2017年6月27日火曜日

毛細血管の復活

前回に引き続き、毛細血管のゴースト化について続けます。
毛細血管は加齢とともに減少していくものではあります。45歳くらいから減り始め、70代になると、30代のときと比べると3割も毛細血管が少なくなる、というデータもあります。

年齢相応に消えていくのは仕方ないにしても、近年は好ましくない食生活やライフスタイルによって、若いうちからゴースト化が始まるのが問題です。
毛細血管がなくなるということは、当然そこに血液が行き渡らなくなるということです。末端の細胞まで酸素や栄養素が届かなくなるので、ありとあらゆる症状が現れます。

では、なくなった毛細血管はもう元に戻らないのでしょうか。

戻ります。血流をよくすれば次第に戻るようです。
「体は動かさなければ衰える」のと同様に、血流が悪ければ毛細血管がそこに存在するニーズが低くなりゴースト化が進んだ、と考えられるかもしれません。
ですから、まずは体を温める、冷やさないことが大切です。適度な運動、十分な睡眠、そしてストレスをためないことも必要です。


血管の状態をおおまかに知る簡単な方法があります。
舌を見ることです。東洋医学では「舌診」は日常的です。
健康な舌はきれいなピンク色をしています。薄く白っぽい、赤みが強い、黒ずんでいる、青紫の斑点がある、などの場合は要注意です。

白っぽい舌は貧血の疑いが強く、めまいや立ちくらみ、動悸をともなうこともあります。
赤みが強い舌は、体に熱があることを示しています。発熱でなければ”のぼせ”が考えられます。
どす黒かったり紫色の舌は、毛細血管の流れが悪いしるしです。

東洋医学では、血の流れが滞った状態を「瘀血(おけつ)」といいます。瘀血はいたるところに生じ、あらゆる症状が現れます。女性の場合は、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫、月経痛などを引き起こします。
結局のところ、まずは血流をよくすることです。

2017年6月23日金曜日

血管年齢・再び

おはようございます。沖縄は梅雨明け。これから厳しい日照りが続くのでしょうか。

そんなときに役に立つ・・・・かもしれない便利グッズがコレ。
エアコン室外機の天板を直射日光から守って、温度の上昇を緩和しようというものです。
室外機に屋根をつけるなどして、機械そのものの温度と周辺の気温を下げることによって、電気代を節約できることは知っていました。
けれど、屋根は簡単にはつけられないなあ、思っていたところに見つけたのが、コレです。
 
周辺の気温までは下げられませんが、こんなローテク商品でも少しの省エネになれば、と期待しています。

参考までに、「小まめにスイッチを付けたり消したりする」は、却って電気代を上げてしまいます。エアコンに限らず、蛍光灯などもそうですが。


180度変わってハイテクの話題。i phone の新アプリに「血管年齢測定」というのが登場しました。
さっそく測ってみました。すると・・・
ペーペーの社会人に戻ってしまいました。
じつのところ一体何歳なのかが分かりませんが、血管年齢が何を語っているかというと、血管の強さ、そして柔軟性です。強度やしなやかさが損なわれてしまうと、体の隅々まで血液が行き渡らなくなるからです。

中でも重要なのは毛細血管です。体内の血管の総延長は約10万キロ(地球2周半分!)にもなりますが、その99%を占めるのは毛細血管です。この毛細血管を血液が通って、末端の細胞まで酸素や栄養素を届け、老廃物や二酸化炭素を回収するのです。
したがって、毛細血管の質が細胞の健康を決めるといっても過言ではありません。

最近は血管年齢だけではなく、毛細血管スコープといって、爪の生え際の血管を拡大した画像で見ることができるサービスがあります。
毛細血管が健康なときは、ヘアピン状でまっすぐ形が揃っています。食生活やライフスタイルが崩れている場合には、ねじれや不揃いなど形が悪く、また短く見えにくい血管が映ります。
中には、毛細血管が消えてなくなっている血管のゴースト化という現象もあります。
(つづく)

