2014年9月30日火曜日

牛乳③(ホルモンetc.)

 おはようございます。約1年にわたってBSで放送されてきた「寅さん」が、先週末で終了しました。レンタルDVDやテレビ放映でその多くを見てはいましたが、初回から最終作まで順番通りに見たのは初めてです。
 不思議な魅力を持った作品に思えます。後半から終盤にかけては、笑える場面も少なくなってしまいます。それでも毎週、放送を楽しみにしているのですから。

 葛飾柴又の下町風情も味があるし、旅先のローカルな原風景もどことなく懐かしい。
 それにもまして、やはり寅さんの浮世離れした人間くささと人情味に惹かれるのでしょうね。そして、どこまでも自由奔放で型破りな生き方には、束縛の多い(?)現代人はどこか憧れるのかもしれません。
 また数年たったら見てみたい作品です。それにしても「沖縄編」での寅さんの幸せな時間は、全作のなかでも1番心温まる場面だったと、私は思います。

 一転して、牛乳の話の続きです。
「牛乳を飲み続けると、骨が強くなるどころか弱くなる」にとどまらず、牛乳の継続的な摂取は、ある種のガンのリスクを高めるようです。ホルモン依存性ガンといって、過剰なホルモンがガン細胞の増殖に影響を与えるガンのことです。具体的には、前立腺ガンのすべて、乳ガンのほとんど、子宮体ガンや卵巣ガンの一部などです。
 これらのガンに牛乳が影響を与えるのは、牛乳がホルモン漬け食品だからです。市販されている牛乳は、ホルモン濃度の高い妊娠牛から搾乳しているものも多いと聞きます。

 もう一つ見逃せないのは、牛乳に含まれるIGF-1(インスリン様成長因子)という物質です。IGF-1は細胞分裂を促進させる作用があり、子牛の成長になくてはならないものです。子牛は、生まれて数カ月間は、1日1キログラムも体重が増えるほどに成長が速い動物です。そこにIGF-1が関与していることは、容易に推測できます。
 このIGF-1は、同じ哺乳類の人間も体内でつくっています。人体がIGF-1を必要とする時期は、細胞分裂、つまり成長が盛んな乳幼児と思春期です。その時期を過ぎると、役目を果たしたIGF-1の分泌は、ゆるやかに低下していきます。

 ところが、人は牛乳という形を変えて、そのあともIGF-1を外から補充し続けるので問題が起こります。成長期を終えた大人が、細胞分裂作用の強いIGF-1を摂るとどうなるのでしょうか。
 その能力を最大限に発揮するのが、ガン細胞の分裂増殖の場面になってしまいます。牛乳がホルモン依存性ガンのリスクを高めるのは、こういう理由です。
(次回につづく)

  

2014年9月27日土曜日

御礼

こんにちは。『日本一わかりやすい栄養と食事の講座』第2回「タンパク質の正しい理解」は先ほど終了しました。今回も、定員いっぱいの方にお越しいただきました。

ありがとうございました。

次回は、10月25日(土)午後2時からです。
テーマは「ビタミン・ミネラル・酵素」です。
人体を構成する材料は、(水を除くと)9割以上がタンパク質と脂質。けれども、材料だけでは体はつくれません。そこに必要となるのが、ビタミンであり、ミネラルであり、酵素です。その解説をします。ご予約は、お早めに。

☎ 098-935-0078

もう一つ、北海道地区の方へお知らせです。

10月4日(土)

屋比久先生による個別相談会

 琉球温熱療法院院長・屋比久勝子先生から直接アドバイスを受けられる、またとないチャンスです。(料金:30分=3,000円)

・セミナー『日本一わかりやすい栄養と食事の講座 in 札幌(仮題)』 担当:神代

 琉球温熱療法にとっての「栄養」の重要性、「栄養」と「カロリー」の違いなどを、やさしく解説します。

いずれも 10時30分 より

会場:札幌市西区八軒2条東4丁目1-30 パーティーハウス1階

琉球温熱療法院 札幌琴似加盟店にて

お申込み、お問い合わせは ☎ 011-215-7715

10月5日(日)

『北海道元気まつり』

琉球温熱療法院 札幌琴似加盟店様がブース出店します。
チケット1枚500円で体験施療が受けられます。
(『元気まつり』の入場は無料です)

また、前日(4日)都合がつかなかった方のために、屋比久先生の個別相談会を、5日も会場にて行います。(上記電話番号で、必ず事前にご予約ください)

