2014年8月25日月曜日

大豆③(タンパク質について)

 こんにちは。日曜朝の健康番組で「健康寿命」を取り上げていました。健康寿命とは、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことです。
 長野県が平均寿命日本一なのは知られていますが、健康寿命日本一はというと、静岡県だそうです。静岡県といえば、お茶の名産地。お茶に含まれるカテキンは、胃ガンの予防作用があります。昔はガンの代名詞といえば胃ガン。今でも、高齢者はピロリ菌感染率が高く、胃ガンの発症率は高止まりです。
 推測にすぎませんが、「お茶=長寿」はまったく無関係ではなさそうです。

 大豆食品の続きです。前回、前々回と大豆の栄養価について書きました。なかでもイソフラボンのホルモンブロック作用や大豆サポニンの過酸化脂質抑制作用は、ガンの予防にもつながります。
 アメリカ国立がん研究所が作成した「がん予防に効く食品」というピラミッド型をした図表でも、その上位に大豆は位置しています。大豆食品がどれだけ優れているのかは、それを見てもお分かり頂けると思います。

 では、肝心のタンパク質はどうでしょうか。アミノ酸のバランスを表す指標、プロテインスコアは56です。これだけ見ると、「卵の半分強しかタンパク質はないのか」と早合点してしまいそうです。ここで、もう一度プロテインスコアの説明を思い出してください(7 / 9、7 / 11、7 / 14、7 / 16付けブログ参照。時間のない方は7 / 16だけでも見てください)。

 プロテインスコアの数値は、体内のアミノ酸の比率に対して、もっとも少ない必須アミノ酸ただ一つで決まります。たとえ他の8つがパーフェクトに含まれていたとしても、それはプロテインスコアの数値には反映されません。
 プロテインスコアの100未満の食品からタンパク質を摂る場合にはプロテインスコアを決定づけるアミノ酸(これを制限アミノ酸といいます)が何で、それ以外のバランスはどうなのか、を知ることが大切です。

 大豆の場合も、プロテインスコアを56に決定づけるメチオニンという制限アミノ酸が存在しています。メチオニン以外は、ある1つのアミノ酸が90ですが、残りはパーフェクトです。
 つまり、全体的に半分程度しかないということではありません。大豆食品のみを食べ続けた場合には、タンパク質の利用効率は半分強になりますが、納豆だけ、豆腐だけ、という食事は、現実にはありえません。

 そこで、大豆食品と何を組み合わせるか、ということがポイントです。
(次回につづく)

0 件のコメント:

コメントを投稿