2017年6月17日土曜日

水素水って・・・

読み終えました、この本を。
今年の直木賞と本屋大賞の受賞作。取材11年、執筆7年の渾身作でもあります。
ストーリーはというと、ピアノコンクール(浜松国際ピアノコンクールがモデル)をめぐって繰り広げる、おもに4人のピアニストの演奏や音楽性、さらに審査員も含めた人間模様が描かれています。

そういえば、1年前の直木賞と本屋大賞のダブル受賞作『羊と鋼の森』も、ピアノをモチーフにしたものでした。

偶然にもピアノつながりですが、違うのはページ数。
とにかく、この厚さ! このボリューム !!
もっと早く読みたかったのですが、500を超える頁数に二の足を踏んでいました。
が、じっさいページをめくってみると、そんなこと忘れるくらい没頭します。次の場面、次の場面を早く読みたいという情動に駆られて、次第にスピードアップしていきます。

結局、休みの日や早朝の時間を使って10日ほど掛けて読破しました。

ところが、この本を「3日で読んじゃった」と、芦田愛菜ちゃんがテレビ番組で言ってました。
彼女、月に10~15冊は読むというほどの読書家です。
それだけでなく、学力もスゴい! スゴすぎ !!

番組でのひとコマ。
「水素が持つ3つの特徴は?」との問いに、愛菜ちゃん、
1. すべての原子のなかでもっとも軽い
2. 燃えやすい
(ここまでは私も知っていました)
そして、3つ目。「水に溶けにくい」とサラリと答えていました。

ん !?

水素は水に溶けにくいにも拘わらず、水素水というものが流行っています。
少し不思議な気もしますが、ここから水素水のことを書き始めると大変ですし、書いても賛否両論が巻き起こるので、やめておきます。
そういうことは、研修や講習でのみ思い切り話します。

おまけ(県内在住の方だけになりますが)
『蜜蜂と遠雷』に登場した曲をピックアップして演奏するコンサートが、7月に那覇で行われます。
昼夜2回公演。読んだ人は、ぜひ聴きに行きましょう!

2017年6月12日月曜日

2056年

おはようございます。昨日は、モーツァルト「レクイエム(鎮魂歌)」を聴いてきました。
このコンサートは、慰霊の日がある6月に、戦没者への追悼と恒久平和への祈りを世界に発信するために、平和祈念堂で開催されています。

私がレクイエムで思いだすのは、1991年、モーツァルト没後200年イヤーです。その1年はモーツァルト関連のさまざまなコンサートがあり、大変盛り上がりました。当時は東京にいたこともあり、いくつかの演奏に接することができました。
なかでも、命日の12月5日に、NHK交響楽団と国立音楽大学合唱団による「レクイエム」は、今でも脳裏に刻み込まれています。(同じことをいつかも書いたような気がします)

そこで、考えました。次の記念イヤーはいつだろう?
生誕300年。それは、西暦2056年
そのとき私は91歳
再び、思い切り浸りたい。モーツァルトに。

というわけで、91歳でモーツァルトイヤーを迎えることにしました。91歳は1つの区切りであり、そこで終わるわけではありません。
が、漠然と「○○歳まで生きる」というよりは、その途中に道しるべがある方が私には向いています。

都合がいいことに、モーツァルトの音楽は、自律神経を整えて免疫力を上げることで知られています。
音楽療法でも用いられます。

今まで同様、栄養を含めた健康管理に気を配って、「91歳でモーツァルトイヤーを」と潜在意識に刷り込めば(これは量子力学でもあるようです)、きっとそうなるでしょう。

2017年6月10日土曜日

蛍の光は波? 粒子?

