2017年4月18日火曜日

チョコレート③

おはようございます。 北海道産のジャガイモが不作のため、一部のポテトチップスが製造・出荷を停止しているようです。昔の私であれば無関係ではありませんでしたが、今では年に2~3回くらいでしょうか、縁遠い話になりました。

スーパーの店頭では県産のジャガイモが並んでいます。

出荷時期は決まっていて、2月から4月。生産量がそれほど多くはないので、どこでも見かけるというわけではありません。
もうすぐ時期が終わると、それに代わって北海道産で埋めつくされますが、今年はどうなるのでしょうか。



チョコレートの話を続けます。このチョコレートもお気に入りの一つ、Leonidas(レオニダス)のオランジェット。

細切りにしたオレンジの皮がビターチョコレートでコーティングされています。
Leonidasは、ベルギー王室御用達のチョコだそうです。


さて、チョコレートに含まれる砂糖は、そんなに多いのでしょうか。
それを確かめる前に、原材料表記の復習です。原材料表記は、原料(天然)の多いものから少ない順に、続いて添加物の多いものから少ない順へ、という配列でした。
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じっさいに、スーパーやコンビニ等で「砂糖」が何番目に表記してあるか確かめてください。
ほとんどの商品は、主原料であるカカオマスを押しのけて堂々1番目に記されています。「ビター」味のチョコレートでさえ、そのほとんどは砂糖がトップに位置しています。どこがビターなのでしょう?

おそらく、そうしないと日本人には苦すぎて食べられないのでは、と推測できます。
なんか、似たような話を何か月か前にブログで書いたような気がします。

ところが、数年前から本当に砂糖を抑えた高カカオチョコレートが登場しています。

○○%とは、全重量に対するカカオ豆の割合です。従来のチョコレートは、30~40%のカカオを含みます。それに対してカカオの含有量が70%以上のものを高カカオチョコレートと一般的には呼ぶようです。

あま~いチョコレートに慣れ切ってしまった人は、相当な苦みを感じるに違いありません。
が、次第に舌が慣れてくると、チョコレート本来のカカオマスの風味が口の中に広がってくるはずです。

95%は、さすがに苦くて閉口してしまいますが、中間の86%であれば何とか口にできます。72%は、ほんのりとした甘さが漂い、人気があるようです。
カカオ分が多いほど、ポリフェノールの含有量も多くなります。

カカオは脂質が多いため、エネルギー量は相対的に高くなります。「砂糖が少ない分、ダイエット効果がある」というのは勘違いです。
ともあれ、食べるならこういったものがお勧めです。

2017年4月14日金曜日

チョコレート②

 おはようございます。沖縄では、ほんの束の間かもしれない過ごしやすい日が続いています。車のウインドウを空けると心地よい風が吹き込んできます。
 こんなとき聴きたい音楽はボサノバ。
軽やかな気分を感じたいときには、そのシチュエーションを最高に引き立ててくれます。 



 チョコレートシリーズ、つづき。下の写真は「横濱煉瓦」というチョコレートケーキ。フォークとスプーンは本物ではなく、テーブルマットに描かれている絵です。
横濱煉瓦は、少し重いくらいに濃厚なチョコを使っています。好きな人は病みつきになるかも。


 さて、最近はこんなチョコレートも人気があるようです。

 乳酸菌は、ないよりあるに越したことはありませんが、こういうメーカーの目玉だけを見て飛びつかずに、それ以外の成分等も確かめなくてはいけません。
 ここのメーカーは、とりわけ注意が必要です。ウェブサイトを見ても、どこにも成分表示がありません!? このメーカーの商品については、また後日に登場します。


 ポリフェノール以外に、チョコレートに欠かせない成分としてテオブロミンがあります。テオブロミンはカフェインと似た作用を持ちます。
 脳の神経細胞を刺激して集中力を高めます。その刺激で、疲労して低下した記憶力を元に戻す効果も期待できます。
 とはいえ、集中力を高めるテオブロミンの効果はカフェインより弱く、コーヒーを飲んだほうがはるかに効果を得られます。
 
 テオブロミンには、脳を興奮させることによって、食欲を抑える効果もあるそうです。食前にビターチョコをひとかけら(5~10グラム)食べることによってダイエット効果もある、と言う専門家のコメントも見ました。
 が、これも一筋縄にはいきません。多くのチョコレートには、とんでもない量の砂糖が入っているからです。
(次回につづく)