会場:札幌市白石区東札幌6条1丁目-1-1

    札幌コンベンションセンター

開催時間 10:00~17:00

4日、5日ともに、ぜひお出かけください。

2014年9月26日金曜日

牛乳の話②(カルシウム)

 おはようございます。2~3日前、BSジャパンのニュース内で、102歳の現役医師・日野原重明さんのインタビューを流していました。偶然にも誕生日が同じであるため妙な親近感があり、本を数冊読むなど関心のある人物です。
 2年前、宜野湾市での講演会に出かけました。すると、1時間立ったまま(演台もなし)話し続け、そのあとコーラス指揮をするなど、その元気すぎる姿には驚かされました。

 日野原医師が大切にしているモットーは、「何歳になっても新しいことにチャレンジする」ことです。100歳のときに何と facebook を始め、101歳になったら俳句を、102歳では絵画を始めたそうです。もうすぐ103歳。次は何にトライするのでしょうか。
 私などは、これから50歳を迎えるに過ぎません。まだまだ新たな世界を切り開けそうです。その気持ちさえ失わなければ・・・。

 今回は、牛乳に含まれるカルシウムの解説です。骨粗しょう症予防のために、牛乳を毎日飲んでいる中高年の方もいるでしょう。その方々に「牛乳は骨を強くするどころか弱くする」といえば、驚くに違いありません。しかしながら、これは真実です。

 カルシウムはたしかに骨の主成分ですが、カルシウムだけで丈夫な骨ができるのではありません。カルシウムと兄弟のような関係にあるマグネシウムや、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも必要です。
 牛乳に含まれるマグネシウムは、カルシウムの10%弱とあまりにも少なく、ビタミンDもほとんどありません。牛乳が必ずしも骨を形成しない、という根拠です。

「骨を弱くする」のは、以下の理由です。牛乳は強い酸性食品です。搾乳の段階で酸性なのかは分かりませんが、運搬や保管、あるいは製造過程の攪拌や高熱殺菌処理などで、最終的には強酸性になります。
 牛乳は、昔は牛乳配達があったように、習慣性のある食品です。酸性食品の牛乳を毎日欠かさず飲むと、体内の血液も酸性に傾こうとします。ところが、血液は弱アルカリ性(pH7,35~7,45)から外れないように、厳重にコントロールされています。
 そのコントロール方法は、骨に沈着しているカルシウムの溶解です。アルカリ性ミネラルであるカルシウムを溶かすことによって、酸性に傾こうとしている血液を中和するのです。

 酸性食品の牛乳を飲めば飲むほど、骨から多量のカルシウムが奪われる。牛乳が骨を弱くするのは、こういうことです。実際に、1人当たりの乳製品摂取量が多い、アメリカ、デンマーク、スウェーデン、フィンランドなどの酪農国は、骨粗しょう症の発症率が軒並み高止まりしています。
(次回につづく)

2014年9月24日水曜日

牛乳の話①(タンパク質)

 おはようございます。沖縄に移り住んで、昨日で丸2年が経ちました。
 年に数回程度ですが、「どうして自分の店を閉めて沖縄に来たのか」と聞かれることがあります。

 屋比久先生からのオファーがきっかけではありました。とはいっても、7年間育ててきた愛着のある店舗ですし、そう簡単に決めたわけではありません。
 それでも、琉球温熱全体のお役にたてる仕事であれば、それまで以上にやり甲斐を感じられるかもしれません。それに、人から必要とされて働くというのは、やはり幸せなことですからね。
 そういうわけで、本院に仕事の拠点を移すことにしました。まだまだ力不足ながらも、もっといい仕事がしたいと日々思っています。
 
 話は打って変わって、今日から牛乳の話を始めます。私を含めた戦後世代にとって、牛乳は学校給食に必ず付いてくる1品でした。今ではほとんど見かけない牛乳配達もありました。
 「牛乳は栄養満点で、健康な体づくりには欠かせない食品」と、誰もが疑わずに飲んでいたのではないでしょうか。
 時代は移り、栄養学の専門家のあいだでは、「牛乳は百害あって一利なし」という考えが、半ば常識になっています。私も同感です。これは間違いないでしょう。
 それほど牛乳はよくないもなのか、1つずつ説明していきます。

