2016年8月23日火曜日

体に必要な栄養素

おはようございます。私は、加盟店の窓口を担当したり、今月からはエネルギー測定を始めたこともありますが、今の仕事をしていると、まだ知らぬ病名を耳にすることがあります。

先日はじめて聞いたのが、オスグッド症オスグッド症とは、小学校高学年くらいから高校生くらいまでに多く発症する膝の関節痛です。
膝のおさらの少し下の部分がポッコリ膨らんで、押すと痛みが走ったり、走ったりジャンプしたり、または屈伸すると痛むのが特徴です。サッカーやバスケット、テニス、バレーなど、脚を酷使するスポーツをしている子供に多く見られます。
原因は、運動による疲労の蓄積によるものと考えられています。

しかし、激しい運動をする子どもは、昔も今も変わらずにいます。昔はほとんど聞かなかったはずのオスグッド症が、なぜ現代は増えているのか。では、昔と今の違いは?
 そう考えたときに、まず頭に浮かぶのが、食べものの違いです。あくまでも私見ですが、現代の食生活の崩れ、必要な栄養素の欠乏が関係しているような気がします。

 筋肉の材料は、いうまでもなくタンパク質です。関節軟骨の成分であるコラーゲンもタンパク質です。成長期の子供は、タンパク質をしっかり摂らなければいけません。激しい運動をする場合は、タンパク質が壊れるスピードも速いので、それだけ多めに摂る必要があります。
そのタンパク質の合成、代謝に働くのが、ビタミンミネラルです。材料(タンパク質)があっても、ビタミンとミネラルが不足しては、丈夫な体はつくれません。

共働き世帯が増加し、それに伴い便利な食品や食事が普及しました。つまり、冷凍食品、インスタント食品、レトルト食品、あるいはファミレス、コンビニの弁当や総菜です。これらの食品や食事には、タンパク質はきわめて少なく、ビタミンとミネラルはほぼないと思ってよさそうです。
こういった食品を日頃から多用していると、次第に体の材料が欠乏します。

オスグッド症対策にかぎらず、成長期の子供には、体の材料となる栄養素を十分に摂ることが何よりも大切です。

2016年8月20日土曜日

塩と高血圧

 おはようございます。相変わらず暑い日が続きます。
というわけで、またまた涼しげな写真を。

 
































 
 やんばる(国頭村)にある比地大滝です。たぶん、10年くらい前に行ったときの写真だと思います。
 一旦沖縄に住み着いてしまうと、ここまでのドライブが、はるか遠いものに感じます。
 

塩に関する話を続けます。
減塩をする理由は、ナトリウムの摂り過ぎによる血圧の上昇であると思われます。塩辛、たらこ(明太子)、梅干し、ラーメン、スナック菓子 etc.  こんなものばかり食べていては、高血圧になる可能性もあるでしょう。
が、正確にいうと、高血圧は単に塩(ナトリウム)の摂り過ぎということではなく、ナトリウムとカリウムのバランスの崩れからくるものだといえます。

 引き合いに出される話があります。冷蔵庫が普及する前の時代、寒さが厳しい北国、雪国の冬は、野菜が収穫できず冷蔵もできないため、漬け物など塩蔵品を食べることが多かったようです。そのためナトリウム過剰摂取となり、高血圧患者も多かったといいます。

その中で、ある県の高血圧患者数は全国平均並みでした。
青森県です。青森県は、ご存知りんごの名産地。しかも、りんごの収穫期は秋から冬です。つまり、ナトリウム摂取もそれなりに多かったと思われますが、りんごからカリウムをしっかり摂取することによって、両者のバランスが保たれていたのだと考えられます。

ナトリウムとカリウムの比率は、0.6:1が望ましいと言われています。
 やれ「1日8g」だの、「いや6g」とか神経質になりすぎる必要はありません。カリウムをたっぷり含む野菜、果物、海藻類などをしっかり食べて、前述した塩分が多い食品さえ食べ過ぎなければ、ナトリウムとカリウムのバランスは適正に維持できるはずです。 

2016年8月15日月曜日

岩塩

おはようございます。岩塩を買ってみました。



















岩塩は、もともと海だった部分が近く変動を繰り返して陸地となり、何万年もの年月を経て塩分濃度が濃くなり、できあがった堆積層の地中に埋もれた岩のように固い塩のことです。気が遠くなるような歳月です。

古代インドでは、岩塩は薬効効果があるといわれてきました。じっさいにアーユルヴェーダ(インド医学)では、岩塩は直接肌につけるものとして使われています。その理由として、岩塩には不純物がほぼ入っていないことが挙げられます。