2017年4月8日土曜日

チョコレート①

 おはようございます。「健康だよりNo.25」ができあがっています。
 
表面は屋比久先生の原稿で「ビタミンAとビタミンB群」。ビタミンAでは、関連栄養素としてβカロチンにも触れています。
裏面は私の原稿で「カルシウムについて」。カルシウムを摂っていれば骨が丈夫になるのか? その点について詳しく書きました。
本院および各加盟店で入手できます。


 突然ですが、チョコレートについて書いてみます。先週、博多で買ってきた生チョコレートがあまりにも美味しかったから。それだけが理由です。

 その生チョコはこちら。

その名も「チョコレートショップ」の生チョコ、「博多の石畳」。


 チョコレートは昔、飲み薬だった、と聞けば意外に思うでしょう。アステカやマヤなどの王侯貴族の間で、カカオからつくった”元気の出る薬”として飲まれていました。その飲み物はショコラテ(神の食べものの意味)と呼ばれ、非常に高価でした。
 その興奮作用は、1杯のショコラテで兵士は1日の行進に耐えることができる、と表現されるほど。今のチョコレートやココアと違って甘くはなく、チリペッパーはバニラを入れて飲んでいたそうです。

 現在でも、チョコレートはカカオの種(豆)からつくられます。カカオには、ファイトケミカルの1種、ポリフェノールが含まれます。
 ポリフェノールには、体を酸化させる活性酸素を取り除く効果があります。活性酸素による遺伝子の変化や、タンパク質の機能阻害、それらが引き起こす動脈硬化やガンの予防が期待できます。
 ポリフェノールにもいろいろ種類がありますが、カカオポリフェノールの抗酸化力はひときわ強いことで知られています。

 ポリフェノール以外にも、カカオ豆にはナイアシン(ビタミンB群)、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、食物繊維、アミノ酸、オレイン酸(オリーブオイルに多く含まれる脂質)、リグニンという食物繊維などが含まれます。
 したがって、チョコレートは ”本来は” 体によい食品であるわけです。
(次回につづく)

2017年4月2日日曜日

日本人は和食!

おはようございます。1週間ぶりのブログです。
先週は、親戚への訪問も兼ねて福岡に行ってました。
いいところをあちこち巡りました。もちろん、美味しいものも食べました。

けれども、もっとも心が満たされるのは、やはり人と会っている時間です。
生まれ故郷でもある久留米では、多くの親戚が集まって笑い転げるくらい楽しいひとときになりました。

久留米・筑後川の河川敷では、一面に広がる菜の花が。

とはいえ、ブログ的には食に関することを書かないとはじまりません。
3月末だというのにとても寒い日々でしたが、今回食べたかったのはラーメンでもモツ鍋でもなく、和食懐石です。

和食の最大の特徴は出汁(だし)である、ということが下の本に書いてありました。言うまでもないことですが。
洋食や中華にも「うまみ」を出す方法はありますが、油がほとんどないのは日本が誇る出汁くらいです。

おいしい出汁でこのところ全国区になっているのが、茅乃舎だし。
最近、こんな本も出ています。


茅乃舎だしを製造・販売しているのは、久屋本家㈱という福岡の会社です。
その久屋本家が食事を提供している椒房庵(しょうぼうあん)という店が、福岡にのみ2箇所あります。

椒房庵での食事が、大きな楽しみの一つでした。
だしで有名になった久屋本家ですが、はじまりは醤油の醸造。味噌や明太子にも徹底してこだわっています。
この銀だらは絶品でした。
器にもこだわってほしかった! というのが焼き物好きな私の感想ですが、それは贅沢というもの。

福岡にお出かけの際は、ぜひ立ち寄ってください。

2017年3月25日土曜日

サンゴも必要なのは栄養

こんにちは。昨日は、所用で八重瀬町の屋宜原加盟店におじゃましました。
閑静な住宅地の中にあるお洒落な住宅で営業しています。駐車場完備です。
ここのオーナーである知念富士子さんは、開業して13年目のベテランです。その経験値もさることながら、温かい人柄と温熱への人一倍強い想いをもって、日々施療に当っています。
本島南部の方は、ぜひ一度お出かけください。



前回は、霞んだ海の話になりましたので、今回は澄み切った青い海の写真です。
これでは、どこだか分かりませんね。
読谷村・残波岬です。

沖縄の海が本土のものと比べて青いのは、海岸に接するように広がっている裾礁(きょしょう)と呼ばれるサンゴ礁に由来していると言われています。
7色の太陽光線のうち唯一海面を突き抜ける青色光線が、裾礁に反射して青く見える、という説が有力です。異説もありますが、キレイであればどちらでもいいです。私は。