 まずは牛乳に含まれるタンパク質です。牛乳に含まれるタンパク質には、成分の80%を占めるカゼインタンパクと、残り20%のホエイタンパクがあります。ホエイタンパクは消化吸収が速く、利用効率がよいといわれています。が、製造過程の高熱殺菌でほとんど失われてしまいます。

 では、大半を占めるカゼインタンパクはというと、これが大問題です。カゼインタンパクは胃の中で凝固し、凝乳(ぎょうにゅう。「ぎゅうにゅう」ではありません)というものに変わります。もちろん消化するのは大変です。
 それだけではなく、べとついた物質の一部は、硬くなって腸壁にへばりつき、栄養分が体内に吸収されるのを妨げてしまいます。
 栄養摂取どころか、それの邪魔をするのですから言葉も出ません。

 ちなみに、前回お知らせした「プロアミノ」の成分には、ホエイタンパクは使用されていますが、カゼインタンパクはもちろん含まれていません。
(次回につづく)

2014年9月22日月曜日

商品バージョンアップのおしらせ

 こんにちは。地元百貨店の沖縄三越が昨日で閉店しました。その数日前、最終セール中の店舗に行きました。目的は美術ギャラリー。
                
お目当ては、上村松園の代表作「序の舞」のシルクスクリーン(版画の一種)です。西洋画だったらモネ、日本画だったら松園、というくらいに、私は上村松園の美人画が好みです。見れば見るほど名画、絶品ばかりです。

 そこで、この複製画の値段。最終セールなので相当な期待をしましたが、聞いてみると324,000円(税込)。「最後の最後なので」「今回限りの…」と店員さんは熱心に勧めますが、いくらなんでも、と思いパス。
 帰ってから、一応ネットで調べてみたら、案の定 Amazon で95,000円。

 ネット上の相場を知らないのか、あるいは知っていても「三越で買う」ことが本人の満足なのか。いずれかの理由で、こういうギャラリーが成り立っていたのでしょうね。


 今日の本題は、絵画ではなくサプリメントです。
 弊社主力商品である「プロアミノ」が、バージョンアップして本日から販売します。















すでに新着情報PDFファイルでお知らせしていますが、今回の改良ポイントはおもに3つです。
60包入りを30包入りに変更し、とくにはじめての方が購入しやすい価格を設定。
②グラム当たりのアミノ酸をすべて増量
③グラム当たりのビタミンB6を約2倍に増量

①について、今まで通り60包ずつ購入したい方には、新たにセット価格をご用意しました。
②のなかでも、重金属の排泄に関わるシスティン(8/6付ブログ)と、従来やや少なかったトリプトファン(これも非常に重要なのですが、また追って説明いたします)を、約7割増やしています。
ビタミンB6の働きは、タンパク質の代謝です。吸収されたアミノ酸を材料にして、タンパク質を合成する場面に関わります。今回のプロアミノは、吸収だけではなく、そのあとの代謝にまでこだわった商品です。

 今までプロアミノをご愛用いただいた方も、そうでない方も、ぜひ一度お試しください。

 


2014年9月19日金曜日

健康診断の話④

 おはようございます。来週27日(土)のセミナー『日本一わかりやすい栄養と食事の講座』は、すでに20名のご予約をいただきましたが、あと若干名受け付けています。
 私のセミナーは、「初心者でもやさしく理解できる」を念頭にお話しします。今回のテーマは、栄養学の中核、タンパク質です。昨日お申し込みいただいた方は、タンパク質(プロテイン)とアミノ酸の違いがよく分からない、とおっしゃっていました。セミナーでは、そのあたりから説明を始めます。
 ご希望の方は、お早めに申し込みください。

 「健康診断の話④」。先月、私の健康診断の話題から始まって、検診の基準値に関する解説などをしましたが(8 / 14~18)、自身の結果報告を忘れていましたので、その続きです。
結果は、血液検査、胸部X腺、心電図、便検査、尿検査、ともに「異常なし」でした。病院側からしてみれば健康そのもの、といってよいでしょう。
 この病院側からしてみればというのが、ここでのミソです。

 健康診断で必ずおこなうのが血液検査。その結果は一覧表にして渡されますが、普通の人は何がなんだか分かりません。私も最近までは、そうでした。
 そこで一生懸命勉強しました。すると、この血液検査表の分析は、ドクターの見方と栄養学的な見方では、まったく異なることを知りました。

