2014年6月25日水曜日

タンパク質はどこにあるのか

 おはようございます。
 今回からタンパク質の話を始めます。今まで、高タンパク=× と考えていた方は、しっかりお読みください。また、そのように考えている人が周りにいらっしゃったら、ぜひこのブログのことを教えてあげてください。

 ところで、タンパク質のことを英語でプロテインといいます。サプリメントの名前でも、よく知られていますね。プロテインは、ギリシャ語のプロティオスに由来していますが、これは「第一のもの」「一番の」「第一人者」などの意味をもつ単語です。ここまでのブログで、タンパク質は(水を除けば)体をつくる最大の構成要素であると説明しましたが、そういう意味でも「一番の」栄養素といえます。

 では実際に、体のどこにタンパク質があるのでしょうか。タンパク質は、その働きから構造タンパク質と機能タンパク質に大別されます。
 
 構造タンパク質は名前の通り、体をつくっている材料のことです。
 例を挙げると、ほぼすべての臓器。心臓、肺、肝臓、腎臓、胃、腸、膵臓、脾臓、副腎、子宮、卵巣、精巣、そして脳・・・。なかには脂質の割合が高い臓器も一部ありますが、ほとんどはタンパク質なしではつくれない、と思って差し支えありません。
 
 つぎに筋肉。私たちが毎日、体を動かして仕事や家事、趣味、運動ができるのも、筋肉が伸びたり縮んだりできるからです。筋肉の構造は、アクチンとミオシンという、繊維状になった筋細胞が多数集まって束になったものです。アクチンとミオシンは、2つの櫛の歯が互いに向かい合って、噛み合っています。アクチンとミオシンも、この2つを結合するもの(コラーゲン)も、すべてタンパク質です。
 
 丈夫な血管は、健康のうえで欠かせません。血管の弾力性が失われたり、血管が激しく傷つくと、高血圧や動脈硬化を引き起こします。この血管(壁)の材料も、動脈壁の中にあって弾力性を保つエラスチンという物質も、やはりタンパク質です。
 
 それ以外では、皮膚、爪、髪の毛、目のレンズ(水晶体)。意外なところでは、軟骨。「骨はカルシウムではないのか」と思われるかもしれませんが、骨の心棒の部分はコラーゲンという、繊維状のタンパク質です。建物でいえば、構造を支える鉄骨がタンパク質、周りを固めるコンクリートがカルシウムやマグネシウム、といえば分かりやすいでしょうか。
 
 このように、人体を構成する部品であるタンパク質の種類は、分かっているだけでも2万数千種類あります。
(次回につづく)

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