おはようございます。一昨日、那覇市の末吉公園というところで蛍を見ました。2回目です。市街地の真ん中で見れるんですねぇ。驚きです。

暗闇に浮かび上がる、ほんの一瞬の幻想的な光。が、あまりにも儚く消えてしまう。
瞬時のタイムスリップ! 純然と子供に戻った錯覚さえします。不思議です。蛍は。


さて、「光つながり」というわけでもありませんが、現在、並行して読んでいる本の1冊が量子力学です。
 「光は波なのか、それとも粒子なのか?」なんてことから始まって、いきなり難しい!
私にとっては 『マンガでもわからない量子力学』 としか思えません。

なぜ今、こんな本を手に取ったかというと、量子力学も栄養学とまったく関係ないわけではないこと。それ以上に、仕事の一つであるエネルギーバランス測定とは密接に関っている、と感じ取ったからです。

ともあれ、まだ読んでいる途中。多少でも理解できたらブログに書いてみます。

2017年6月6日火曜日

動的平衡

土曜日、Eテレ「SWITCHインタビュー達人たち」という番組で、生物学者の福岡伸一氏が音楽家・坂本龍一氏と対談をしていました。

福岡伸一氏は、ベストセラーとなった『動的平衡』の中で、タンパク質の同化(合成)と異化(分解)の均衡を保つことがどれほど重要かを解いています。

食べ物の種類、つまり食環境が私たち生物のありように大きな影響を与える。私たちの身体は、たとえどんな細部であっても、それを構成するものは元をたどると食物に由来する元素なのだ。
新たなタンパク質の合成がある一方で、細胞は自分自身のタンパク質を分解して捨て去っている。
なぜ合成と分解を同時に行っているのか?
この問いはある意味で愚問である。なぜなら、合成と分解との平衡状態が「生きている」ということであり、生命とはそのバランスの上に成り立つ「効果」であるからだ。

番組の中では、「生命現象は作ること以上に壊すことをやめない」「壊すことの重要性を認識しなきゃいけない」と、合成ばかりにクローズアップしがちな現代科学に警鐘を鳴らしていました。

私も最近の研修や講習で力を入れている部分です。分子栄養学で云う「タンパク質をしっかり摂る」ことの根拠であり、このことが分かっていないとタンパク質の学習が表面だけになってしまう恐れがあるからです。


ところで、対談の中で「音楽の起源は?」という話題がありました。それに対する福岡氏の見解がじつにユニークでした。おおよそ次のようなことです。

人間の体には元々音楽に近いものが存在している。心臓は一定のリズムで動いている。呼吸も通常は同じ間隔で繰り返している。脳波もそうだ。
これは生命の律動じゃないかと思う。この律動的な響き、つまり「奏でている」ということが生きているということでもある。
だが人間は、そんなことは忘れて日々を送っている。人間たちに生きていることを思いださせるために、外部で生命の律動を奏でようと試みたのが音楽ではないのか。

おもしろい! ロマンチック!
本当かどうかは知る由もありませんが、そういう発想が湧き出てくることが私には羨ましくてなりません。
狭い世界に閉じこもっていないで、もっともっと視野を広げる必要がありそうです。

この番組、10日午前0時(金曜深夜)から再放送があります。

2017年6月2日金曜日

梅雨の体調管理

おはようございます。昨日は、紫陽花(あじさい)を見るために、本部町の「よへなあじさい園」へ初めて行きました。
期待値をはるかに超えるスケールでした。30万輪の紫陽花が咲き誇っています。かつて見た鎌倉の明月院や長谷寺にも負けていません。
この紫陽花は、今年で満100歳になる、よへなウトさんが60歳くらいから40年掛けてコツコツ手入れをし、増やしてきたそうです。いやはや脱帽。
まさしく梅雨が似合う花です。

沖縄は梅雨の真っ只中ですが、北海道を除く本土では、これから梅雨入りします。
梅雨になると体調を崩す人を見かけます。自律神経のバランスが乱れて、だるい、頭痛、腹痛といった症状が現れやすくます。

梅雨時に体調が崩れやすくなる主な原因は、気温差です。雨が降ると急に気温が下がったり、雨があがってカラッと晴れると一転して温度が上がったりします。本土ではすでに真夏日を記録していますから、梅雨入りするとこの気温差が心配です。

同じ日でも朝夕は冷え込むことがあり、体温調整がむずかしくなります。沖縄の今年の梅雨は、比較的過ごしやすい日が多いのですが、早朝や夜は肌寒さを感じることもあります。
服を一枚持って出掛ける、など十分な体温対策を取ってください。