 例えば、GOT(AST)、GPT(ALT)、γ-GTPという検査項目があります。これらは一般には、肝臓のほか、心筋、腎臓、胆道系などの異常を調べるために使われます。
 この3つは本来、代謝に関わる酵素です。しかし、炎症等で組織が破壊されると、血液中に出てきます。その量を測るのが上記の検査です。つまり、高値が出ると異常になります。低値は問題なしです。

 栄養学的(正確には分子栄養学的)には、この低値を問題とします。というのも、上の3つは酵素であり、酵素の材料はタンパク質だからです。タンパク質が不足すれば酵素は十分につくれず、これらの検査項目は低い値を示します
 GOT、GPT、γ-GTPが低すぎるのは、「異常なし」なのではなく、「タンパク質欠乏という異常」が考えられる、という見方をするのです。

 このように、血液検査表を栄養学的に分析することによって、タンパク質をはじめ、いくつかのビタミンやミネラルの欠乏を推測することが可能です。
 屋比久先生や私のカウンセリングをご利用になるときには、直近の血液検査表がありましたら必ずお持ちください。

 で、私のGOT、GPT、γ-GTPですが、「低すぎる」とはいわないまでも、「やや低め」という結果にとどまりました。考えられる原因として、タンパク摂取不足、あるいは摂取しているが消化(分解)されていない、などが考えられます。
 が、これらの数値が低いのは、じつは10年前からです。酵素を製造するのも肝臓。その肝臓がくたびれていては、当然のこと数値は上がりません。30代までの不摂生、暴飲暴食(アルコールは1日も欠かさず)が今でも影響しているのではないかと思っています。

 不養生は、いつか必ずその影響がでます。予防に勝るものはなし、です。

 

2014年9月18日木曜日

魚④(有害ミネラル検査)

 おはようございます。今朝、朝食を食べていると、窓の外から久しぶりに小鳥のさえずりが聞こえてきました。ここ数日間は、猛暑のぶり返しと風の吹かない日々が続いていました。秋の訪れが待ち遠しかったのですが、ようやくその暑さも緩んできたということなのでしょうか。

 1回飛びましたが、有害ミネラルの補足をして、魚の話はひとまず終わります。水銀以外の有害ミネラルについても、簡単に触れておきます。

[ カドミウム ] たばこや水道水に含まれ、蓄積すると高血圧や腎臓障害の原因になります。

[ アルミニウム ] アルミホイルやアルミ製の鍋や食器、一部の胃腸薬や歯磨き粉、脱臭剤に含まれます。蓄積すると、記憶障害や筋肉硬直につながります。

[ 鉛 ] 排気ガスや一部の白髪染め、缶詰などに含まれます。蓄積すると疲労感や貧血、うつの原因になります。

[ ヒ素 ] 農薬、殺虫剤などに含まれます。蓄積すると嘔吐や下痢、便秘、手足のしびれを引き起こします。

 ところで、前々回の最後のほうで「マグロをよく食べる人は、検査をすると例外なく(水銀は)高い数値になります」と書きました。水銀をはじめとする有害ミネラルの蓄積量は、毛髪ミネラル検査や尿中検査で調べることが可能です
 
 このうち毛髪ミネラル検査は、排泄能力が低い人は結果として有害ミネラルが出てこない、という欠点があります。数値が低くても、すなわち有害ミネラルがないとは言い切れません。
 体内の蓄積量を診るという点では、尿中検査の方がよいでしょう。ただし、検査料はそれなりに高額で、相場は3万円代くらいになります。
 また、両者ともに結果がでるのに時間が掛かります(2週間以上)。毛髪や尿をアメリカに送るからです。予算や時間などから、なかなか身近な検査とはいえませんでした。

 そこに登場したのが、オリゴスキャンという検査です。昨年春、日本に上陸したばかりです。オリゴスキャンは、ハンディタイプの機械を手のひら4か所に当てるだけ。わずか2分間で、有害ミネラル14元素と必須ミネラル+参考ミネラル20元素を精緻に測定します。その手軽さと素早さから、オリゴスキャン検査を実施するクリニックが急速に増えています。
 ただ、関係者から聞いた話だと、オリゴスキャンで測定する水銀の量については、それほど正確なものではなく、あくまでも参考程度ということです。

