2019年4月20日土曜日

消化酵素

前回につづき、輸入サプリで特徴的なものを紹介します。
消化酵素のサプリです。

国内メーカーにも消化酵素のサプリはあるにはありますが、数がきわめて限られます。
理由の一つとしては、消化酵素の重要性が日本人にはまだ認識されていないことが挙げられます。

別の理由として、薬事法の取り決めから、一般食品であるサプリメントには「消化酵素」の表記ができないことがあります。
したがって、消費者への訴求が難しいのではないかと考えられます。

その点、アメリカ製の消化酵素サプリは豊富です。
上の2つは、私が飲んでいるものです。

左のパパイア酵素は、タンパク質の分解に特化したもの。千円以下で購入できます。
右のスーパーエンザイムは、タンパク質、脂質、炭水化物を全般的に消化するもの。
ちなみに「エンザイム」は酵素のことです。

「タンパク食品をしっかり摂っている」にもかかわらず、血液検査表を見るとタンパク不足が顕著である人は少なくありません。そのケースでは、消化器で十分に分解されていない可能性があります。
そういう人には、消化酵素のサプリはおすすめです。


2019年4月13日土曜日

グルタチオン

スカベンジャー系のサプリメント。最後にグルタチオンを紹介します。
グルタチオンは、グリシン、システイン、グルタミン酸の3つのアミノ酸を材料にして、体内で合成される物質で、最強のスカベンジャーとも言われています。

体内で合成できますが、年齢によって生産が減少したり、体質的に多くつくれない人もいます。
そういった場合に外から入れる、つまりサプリメントの登場となるわけですが、グルタチオンは国内では医薬品扱いになっています。

そこで、予防、健康維持で飲みたい場合には、輸入品を購入する必要があります。
これが、アメリカ製のグルタチオンサプリメントです。

上に記したように、グルタチオンは3つのアミノ酸で合成されています。
そうであれば、口から摂取しても胃や十二指腸で分解されて、腸から吸収されるときにはグルタチオンの構造は壊れているのではないか、という疑問もわいてきます。

しかし、3つのアミノ酸は、通常の結合(ペプチド結合)とは違う特殊な結合形態をとるため、消化器による作用を受けません。
医薬品でもあるのですから、そこは信頼できるでしょう。

一部の医療機関では、グルタチオン点滴という治療があります。
日本ではほとんど知られていないグルタチオン点滴ですが、アメリカではパーキンソン病患者の機能改善と、進行を遅らせるための治療として多くの施設で行われています。

国内でも、少しずつですが実施するクリニックが増えています。
グルタチオンが持つ強力な抗酸化作用を生かして、慢性疲労や全身の倦怠感、あるいは肝炎、脂肪肝、膵炎、がんなどの症状や病気に適用されています。

2019年4月6日土曜日

ビタミンA

もう一つ、スカベンジャー系のサプリメント、ビタミンAを紹介します。

上の写真の商品名は「カロテンA」と記されていますが、ビタミンAのことです。

正確に言うと、ビタミンAには2種類あります。
うなぎ、レバー、卵などの動物性食品に含まれる正真正銘のビタミンA。
もう一つは、にんじん、かぼちゃ、春菊などに含まれるカロテノイドが、体内で必要量だけ変換されるビタミンAです。

ビタミンAのサプリメントのほとんどは、後者のカロテノイドが含有されたものです。
カロテノイドには、βカロテン以外にも、αカロテン、ルテイン、リコピン、ゼアキサンチン、ベータクリプトキサンチンなどがあり、写真のサプリメントにはこの6種類すべてが含まれています。

ビタミンAの効用は、抗酸化作用のほかに、皮膚や粘膜の保護、視力の維持(夜盲症の予防)、上皮細胞の分化に関与(発がんリスクの低減)など、大切なものが目白押しです。
風邪やインフルエンザのウイルスも、はじめは粘膜から侵入しますので、予防のためにもビタミンAの摂取は重要です。

ビタミンAというと、よく過剰摂取(吐き気、めまい、頭痛など)のことが言われますが、うなぎやレバーを毎日食べ過ぎていないかぎりは、その心配はありません。
カロテノイドのサプリメントにおいても、体内の不足量分がビタミンAに変換するので、それで過剰になることはありません。

変換されない分については、それぞれが持つスカベンジャーとしての優れた能力を発揮します。

2019年3月30日土曜日

イチョウ葉エキス

スカベンジャー、第3弾はイチョウ葉エキスです。

イチョウ葉エキスには30種類のフラボノイドが含まれ、なかでも6種類の二重フラボノイドの抗酸化作用は強力です。
二重フラボノイドは、2つのフラボノイドが重なった成分で、それだけ活性酸素の除去能力を有するからです。

フラボノイドが働く場所は、とりわけ血管(なかでも毛細血管)です。血管の材料であるコラーゲン、血管の弾力性を維持するエラスチンの酸化を抑制し、結果として血流を改善します。

