2014年7月22日火曜日

タンパク質の消化①

 おはようございます。この時期、入道雲をよく見かけます。うだるような暑さの中、恵みの雨を降らせてくれる頼もしい味方です。
 入道とは頭を剃って仏門に入ることだそうですが、雲の頭が坊主に見えることから、そう呼ばれるようになったそうです。私はどちらかというと、かき氷のように見えますが・・・

 先週までは、タンパク質はただ大量に摂るのではなく、アミノ酸のバランス(プロテインスコア)も考える必要がある、という話をしました。
 今週はもう一つ、タンパク質を摂取するときに大切なことを取り上げます。消化こそ大切だ、ということです。

 すでに説明したように、タンパク質はアミノ酸が数百から数千個結合したものです。その結合が消化器系の働きで断ち切られて、最小単位であるアミノ酸まで分解されてはじめて、腸から吸収されます。

 ただ、その説明の文末に、「順調にいけば、の話です」と書いてあったのを覚えていますか。そうです。口から入れたタンパク質は、すべてが自動的にアミノ酸まで分解されるのではありません。いいかえれば、10グラムのタンパク質を食べた=10グラムのタンパク質を摂取した、ことには必ずしもならないということです。

 炭水化物や脂質と比べて、タンパク質の分解は、もっとも難を伴います。タンパク質は、どの程度がアミノ酸として吸収されているのかが、いまだに不明です。厳しい見方をする専門家は、分解されているのは全体の1~2割くらいだろう、といっています。

 タンパク質の分解が困難な理由は、その構造にあります。タンパク質はアミノ酸が数百から数千個結合したものですが、ただ単に数珠つなぎに並んでいるわけではありません。並んだものが複雑に折り畳められ、隣どうし以外のアミノ酸とも、あちらこちらで結合しています。単純に鎖を断ち切っていくようにはいかない、ということです。

 そのタンパク質の分解を左右するのは、次のさまざまな要素があります。
①どのタンパク食品なのか ②その量 ③その調理法 ④食事の時間帯、および起床・就寝時刻との関係 ⑤年齢 ⑥胃の消化力 ⑦腸の環境 ⑧消化酵素、つまりタンパク質を分解する酵素が含まれている食品(サプリメントも含めて)を一緒に摂っているか、などが挙げられます。

 (次回につづく)

 

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