 料金については、始まったばかりなのか、まだ相場が形成されていないようです。短時間でネットで調べたところ、最安値で9,800円、最高値で3万円代と、かなりのバラつきがあります。
 お近くで、なおかつリーズナブルな料金であれば、試してみる価値はあるかもしれません。

2014年9月16日火曜日

がんの再発予防には

 こんにちは。昨日、カフェで読書をしていたところ、9時過ぎに携帯の着信が。通話の相手は、福岡の加盟店時代に懇意にしていただいた、お客様の I さんでした。2年ぶりに聞く声です。
  I さんは、開業して2~3か月して来店されましたが、がんの手術をしてほどなくのことでした。I さんのがんは小細胞肺がんといって、悪性度が高く5年生存率もけっして高くない部類のがんです。琉球温熱療法で何としてでも再発を予防したかったのでしょう。

 I さんは、琉球温熱療法を本当に信じてくださったようで、ことあるごとに「これ(琉球温熱療法)は本当にいい」とおっしゃっていました。そして、閉店まで6年半以上も通い続けていただきました。もちろん、再発はナシです。
 それから2年。まずはもちろん I さんの体調が気になったのですが、やはり再発はナシ。先日、主治医から「完治」のお墨付きをもらった、ということです。
 温熱療法師をやっていて、こんなに嬉しいことはありません。

 琉球温熱療法は、このように再発予防においても抜群の威力を発揮します。がんの場合はとくにです。治療が終わると「治った」と思い込んでいる人が多いようですが、それはあくまでも「画像に写るがん細胞はなくなった」ということに過ぎません。
 そこで油断をしてしまうと、退院時には画像に写る大きさ(通常は1cm未満)ではなかった腫瘍が成長して再発、となります。そうならないように、退院時から免疫を上げ続けて、がん細胞を兵糧攻めにするのが、琉球温熱療法です

 もちろん、琉球温熱療法だけがよい、とはいいません。すぐれた代替療法は、ほかにもあるはずです。その人が自分に合っていると思ったものをやるのがいいでしょう。
 そのときに大切なのは、I さんのように信じ切って続けることです。これは研修でも取り上げていることですが、病気が治るか治らないか、の分かれ目に「心の持ち方」が深く関与するからです。
 
 喜び、楽しい、感動、感謝、希望、チャレンジ、生き甲斐がある、といった前向きな心は、ことごとく免疫力を引き上げます。
 逆に、心配、不安、恐怖、恨み、否定的、悲観的、絶望的、生き甲斐がない、といった後ろ向きな心は、ことごとく免疫力を低下させます。
 琉球温熱療法を受ける場合でも、露ほども疑わずに続けるのと、疑心暗鬼の心中で続けるのとでは、必ずしも同じ結果にはならないこともあります。

 琉球温熱療法と栄養療法(も忘れないでください)を、100%信じて予防と体質改善に取り組んでください。

 

 



2014年9月12日金曜日

魚③(水銀について)

 こんにちは。前回は「養殖魚よりも天然魚」という話をしましたが、その点では今が旬のサンマはピッタリですね。
 「魚は安いものがよい」という人もいます。安い魚はほとんどが天然魚です。安い魚を養殖してもコストが合わないからです。
 野菜や果物と同じく、魚も旬のものが安くて美味しく、さらに脂質もよいのでお薦めです。

 栄養の観点から魚を選ぶポイントが、もう一つあります。
 あまり大きな魚ばかり食べないということです。理由は、前回述べた食物連鎖にあります。食物連鎖で小さな魚から大きな魚に移っていくのは、EPAやDHAといった脂質だけではありません。水銀やカドミウム、アルミニウム、ヒ素、鉛などの有害ミネラルも一緒に入り込みます。

 有害ミネラルが人体に過剰に入ると、視神経障害や末梢神経障害を起こす可能性があります。魚たちは、このような有害な物質を排泄する能力を持っていません。しかも、大きな魚になればなるほど、有害ミネラルをその中に濃縮されてため込みます。
 これを生物濃縮といいます。

















 有害ミネラルのなかでも、体への影響がもっとも大きいのが水銀です。水銀が蓄積すると、原因不明の倦怠感、筋肉痛、口内炎をはじめとする、さまざまな症状が現れます。さらにやっかいなのは、水銀が脳を侵食することです。すると、集中力低下、不眠、うつ症状へと進行することがあります。

