2014年6月3日火曜日

we are what we eat.

 タイトルの言葉をご存知でしょうか。

「我々が食べたものが我々自身である」
「我々の体は我々が食べたものでしかできていない」

誰がいつ言ったのかは知りませんが、日頃の食事がいかに大切かを表現した、わかりやすい一文です。どなたでも理解できるに違いありません。
 じつは、この言葉にはもっと深い意味があって、予防をするにも、あるいは病気を治すのも食べ物次第である、というメッセージが込められています。体をつくる材料がよければ病気になりにくい。体をつくる材料が悪ければ病気に罹りやすい、ということです。
 歴史上の偉人の言葉を借りても、古代ギリシャの医聖ヒポクラテスは、

「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」
「食べ物で治せない病気は、医者でも治せない」

と2500年近くも前に言っています。
 江戸時代の学者である貝原益軒も、300年前にその代表作『養生訓』のなかで

「医はすなわち食にあり、食はすなわち医である」
「其このめるにまかせ、ほしゐままにすれば、節に過ぎて脾胃をやぶり諸病を生じ、命を失ふ」(好きなものを好きなだけ食べていれば、胃腸など体の限界を超えて病気になり、やがては命を失う)と書いています。

 食と病気の因果関係は今や明白になっていますが、実際に「食事内容を変えないと病気になってしまうよ」と忠告しても、それを理解して実践に移してくれる人はほとんどいません。それほど難しい理屈とも思えないのですが、これが本当に受け入れてもらえません。自分自身のことなのに・・・
 予防を手助けする仕事に携わって9年になりますが、それを不思議に思っています。 どうして、食と病気との因果関係が理解されないのでしょうか。
(次回につづく)

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