なかでも脳動脈の血流を促進させることから、記憶力の低下の抑制、アルツ ハイマー予防に効果があると言われています。
それ以外では、糖尿病性網膜症、耳鳴り、めまいの改善が期待できます。

イチョウ葉エキスはインスリン分泌にも影響を及ぼすため、糖尿病のある場合には医師と相談してから使用したほうがよいでしょう。
また、抗血液凝固促進作用があり、アスピリン(抗血液凝固作用)との併用には注意が必要です。 

2019年3月22日金曜日

松樹皮エキス

抗酸化サプリメント、αリポ酸の次は松樹皮エキス。

これは、フランス南部で生育する海岸松樹皮からの抽出物。多くのサプリメントは、ピクノジェノール(スイス・ホーファーリサーチ社の商標)の名前で販売されています。

OPC(オリゴメリック・プロシアニジン)ともいいます。

松樹皮エキスには40種類以上のフラボノイドが含まれ、強力な抗酸化作用を持ちます。
また、αリポ酸同様に、ビタミンCやビタミンE、さらにコエンザイムQ10の働きを助け、再生します。

とりわけ、血管に対してはすぐれた効用が判明しています。老化した血管を若返らせるほどの薬効を持っています。
さまざまな症状にも対応しますが、なかでも子宮内膜症や月経困難症など、女性特有の症状の改善に効果があると言われています。

私が知るかぎり、国内ではDHC社から販売されています。
小林製薬からは、ピクノジェノールと還元型コエンザイムQ10をミックスしたサプリメントが販売されています。
そんなに高くはありません。

2019年3月15日金曜日

α リポ酸

今回から、がん予防に効果があると思われるサプリメントを見ていきます。
琉球温熱では扱っているカテゴリーは随分前に取り上げているので、それ以外のものを紹介します。

がんを予防の大きな柱は活性酸素対策です。そこで、抗酸化作用が期待できる栄養素を摂取する必要があります。分子栄養学の大家、三石巌氏は、それをスカベンジャーと名付けました。
抗酸化作用があるサプリメントといえば、まずはビタミンC(水溶性)とビタミンE(脂溶性)です。
この2つは、抗酸化サプリメントの基本中の基本ともいえるでしょう。

それを前提に、プラスするといいのはαリポ酸

αリポ酸は、それ自体も強い抗酸化作用を持ちます。
が、それだけではなく、ビタミンCやビタミンEを復元し、血清濃度を維持する働きがあります。
ビタミンCとビタミンEを再生するということは、水溶性にも脂溶性にも働きかける能力を持つということです。

そういう意味で、αリポ酸はかなりのすぐれモノです。 

αリポ酸のもう一つの顔として、糖質代謝を促進して、2型糖尿病の症状を改善する(インスリン抵抗性の改善)ことが期待できます。
ヨーロッパでは、広く医薬品として用いられています。 

αリポ酸は反応性が高い物質です。反応性が高いとは、他の物質と化学反応を起こして、その物質自体が変化しやすいということです。
そのため、αリポ酸の摂取は、他の食物と反応しやすい食後ではなく、空腹時に飲むのがベターです。

推奨量は、1日に50~100mgです。


2019年3月8日金曜日

50代の読書

最近、世俗的で現代とマッチする小説を読みます。
そのなかで、垣谷美雨さんの作品が楽しく読破できます。
登場人物の年代が近いので、親しみが湧くのでしょう。

左の『老後の~』は、それほど蓄えが潤沢ではない50代夫婦が主人公。
見栄や世間体にこだわるあまり、娘のために分不相応な結婚式の援助をして数百万円を使ってしまう。
親の葬式には、同じ理由で祭壇や棺桶のランクを引き上げてしまい、あっという間に大金が飛んでいってしまう。
そうこうするうち、老後の資金も底をつき始め、「さあ、どうする」といった話。


何にお金を使おうが自由ですが、そのうちの少しでも良い食材やサプリメントに回すことができれば、間違いなく健康になるでしょう。



右の『 if 』は、「もしもあのときに戻って、そこからやり直せたら」の if
末期がん患者4人の物語。余命いくばくもない状況で、「あのとき」のことが悔やんでも悔やみきれず、もう1回やり直したい。では、実際にそれを叶えてみましょう。
そして、実際にやり直してみたら・・・(部分的にファンタジーです)。


残念ながら、がんになってしまった、という後悔のことではありません。
そんな内容では、小説としては面白くないでしょう。
けれども20年前に戻って、そこから予防に取り組んでいれば、この4人は多分がんには罹らなかったはずです。


強引な持っていき方ですが、次回のブログから、がんの予防に効果があると思われるサプリメントを紹介します。


余談です。垣谷さんの作品に『夫の墓には入りません』というのがあります。
私も、そう言われないように努力しなければ。