 水銀の悪影響がこれだけ大きいのは、① 水銀が有益ミネラルの働きを阻害するからです。つまり、有益ミネラルが本来作用する場所に先回りをして陣取ってしまうのです。
 ② タンパク質と結合して、やはりその働きを阻害することも見逃せません。例として、ヘモグロビンの酸素運搬能力の低下があります。赤血球のヘモグロビンは、グロビンというタンパク質に鉄が4個くっついて、その鉄に酸素が結合します。ところが水銀が近くにあると、こちらと結合するので酸素を運搬できません。
 このように、水銀はあらゆる代謝障害を引き起こします。
 
 食品で水銀の量が圧倒的に多いのは、マグロとメカジキ。それに続くのは、キンメダイ、カツオ、ブリといったところです。
 日常的に魚を食べてきた日本人は、世界的に見ても、多量の水銀を蓄積していることで知られています。とくにマグロをよく食べる人は、検査をすると例外なく高い数値になります。たしかにマグロは「旨い!」のですが、ほどほどにしておいた方がよさそうです。
(次回につづく) 

2014年9月10日水曜日

魚②(脂質について)

 こんにちは。トップページに、セミナーと健康相談(カウンセリング)のリンクボタンが新設されて、とても分かりやすくなりました。
 セミナーとカウンセリングは、「セミナーだけ」「カウンセリングだけ」よりは、やはり両方とも受けたほうがよいでしょう。そうすることで、セミナーでの理論や知識が日常の食事と結び付き、カウンセリングでのアドバイスもより体系的に理解できます

 本土と離島の方にも、こういったものが早く身近になれば、と思っています。まずはセミナーの動画配信が、近い将来には実現することになると思います。
  カウンセリングについては、i Pad の facetime(テレビ電話のようなもの)を使えば、対面での相談も技術的には可能なようです。環境が整うまでには多少時間がかかりそうですので、とりあえず本院にお越しになる際には、ぜひカウンセリングも組み込んでください。

 今回は、魚に含まれる脂質についての話です。体内で固まりやすい飽和脂肪酸が多い肉に対して、魚介類に豊富な脂質は、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)と呼ばれるものです。テレビ通販や新聞広告などで、名前くらいは見聞きしたことがあると思います。
 アジやイワシ、サバ、サケ、サンマなどの青魚や、ジャコ、イリコといった小魚に多く含まれます。

 EPAやDHAがすぐれているのは、飽和脂肪酸とは逆に、体内で固まりにくいため動脈硬化を予防します。それ以外にも、中性脂肪やコレステロールを減らす、新陳代謝や老廃物排除の促進、炎症抑制、アレルギー疾患の予防、肝機能向上などの作用があります。
 マグロに多いDHAには、脳機能の維持・活性化の働きがあることが分かっています。

  このEPAとDHAは、青魚に豊富とはいっても、それは天然魚に限ってといってよいでしょう。海の世界では、プランクトンや海藻を小魚が食べ、それを中型の魚、さらに大きな魚が食べるという、食物連鎖が循環しています。その過程で、プランクトンや海藻に含まれるEPAやDHAが魚の体内に取り入れられます。

 養殖においても、かつてはマイワシ等の生餌が与えられていたようです。しかし、マイワシの減少などの理由で、次第に人為的なエサが与えられていることが多くなりました。
 現在、養殖業者でもっとも多く使用されているエサに、MP(モイストペレット)というものがあります。原材料は、脱脂粉乳、鶏卵、米糠、小麦、ビール酵母、大豆油粕、大豆レシチンなど。そこに、防カビ剤、酸化防止剤などの添加物が加わります。EPAやDHAといった良質な脂質は、ほとんど期待できません。

 スーパー等で魚を買うときには、天然魚を選ぶのがよいでしょう。しかも、丸ごと一匹がおすすめです。天然魚の中でEPAやDHAが含まれているのは、おもに頭部の目玉周辺だからです。
(次回につづく)
 
 

2014年9月8日月曜日

魚①(消化について)

 こんにちは。本当に驚きました!錦織選手!! あの勢いは神がかり的です。おそらく明日は、テニス界の歴史を塗り変える日になるでしょう。
 さて、若きアスリートの快進撃の前にやや影が薄くなっていますが、古きアスリートの奮闘も見逃せません。中日ドラゴンズの山本昌投手。最年長登板&勝利。49歳。私と同い年です。これはこれでスゴ過ぎます。
 近年、40歳を超えても第一線で活躍を続けるアスリートが増えています。クルム伊達選手やスキージャンプの葛西選手、サッカーの三浦カズ選手もそうですね。