ただし、栄養価という点では、海塩と比べてすぐれてはいません。むしろ、ナトリウム以外のミネラルはほとんどありません。
栄養というよりは、肉や魚など、素材そのものの旨みを引き立てたいときに使うようです。料理通の人は一度試してみてください。

我が家では、先日ゴーヤーのてんぷらに岩塩をかけてみました。














 一見すると、てんぷらのようには見えませんが、衣は薄~くしています。
ゴーヤーチップスのような食感になりました。


 さて、塩といえば、もうとにかく減らすことに血まなこになっている人を見かけます。
 もちろん、摂り過ぎはいけません。干物や塩辛、明太子、梅干し、ラーメンにポテトチップ。こういったものばかり食べていれば、高血圧をはじめとして体へのダメージが懸念されます。

 が、塩は人体にとって欠かすことのできない大切な役割をいくつも持っています。
 消化液(とくに胃液)の分泌を促進して消化管の蠕動運動を高める
・血管や心臓内壁に付着している老廃物を溶かして血管の老化を予防する
・神経伝導に働き、とくに脳神経系を活性化する
内臓全般の機能活性化 
・筋肉の動力源
胆汁の生産に関与
・体温保持作用
体のペーハーの調整(弱アルカリに働く)

おもだったものを挙げると、こうなります。よい塩を適量とるように心掛けてください。
高血圧を気にして「1日8g以下で」とか「いや7g以下だ」ということに神経質になる必要はありません。野菜、果物、海藻類などからカリウムをしっかり摂っていれば、高血圧のリスクは下がります。
これについては、また後日書いてみます。

2016年8月10日水曜日

かぼちゃと玉ねぎ

おはようございます。写真は自家製パンプキンスープです。














玉ねぎをたっぷり入れています。玉ねぎを炒めることでスープ全体に甘みを引き出しています。
 スープカップは、ちょっと贅沢気分を出したいときに使う
WEDGWOOD。高級フレンチに行かずとも、十分にその味を堪能できます。

 かぼちゃと玉ねぎの栄養価を記述しておきます。

[かぼちゃ]
 なんといっても、かぼちゃはビタミンEの含有量が野菜の中でトップクラス。ビタミンEに加えて、βカロチンαカロチン(βカロチンよりも抗酸化作用が強い)も豊富で、活性酸素を除去する作用にすぐれているといえます。
 ビタミンEもβカロチン、αカロチンも脂用性ですので、ドレッシングなど油と一緒に摂ると吸収が高まります。
 ついでにいうと、「わた」の部分には、カロチン含有量が果肉の5倍ほどもあるそうです。種を掻き出すなど手間が掛かりますが、時間のある方は煮物やスープなどに入れるなどして、大いに活用してください。

 かぼちゃ以外でβカロチンやαカロチンが多い野菜として、にんじんが挙げられます。にんじんのβカロチンやαカロチンは、とくに皮に豊富ですので、ぜひ皮まで食べてください。
 かぼちゃが含むそれ以外の栄養素は、ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウム(比較的多い!)などです。
 

[玉ねぎ]
 玉ねぎを切ったときに出る揮発性の刺激成分の元は、硫化アリルの一種、アリシン。硫化アリルは抗酸化作用や殺菌作用のほか、血液凝固を遅らせる働きがあり、高血圧や動脈硬化など生活習慣病の予防に役立ちます。
 もう一つ大切なことは抗がん作用。アリシンはリンパ球の仲間であるNK細胞(つねに体内をパトロールし、ガン細胞やウイルスなどを見つけると攻撃を仕掛ける)を活性化します。

 ほかにはビタミンB1、B2、Cを含み、少量ながら腸内環境を整えるオリゴ糖もあります。3つのビタミンは水溶性ですので、あまり水にさらすと流れ出てしまいます。
 玉ねぎは、繊維と直角に(繊維を切断するように)薄く切ると、辛みが飛び、薬効成分が増加するようです。

2016年8月4日木曜日

常温ブーム

 おはようございます。「健康だよりNo.22」ができあがっています。














  表面は屋比久先生の原稿で「タンパク質とビタミンB6」。タンパク質の代謝に欠かせないビタミンB6に関しての詳しい説明です。
裏面は私の原稿で「ビタミンB群について」。屋比久先生が言及したビタミンB6以外の7種類を中心に書いてみました。
ビタミンB群は、一般にはビタミンCほどの認知度がありませんが、その効用の種類や人体に及ぼす影響は、けっしてビタミンCにも負けていません。
この機会に、ビタミンB群への理解を深めていただきたいと思います。
本院および各加盟店で入手できます。


