が多い、アメリカ、デンマーク、スウェーデン、フィンランドなどの酪農国は、骨粗しょう症の発症率が軒並み高止まりしています。
(次回につづく)

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