 そういった背景には、科学的なトレーニング方法に加えて、パフォーマンスを上げるための食事の研究が不可欠になっているようです。
 もうただスタミナをつけるために肉をガッツリ食べる、なんていうのは昔の話です。1流になるほど、エネルギー代謝、疲労回復のために必要なビタミン・ミネラル、あるいは脂質にもこだわっているということです。
 アスリートに必要な栄養と、予防のために必要な栄養とでは、まったく同じではないでしょう。が、日々健康でパフォーマンスの高い仕事や生活をするためは、いずれにしても食事内容は大切であることには違いなさそうです

 先週の肉に続いて、今週は魚についての話をします。
 周りを海に囲まれた島国・日本では、昔から豊富な魚介類を捕っていました。伝統的なわが国の家庭では、魚は食卓に欠かせないおかずでした。長寿地域で知られる沖縄県大宜味村の高齢者も、近くの湾内や沖で捕れた魚をたくさん食べてきました。
 肉や卵が入手困難であった時代には、大豆食品と同じく魚は貴重なタンパク源であったに違いありません。

 グラム当たりのタンパク質含有量は、おおむね魚のほうが肉よりも多く、効率的なタンパク摂取といえます。アミノ酸のバランス(プロテインスコア)は80台から90台で、こちらはだいたい肉と同レベルです。

 ここで強調したい肉との相違点は、その消化のしやすさです。前回(9/5)記述したように、魚のタンパク質を形成するアクチンとミオシンの結合が、肉ほどには強固ではありません
 したがって、分解が比較的容易であり、消化の点ですぐれています。未分化タンパクの発生も、それだけ抑えられます
 その点こそが、肉よりは魚をすすめる理由の要諦ですが、もう一つ、次回は脂質について触れてみます。
(次回につづく)

2014年9月5日金曜日

肉類②(消化について)

 こんにちは。今の話題は、何といってもテニスの錦織選手ですね。96年ぶりって、前回は大正7年ですよ。そんな時代から続いている、この大会もスゴイけど・・・。
 じつは私、中学~高校はテニスをやっていました。ハッキリ言ってテニスはあまり上手ではなかったけど、記憶に残っているのは、ランニングや筋トレで下半身をとにかく鍛えたこと。
 結果的に、これがよかったようです。その後、スポーツをする機会はグンと減ってしまいましたが、今でも体が頑丈なのは、このときの貯金が利いているようです。
 体が大きく成長する思春期を中心とした年代は、勉強やスマホ、ゲームばかりでなく、体も鍛えたほうがよいと思います。
 
 1回飛びましたが、肉類の続きです。
 前回は、残留農薬や脂質(飽和脂肪酸)について触れました。今回は、消化の話です。私が肉の摂取でもっとも気がかりなのは、その分解の困難さです。
 
 私たちが食べている肉は、そのほとんどが人間でいえば筋肉の部分です。その筋肉は、アクチンとミオシンという、繊維状のタンパク質でつくられています。櫛型をしたアクチンと、櫛の歯の間に入り込んでいるミオシンが噛み合っているといえば、何となくわかりやすいでしょう。















 
 この2つが結合組織(コラーゲン)の働きによって束ねられていますが、その結合力が肉の場合、魚と比べて強いことが分かっています(『Newton別冊・食品の科学知識』に表記あり)。したがって、なかなか分解ができないのです。

 タンパク質は数百から数千のアミノ酸が結合したものであり、それが最小単位であるアミノ酸まで分解して、はじめて腸から吸収されることは、以前に書きました(7 / 22付ブログ)。 
 ここでタンパク質の分解にこだわるのは、アミノ酸まで分解されなかった場合のことです。分解されなかったタンパク質、つまり未分化タンパクは、腸の中であらゆる毒素をまき散らして腸内環境を悪化させます(7 / 25付ブログ)。
 腸が汚れると、栄養素の吸収や有害物質の排泄、そして免疫までもが低下するということでした。

 もちろん、分解能力には個人差がありますから、誰に対しても「肉を食べるな」と言ってはいません。が、肉を食べたあとはガスが臭う、という人は要注意です。
 その臭いの成分は、未分化タンパクがまき散らしている毒素である可能性が高いとみてよさそうです。
 そのような人は、肉の量を加減する、タンパク質の分解を助ける酵素を補給する(7 / 28付ブログ)、などの策を打ちましょう。毒素を吸着して体外に排泄する食物繊維は、必ずしっかり摂ってください。肉には全くありませんので・・・。