 昨今、健康意識が高い人の間で常温飲料が静かなブームを呼んでいるそうです。


 
















 もちろん、喜ばしいことです。冷えの原因は、冬よりは夏につくってしまうと言われています。
 冷たすぎるものの飲み過ぎや食べ過ぎ、低すぎるエアコンの設定温度、若い女性の肌の露出し過ぎというのもあるかもしれません。
 なかでも冷たすぎる飲み物は、胃を通過してダイレクトに腸を冷やしてしまいます。免疫の要である腸を冷やしてはいけないことは、皆さんはもう理解されているはずです。

飲食店で出てくる水は、ほぼきまって氷入りです。私はもちろん常温派ですので、これには閉口してしまいます。
 そんな中、先月施療したお客様の話・・・
 その方は、沖縄市で沖縄そば店を営んでおられます。腸を冷やしてはいけない、ということをよく勉強されているので、私が「では、お店で出す水は?」と尋ねたところ、「もちろん、常温です」との答え。

Bravo!

   もう一つ、ビールの話し。ビールを氷のごとく冷やして飲むのは、日本とアメリカなど数カ国程度だそうです。ビールの本場ドイツでも、10数度くらいのほどよい温度で楽しむと聞いています。
 そして、お隣りの中国では、長年ビールを常温で飲む(!?)習慣があったようです。ここが歴史の差ということなのか、おそらく「腸を冷やしてはいけない」ということを経験的に理解していたのではないでしょうか。
 まったくもって驚きです。

 そんな中、やはり先月施療した大阪の男性(48歳)の話・・・
 その方は、小さな病気がきっかけで、自身の健康について真剣に考えるようになりました。いろいろ勉強をしているさなか腸の大切さに気づき、腸をいたわる一環としてビールを常温で飲み始めたそうです。
 同僚など周囲からは奇異の目で見られますが、どこ吹く風と聞き流し「自分の健康は自分でしか守れない」とおっしゃっていました。

 Great

2016年7月30日土曜日

50代は上り坂?

 こんにちは。今勉強していることから、興味深かったものを1つ紹介します。















上のグラフは、知能が年代ともにどういう曲線を描きながら発達し、また衰えていくのかを示しています。
青い線流動性能力といい、新しい環境に適応する際に働く能力です。年齢とともに発達し、50歳ころにピークを迎えたあと、60歳代まではある程度のレベルを維持して、その後は下降線をたどります。

赤い線結晶性能力といい、学習や経験に基づく能力のことです。学習や経験の積み重ねで仕事力や生活力を上げていくときに必要なもので、こちらのほうがより重要です。
結晶性能力は50歳を過ぎてもまだまだ上昇し続け、60歳を過ぎてから流動性能力よりも緩やかなペースで低下し、80歳くらいまで高いレベルを維持します。

もちろん、これはポテンシャル(潜在的能力)に過ぎません。結晶性能力が、じっさいに50歳を過ぎても上昇するのか下降するのかは、本人が50代を上り坂と思うか、あるいは下り坂と思うのかで違ってきます。
そして、何より日々の活動内容と努力次第です。


51歳の私は、もちろん勇気づけられました。できるならば60歳以降の赤線を真っすぐ伸ばして、80歳くらいまでは上り続けたいと願っています。

2016年7月27日水曜日

知は力なり

  おはようございます。前回取り上げた週刊誌AERA「食べていい悪いの境界線」の中には、発がん物質アクリルアミドの記事もありました。
  アクリルアミドは、でんぷん質を含む食材を高温調理したときに発生するといわれる発がん物質です。

この記事によると、アクリルアミドが発生する温度は120℃以上と書いてあります。120℃以上ということは、「揚げる」だけではなく「炒める」もNGだということ。
しかし、それでは毎日の食事が成り立ちません。「煮る」「茹でる」「蒸す」それに「生」だけでは味気ないです。

 ここで大切なのは、少しでも量を減らす、ということに尽きます。
 必要以上に高温にしない野菜は短い時間でサッと炒める、これだけでも相当減らせます。とくに、天ぷらの揚げる温度が160℃なのか170℃なのかで、アクリルアミドの発生量がかなり違ってきます。
 それ以外は記事に掲載されていたものを参考にしてください。




 発がん物質や添加物の摂取をゼロにすることは、もはや現実的ではありません。それでも、知っていれば大幅に減らすことは可能です。

やはり「知は力なり」であって、「知らぬが仏」では済まされません。