2014年8月18日月曜日

健康診断の話③

 おはようございます。気分転換にプロフィール写真を替えてみました。せっかくなので沖縄の海をバックに、と思ったのですが・・・。撮影した昨日はあいにくの曇り空で、海はそれほど青くありませんでした。
 本土の人が描くイメージとは違って、沖縄は意外と晴れの日が少ないですね。また違う日に仕切り直しをしましょう。

 健康診断における、新基準と従来値との乖離(かいり)の話でした。これは端的にいえば、基準値そのものが恣意的に変えられてきたから、といってもよいでしょう。たとえば血圧や血糖値、コレステロール値であれば、「低く」変えられました。
 
 血圧を例に挙げて説明しましょう。60歳~65歳の人の場合、2000年以前は、最高血圧160、最低血圧95までは問題なしとされていました。
 ところが2000年、日本高血圧学会のガイドラインによって、それが最高血圧140以上、最低血圧90以上を降圧目標(この言葉の意味がわかりにくいのですが、即治療とはいかなくとも警告に近いニュアンスのようです)としました。 それにとどまらず2004年には、降圧目標が最高血圧130以上、最低血圧85以上に引き下げられました。
 消費税の2段階上げならぬ、血圧値の2段階下げとでもいうのでしょうか。

 それも驚くことに、これらの降圧目標を裏付ける日本人でのエビデンス(科学的根拠)は乏しいようです。このことは、大櫛陽一著『ちょいメタでも大丈夫』という本に書いてあります。

 基準値が意図的に変えられた理由は何でしょうか。賢明な皆様は、すでにピンときているはずです。
 基準値が下がれば患者が増えて、薬剤の使用量が増大するからです。あるデータによると、1988年には約2千億円だった降圧剤の売上が2008には1兆円超、と5倍にまでなったそうです。
 基準値見直しは、患者を増やすための魔法の杖とも呼べそうです。

 血糖値、コレステロール値も、おおむね似たようなプロセスを経て、現在の基準値に至っています。
 これはもう、情報に対して受け身ではいけないということを、我々に教えているのかもしれません。知らないのは怖いことです。なかなか世間に出回らない情報でも、貪欲にキャッチしたいものです。
 ところがところが、上記の『ちょいメタ~』は、出版して数年と経たないうちに、とある事情から絶版になってしまいました。その理由は、もう書きません。想像してください。
 ちなみに中古ではまだ購入可能です。
 

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