2014年9月4日木曜日

お知らせ

 おはようございます。一昨日の経済ニュースを賑わせていた話題に、「プリン体ゼロ&糖質ゼロの発泡酒、大手4社が出そろう」というのがありました。ゼロ、オフ、カット、○○不使用、微~、といった文句をつけると商品は売れるようです。
 が、何かが無くなった代わりに違うものが入り込むことが、食品の世界ではよくあります。しかも、その代わりのものは、得てして「よからぬもの」であることが目立ちます。

 なかでも注意したいのが、上記の「糖質ゼロ」。糖質ゼロを謳っている商品はすでに、清涼飲料水、アルコール&ノンアルコール系飲料に多く出回っています。そして、そのほとんどに何らかの人工甘味料が使用されています。
 今回の4社の「プリン体ゼロ&糖質ゼロ」発泡酒の成分を、ウェブで調べてみました。案の定、揃いも揃ってアセスルファムK(カリウム)という甘味料が記載されています。このアセスルファムK、動物実験ではリンパ球の減少や肝臓障害が報告されています。

 このようなことは、当然、テレビでも新聞でも週刊誌でも報道されません。それはそうです。重要なスポンサーですからね。
 ですから、私たちはそれ以外にも情報源を持たなければいけません。情報が来るのを待っているのではなく、積極的に情報を取りに行く姿勢が大切です。
 
 つなぎがよろしいところで、セミナーのお知らせです。

 屋比久先生のセミナーは、来週の土曜日です。


 

 
















私のセミナーは、今月から第4土曜日です。






















本当に知らなければいけない情報が、ここにはあります。
ぜひ、お出かけください。


2014年9月2日火曜日

肉類①(農薬と脂質)

  おはようございます。9月になりました。「秋の夜長」といわれるように、夜が長くなることから9月は長月と呼ぶそうです。
 とはいっても、沖縄は今日も33℃の予想ですし、本土でも近年は夏が長くなっています。今年の場合、本土の8月は、尋常でない降雨量と日照時間の少なさ。もうちょっと夏が続いてもいいかもしれませんね。

 今週は、肉類をみていきましょう。肉はよいのか、悪いのか。これについては、栄養療法を実践する専門家でも意見が真っ二つに分かれています。
 並みいる識者を差し置いて、私がコメントするのも僭越ですが、今まで勉強した多くの材料を元に、私なりの見解を述べてみます。

 肉がタンパク源であることは違いありません。アミノ酸のバランス、つまりプロテインスコアは80台から90台と、比較的良質です。
 しかし、それでもデメリットが多すぎることから、肉の多食はおすすめできません。肉はときどきの楽しみ程度にして、タンパク質を摂るなら肉よりは魚を中心に、と私は考えます。
 具体的に、肉を食べることの問題点を挙げていきましょう。

 まずは残留農薬です。放牧を除いた家畜のエサは、コーンや大豆、小麦などの穀物です。そのほとんどは輸入品で、大量の農薬散布によって効率よく生産されたものです。
 しかも、農薬だけにとどまらず、その穀物は遺伝子組み換えである可能性が否定できません。アメリカ産のコーンに限っていえば、その88%は遺伝子組み換えといわれています。納豆や味噌を買うときに、遺伝子組み換えの表記を気にする人が多いかと思いますが、食肉の中に入り込んだものについては、意外と無防備です。

 つぎに考えなくてはいけないのは、肉に含まれる脂質です。肉というとタンパク食品というイメージが強いですが、、グラム当たりのタンパク質は、おおむね20%以下です。その分脂質が多くなります。

 その脂質ですが、肉に多いのは、融点(固体が液体化する温度)が高い飽和脂肪酸です。人間の体温は、鶏や牛、豚の体温よりも低く、それらに含まれる飽和脂肪酸を人の体に入れると、その中で固まりやすくなります。すると、動脈硬化の引き金になり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まります。
 ただ飽和脂肪酸も、いい働きをするものもあるし、体内で必要としている部分もあります。ですから適量は必要ですが、摂り過ぎるとよくないということです。そのあたりは、来月(くらいには脂質のテーマに入っているはずです)くわしく説明させていただきます。
(次回に続く)