2014年7月3日木曜日

体重の千分の一 +α 

 おはようございます。今、スーパーの果物売場には、ビワが並んでいます。産地は、長崎産と福岡産が中心で、和歌山産もときどき見かけます。ビワのように旬の短い果物が店頭に並ぶと、ほんの一瞬だけ季節が感じられます。もうすぐ店頭から消えてしまいますので、ぜひ一度は召し上がって下さい。

 体重の千分の一のタンパク質を、どうやって摂取するかという話でした。
 卵や魚、大豆食品などを欠かさず食べて、なおかつ体重が40キロ台の人であれば、何とかなるかもしれません。ただし、これは1日あたり、つまり平均して毎日という前提です。
 
 誰だって時々は、カレーライスやチャーハンなどのご飯もの、麺類やパン食、ピザなどの小麦粉食品も食べたいでしょう。このようなタンパク質の少ない、炭水化物中心の食事を組み合わせると、途端に体重の千分の一が遠のきます。
 十分なタンパク質の摂取は、このことからも容易ではないことがわかります。

 しかも、1日に体重の千分の一という必要量は、「健康な人の場合は」という条件があります。
 これに該当しない例として、まずは消化力が落ちている人。胃酸の分泌が悪い、ピロリ菌がある人などです。口からタンパク食品を入れても、消化器系でしっかり分解されなければ、入れた分だけの吸収ができません。
 
 代謝全般が低下している人。先日、分解されたアミノ酸の70~80%がリサイクルされると書きました。代謝が低下している人は、そのリサイクル率も下がるので、+αの材料が必要になります。
 
 体に慢性炎症がある人。具体的には、ガンや糖尿病、リウマチなどの膠原病、脂肪肝、肝炎、腎炎、胃炎、膵炎など。慢性炎症が起きていると、タンパク質の分解が亢進(こうしん:機能が通常の状態より高まること)します。発熱しているときやストレスがかかっているときも、タンパク質の分解が一時的に亢進するので、+αの材料が必要です。
 
 これらの症状がある場合、いずれも体重の千分の一では不足します。さらに10~20%を上乗せしなくてはいけません。こうなると、いくら理屈はわかっていても、実践は難しくなります。

 だからといって、ただやみくもに口から放り入れればいい、というものでもありません。後日あらためて説明しますが、それをやると逆効果になるからです。体重の千分の一+αを摂取する場合には、慎重にやらなくてはいけません。

 タンパク質は、健康な人でも、意識して十分に摂る必要があります。健康でない人はなおさらです。それを理解することが、栄養改善の第一歩です。
 

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