科学雑誌「NEWTON」2017年4月号(今号)にサンゴ礁に関する記事があります。
サンゴは、光合成によって生産される栄養を使って成長します。光合成を担うのは共生藻という藻です。
ところが、近年の海水温上昇でサンゴの白化が懸念されています。白化とは、サンゴの体内から共生藻が抜けて、文字通りサンゴ礁が白くなってしまう現象です。
これではサンゴに栄養が供給できません。生きていくのに栄養が必要なのは、人間もサンゴも同じです。(ちなみに、サンゴは植物ではなく動物です。)

いつまでもサンゴ礁が生育できる環境が保たれ、青い海を見続けたいと願うばかりです。

2017年3月21日火曜日

春の健康③

おはようございます。本院2階の研修室からの眺めです。ここで研修を受講した方には懐かしい光景かもしれません。

遠くには北谷の海(東シナ海)が見えます。

春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな  与謝蕪村

と言いたいところですが、雲一つない青空にもかかわらず、なんだか海が霞んでいます。
これは黄砂? ということで、今回は黄砂とそれが運んでくる物質の話を。

春になると、本土の多くの人を悩ますのがスギ花粉です。
これについても記述したいのですが、アレルギーのことを書き始めると、それだけで数回シリーズになってしまいますので、今回はもう一つの飛散物 PM2.5 を取り上げます。

春は、黄砂に乗ってPM2.5という汚染物質が観測されることが多くなります。黄砂は、中国の黄土地方の細かい砂を低気圧が空高く巻き上げ、それが偏西風に乗って日本までやってきます。
上空に巻き上げられた黄砂のうち、粒の大きいものは中国国内に落下し、日本に飛来するものは直径4μm(0.004mm)前後の非常に小さいものです。

一方でPM2.5は、大気中に浮遊している更に小さな2.5μm(0.0025mm)以下の粒子の総称です。髪の毛の太さの1 / 30 くらいの大きさです。


その発生源は、工場や自動車からの排気ガス、暖房などで使用する石炭の燃焼物、建材で使われるホルムアルデヒドアスベストなどがあります。
PM2.5には、そういった排出物単独のものと、それらに含まれる硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)等のガス状大気汚染物質が、大気中で化学反応して粒子化したものとがあります。

肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器だけではなく循環器への影響も懸念されます。
PM2.5に対する有効な対策は、正直なところありません。これだけの小さな粒子なので、マスクをしても防ぐことはできないでしょう。
予報値が大きいときには出来るかぎり外に出ない、くらいしか思い当たりません。
気をつけましょうね。

2017年3月17日金曜日

春野菜②

おはようございます。那覇空港の近く、瀬長島のウミカジテラス(オープンテラスモール)に行きました。
飲食店を中心に、30前後の個性的な店舗が集まっています。

入ったのはタコス屋。食べたのは、豪快に卵をかぶせたオムタコ
こういう所に来てもタンパク質のことを意識してしまうのは職業病、いや骨の髄まで染みついてしまったのかもしれません。


春野菜のつづきです。
菜の花。あまり野菜というイメージはないかもしれませんが、春野菜のなかでも栄養価が高く、葉も茎も食べることができます。
ビタミンはビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2など、ミネラルはカルシウム、鉄などを含み、食物繊維も豊富です。
菜の花はアブラナ科の仲間に入ります。アブラナ科というと、前回のブログに登場したキャベツもそうです。
キャベツと同じように、菜の花にもイソチオシアネートがあります。イソチオシアネートは、近年がん予防に効果があるのでは、ということでも注目されています。

たまねぎ。ビタミン・ミネラルに関しては、ビタミンC、B1、B2以外に特筆すべきものはありません。が、たまねぎといえば硫化アリルやアリシンといったイオウ化合物のファイトケミカルです。
硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を助ける、発汗を促進する他、さまざまな作用を持っています。アリシンは、リンパ球の一つ、NK細胞を活性化させて免疫を引き上げます。
不思議なのは、生ではあんなに辛いのに、煮込むと柔らかい甘みが出ること。上手に生かせば、調理用の砂糖を減らせます。

最後はニラです。ニラは体を温め、胃腸の働きを促進し、滋養強壮によいことで知られています。栄養素はβカロチン、葉酸、ビタミンK、カリウムなど。たまねぎと同じくアリシンが含まれます。
ニラ特有の働きとして、駆瘀血作用があります。これは、汚れたドロドロの血液を浄化して循環をよくする働きです。

このブログを見ている人は、日々卵をしっかり食べていることと思います。ニラは卵との相性が抜群です。卵焼きに刻んだニラを混ぜると、なかなかの一品になります。
オムタコにニラは勘弁してほしいですが。